なーお さんの日記
2005
12月
24
(土)
00:18
本文
次期スピーカーの「3D-ELBOW-R2」仕様を概略決めました。
検討済の2重管型スパイラルは取りやめ、頭部箱型の単独スパイラルに変更です。
色々考えて、やはり平べったい形の方がホーンとして見た時の低音増幅効果のサービスエリアが広いと推測しました。 その分、バスレフとして見た時のダクト共振周波数を低い方に持っていっても谷間は出来づらい。
また、心配していたホーンの低音限界ですが、ホーン広がり係数を十分小さい値にすることで実用上回避できると考えました。 (K値=1.03/10cm)
空気室容積:3.6L (形状=箱型)
スパイラル径:VP200使用、195mm
スパイラル長:26cm
スロート入口高H0:4.5cm
スロート面積S0:37cm2
ホーン出口面積S1:61cm2
音道回転回数:2.75回(スパイラル巻回数:3.75回)
ホーン長(スパイラル外径基準):169cm
バスレフとしてのダクト共振周波数fd(スパイラル外径基準):42Hz
fd(ダクト内空気容積基準換算値):45Hz
一応、計算もしています。 図外ですが、スパイラル部分のエクスポネンシャル計算が面倒ですネ。
そして、スパイラル自体の径・長さとも大きいので、1本あたり平型キャプタイヤケーブルが19m必要! 巻くのが大変だー。 でもとにかく実験して音を出してみたい。 このサイズで40Hz以下を再生させてみたい。
年明けは1ヶ月間の出張なので、年内に作ってしまいたいですなあ。
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Re:構想変更:3D-ELBOW-R2
(kumasan, 2005/12/24 17:17)
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Re^2:構想変更:3D-ELBOW-R2
(なーお, 2005/12/24 23:50)
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Re^3:構想変更:3D-ELBOW-R2
(kumasan, 2005/12/25 13:57)
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Re^4:構想変更:3D-ELBOW-R2
(なーお, 2005/12/26 0:04)
kumasan
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投稿日時 2005/12/24 17:17
≪ 平べったい形の方がホーンとして見た時の低音増幅効果のサービスエリアが広い
これは理論的にはどういう理由からなのでしょう?バックロードに関してぜんぜん知識が無いものでホーンの動作原理が良くわかりません。よかったら教えてください。
本家Takenakaさんの試作機でも平べったいのが低音を伸ばしているように見えましたし、効果があるような気がしてきました。
これは理論的にはどういう理由からなのでしょう?バックロードに関してぜんぜん知識が無いものでホーンの動作原理が良くわかりません。よかったら教えてください。
本家Takenakaさんの試作機でも平べったいのが低音を伸ばしているように見えましたし、効果があるような気がしてきました。
なーお
投稿日時 2005/12/24 23:50
kumasan、こんばんは。
4連ダクトの方の製作は、順調ですか?
こちらはやっと、キャプタイヤ3巻を終えたところです。(あと10巻やらねば。涙) 今回のスパイラルは大作のため製作で失敗したくないので、Akkieさん流「必殺タコ糸ぐるぐる巻き地獄」工法でトライしています。 但し、タコ糸ではなく紙の組みひもを使ったり、巻数が多いので時間節約のために5分間型のエポキシ接着剤を使用しています。 いやあ、この方法はビスガイドなど使わなくても確実に出来そうです。 改めて、Akkieさんに感謝!
それと、「平べったい形の方がホーンとして見た時の低音増幅効果のサービスエリアが広い」と推測した件ですネ。。 これはバックロードの原理にも当てはまらず、理論的には何の裏づけもないのですが、スパイラルダクト内の空気の「ぐるぐる回って振動する」挙動が、ダクト径の内径/外径比が大きい方が、特性が顕著に出るのではないか、という直感です。 自分が空気になったつもりでダクトの中を振動しているような想像をしてみて、何となくそんな気がしまして。
周波数の高い中低域あたりでは内側か外側に偏って通っていくような・・ そしてバスレフダクト共振あたりまで周波数が低いとダクト全体で震えるような。。
あとは、スパイラルの外形が大きければ、ダクト出口での空気の「空振り」が減って伝達効率が上がると思うことですかね。
まあ、今回の実験の結果で、その辺の想像が合っているのか間違っているのかが判ると思います。 理論の裏づけは、その後にまた考えます。
4連ダクトの方の製作は、順調ですか?
