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なーお さんの日記

 
2006
7月 11
(火)
06:15
[Audio]清水の舞台からPart2
本文

まず前置きです。
帰郷したての2?3日、仕事はお休み中です。m(. .)m

dc61.jpg

紆余曲折悩んだ挙句、AUDIO UNION千葉店で、買ってしまった。 中古D/Aコンバーター  Accuphase DC-61
1996年発売で、当時の定価は300,000円 という、夢にまで見るAccuphaseの高級セパレート機であります。 それを昨日、中古で119,000円。  (昨年の9月に、新品AMP MARANTZ PM-14SA ver.2 清水の舞台から飛び降りる覚悟で135,000円で買ったばかり・・この連鎖反応は、相当イカンですなあ。 家内に相談しましたが、これ以降はもう当分だめです、との御達しが下されました。)

【背景】
現役で活躍中の我が家のCDプレーヤー、DENON DCD-1515AL、  1994年9月発売、 当時の定価66,000円。 普及機クラスの中では頑張っていた機種ですが、今となっては音の解像度や分離、透明感など、アンプや 3D-subakoのランクからするとだいぶ聴き劣りするものとなっていました。
更に、先週日曜日に行った、suisyuさん宅での関西オフ会で聞いたNorahJonesのCDの音が、3D-subakoでは出なかったという現実。 こんなはずでは・・ 方舟では鳴ってたのに・・ きっとCDプレーヤーと部屋の差が大きいのだ。。そうに違いない。

ここで新品のSACDプレーヤー(候補としては、定番の MARANZ SA-15S1など)に行ってしまうのも手ですが、 市場タイトル数の少ないSACDに頼るより、今持っているCDがもっと良い音で聞けるようにD/Aコンバーターを買ってはどうか? うまくすれば、以前の記事の ミュージックサーバー構想 にも使える、 一石二鳥なわけです。

【他の案】
今更、拡張性のない48KhzまでのD/Aコンバータを買った理由ですが。。 いやー、色々調べて悩みました。 世の中にはもっと高ビットレート対応で新品でも結構評判の良い物があります。 例えば、 Benchmark DAC-1とか。 
パ ソコンからの接続を狙った場合、ピュアオーディオ用のDAコンバータだと、P/SDIFデジタル入力のジッターレベル(クロック誤差のようなもの)が± 50ppm以内でないとダメで、パソコンのUSBオーディオの±1000ppmクラスではだめだという記事も見たし、DAC-1に傾きかけたんですが。。  高ビットレートにアップコンバートして入れようなんて思ったら、それこそ50万円コースですのでとても踏み込めませんからねえ。

【試聴して】
自宅からCDプレーヤーを車に乗せて行きました、AUDIO UNION千葉店。 ここでCD-61を試聴したら、そんな悩みは吹っ飛びました。 

まずはCDプレーヤー単独と、CDプレーヤー →(光) DC-61 との比較で聴きました。 スピーカーは、 DALIのIKON1でしたが、ホールトーンが余り聞こえないスピーカーでしたので、差がわからない。。
自宅でFE88ES-Rの自作SPで聴いている、と告げたら店の人が良く知っている人で、スピーカーを中高域がコアキシャルの PIONEER S-A77TB に変えてくれました。 値段はそこそこですが、中高域は割と聴きやすい音でした。 低音は主張が強くて好きになれませんでしたが。

そして聴いた、 Norah Jonesの 「Come Away With Me」 やBrianBronbergの「Chameleon」 いやー、その差は歴然としてました。 全ての音の分離が桁違い。 Norahの声のきつ いところの歪っぽさがなくなって、 Bronbergのベースとバスドラムがねちっと絡んでいたところが見事に分離しまして。 そこで思いました、 「これは3D-subakoで聴いたら、もっと差が出るゾ」と。

途中、単体ユニバーサルプレーヤー Luxman DU80 (定価 630,000円)に変えてもらって比較しましたが、だいぶ近いものがありますが、DCD-1515AL+DC-61のほうが解像度が高かったです。 心配もなくなり、購入決定。

【自宅で聴いて】
今までの音は、ずいぶん霞がかかっていたんだなあ、というほどの解像度・分解能で す。 試聴でイヤだった低域の主張はなくメロディーラインを邪魔せず、出て欲しいところでは深く響きます。 また、今までギターの低いほうやピアノとサッ クスの中音などで解像度が低かったので、 「これはsubako君のダクト放射の悪影響かナ」と思っていたのですが、これもすいぶん改善されました。
少々大げさかもしれませんが、ようやく音楽を聴いて感動できる音になってきたと思います。 それほど今回の投資は劇的な変化をもたらしてくれました。 やはり、音の入口はとても大事だった。(本当の入口はCDトランスポートだけど。)

今後は、床に転がしてある機器のセッティングと、部屋の改善をコツコツと、お金をあまりかけずにやってゆこうと思います。

【ミュージックサーバー】
冒頭で書いたように、ジッターレベルの関係でできないと思っていた、PCの USBサウンドアダプタ -> 光 -> DC-61 でのDA変換が、できることがわかりました。 
音はレンジも狭くそれなりなんですが、やはりサウンドアダプタ内部でデジタルパススルーになっていないせいかもしれません。 でもこれで一応、ミュージックサーバー構想に一歩踏み込むことができました。 (祝)

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コメント一覧

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地蔵   投稿日時 2006/7/13 22:43
なーおさん今晩は。
関西オフ会ではお世話になりました。
「ハマー」作者の地蔵です。
Accuphase DC-61を買ってしまわれたのですね。
DAコンバーターとは良い選択ですね。
デジタル音源の基礎中の基礎になる部分ですから、この投資は無駄にならないと思います。
ますますsubako君を聞いてみたくなりました。
関西オフ会でお聞きになった音を憶えていて、ご自宅のsubakoと比較できるというのはスゴイ!
私には到底まねできません。
オフ会で皆さんのスピーカーの音に真摯に耳を傾けられていた姿が思い出されて、なーおさんのオーディオにかける静かなる情熱のようなものを感じております。
でも趣味にお金を使いすぎると私のように細君に見放されてしまいますよ・・・。
これからもお互い道を究めるためにがんばりましょう!
なーお  投稿日時 2006/7/14 0:25
地蔵さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

スピーカーに情熱をかける分、他の部分も無理してでも納得のゆく物を選びたい、との気持ちが強くて、だめですねえ。今回は誘惑に負けました。
3ヶ月間の長期出張の揺り戻しだと思えば、少したつと落ち着くと自分で言い聞かせています。(笑)

今日、3D-スパイラルご本家のTakenakaさん宅に再訪問してきました。 ここでもきちんと鳴っていたのでひと安心でした。


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