こちらはやっと、キャプタイヤ3巻を終えたところです。(あと10巻やらねば。涙) 今回のスパイラルは大作のため製作で失敗したくないので、Akkieさん流「必殺タコ糸ぐるぐる巻き地獄」工法でトライしています。 但し、タコ糸ではなく紙の組みひもを使ったり、巻数が多いので時間節約のために5分間型のエポキシ接着剤を使用しています。 いやあ、この方法はビスガイドなど使わなくても確実に出来そうです。 改めて、Akkieさんに感謝!
それと、「平べったい形の方がホーンとして見た時の低音増幅効果のサービスエリアが広い」と推測した件ですネ。。 これはバックロードの原理にも当てはまらず、理論的には何の裏づけもないのですが、スパイラルダクト内の空気の「ぐるぐる回って振動する」挙動が、ダクト径の内径/外径比が大きい方が、特性が顕著に出るのではないか、という直感です。 自分が空気になったつもりでダクトの中を振動しているような想像をしてみて、何となくそんな気がしまして。
周波数の高い中低域あたりでは内側か外側に偏って通っていくような・・ そしてバスレフダクト共振あたりまで周波数が低いとダクト全体で震えるような。。
あとは、スパイラルの外形が大きければ、ダクト出口での空気の「空振り」が減って伝達効率が上がると思うことですかね。
まあ、今回の実験の結果で、その辺の想像が合っているのか間違っているのかが判ると思います。 理論の裏づけは、その後にまた考えます。
kumasan
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投稿日時 2005/12/25 13:57
4連ダクトの製作は、昨日一日中やってまして、8個巻き終えました。たくさんあるのでケーブルを30m買ったのですが、結構余りました。なーおさんのは、1本あたり平型キャプタイヤケーブルが19m必要と、そっちのほうが大変そうですね。
たしかにスパイラルの外形が大きいほうが低音が出そうですよね。私もスロート面積大きめでの設計です。4分割ですが、振動板面積と同じにしました。
いろいろと実験段階である3Dスパイラルはおもしろいですね。
たしかにスパイラルの外形が大きいほうが低音が出そうですよね。私もスロート面積大きめでの設計です。4分割ですが、振動板面積と同じにしました。
いろいろと実験段階である3Dスパイラルはおもしろいですね。
なーお
投稿日時 2005/12/26 0:04
祝! スパイラル8個製作。
こちらの方は、まだスパイラル製作中です。
19mものキャプタイヤが必要になった訳は、ホーンロードを十分にかけるために空気室容積を小さめのままにしていますので、その分ダクト長を長くしなければならず、径x長さで相乗的に物量投入が必要になりました。
また、空気室容積よりも、ダクト内の空気容積の方が大きくなってしまいました。 これで本当にバスレフとして振動してくれるのか、少々疑問もあったりします。(笑)
> いろいろと実験段階である3Dスパイラルはおもしろいですね。
判っていない事が多い今が実験でいろいろ確かめられるので、3D-スパイラルホーンスピーカーの一番の楽しい時ではないかな?。
こちらの方は、まだスパイラル製作中です。
19mものキャプタイヤが必要になった訳は、ホーンロードを十分にかけるために空気室容積を小さめのままにしていますので、その分ダクト長を長くしなければならず、径x長さで相乗的に物量投入が必要になりました。
また、空気室容積よりも、ダクト内の空気容積の方が大きくなってしまいました。 これで本当にバスレフとして振動してくれるのか、少々疑問もあったりします。(笑)
> いろいろと実験段階である3Dスパイラルはおもしろいですね。
判っていない事が多い今が実験でいろいろ確かめられるので、3D-スパイラルホーンスピーカーの一番の楽しい時ではないかな?。
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