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日記一覧

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3月
5 (日)

紆余曲折ありまして色々考えた末、月間stereo誌スピーカーコンテストへの応募は見送ることにしました。 応援してくださっていた方々には申し訳ありません。  

応募を見送る理由は、

1、3D-subakoはコンテストに応募できるスピーカーではないこと。
 コンテストで本選に出て評論家諸氏や工作先輩方に音を聞いていただくための苦労が、自分がこれまで3D-subakoに注いできた音作りと違うということを実感しています。
 3D -subakoの利点と欠点を承知の上でコンテスト用に設計し直すのならまだしも、現状の3D-subakoにパッチを当てて万人が納得する向きの音に整 えて、「これが3D-スパイラルを使ったSPとして私が現時点で出せる精一杯の結論」と未練がましく言いたくないのです。
 やはり3D-スパイラ ルにも利点があれば欠点もあります。 バックロード動作を強めたスパイラルとしたことで解消された欠点もあれば、より強調された欠点もあって、それらの消 化不良の段階でコンテストに出すのは、私の本意ではありません。 たとえ本選に選ばれる可能性が万に一つしかないとしても。
 出すとしたら、3D-ロボット君と3D-subakoから得られた多大な知見を元に、今回のレギュレーション的に評価されそうな、コンテスト用に新設計したもので臨みたいと思いました。

2、自由になる時間の不足。
 4月初めより6月中旬まで長期出張となりますので、3月末までに製作・調整作業を完成して応募しなければなりません。 それ以前にも仕事の山を一つ超えねばなりませんので、実質的に自由になる時間が不足しています。

3、コンテストへの取り組み姿勢の間違い
 3D-subakoの音だしをしてからコンテストへの応募を一旦決めた時までは、心の余裕を持って楽しく取り組めました。 しかし、応募を決めてからは一転して3D-subakoのネガを消すという後ろ向きの、楽しみとは相反する作業が待っていました。
 これも時間に余裕があればまだ良いのですが、上記の時間的制約の中では焦りも手伝って家族サービスに時間を割く余裕すらなくなりそうです。 これでは趣味で取り組んでいる自作オーディオが、家族の中で自ら市民権を放棄したようなものです。

 以上のような要因が重なって、今回はリセットするしか無いと結論付けました。 この経験は今後の自作活動に大いにプラスになると思いますし、またいつか機会があれば挑戦したいと思っています。

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9月
7 (日)

応募書類も提出したので、この音で確定です。
評価用にZOOM H2nで録音してYoutubeにアップしました。
昨日の日記に貼った特性どおりのハイ上がり気味の音ですが、コンセプトどおりクリアな音質かと思っています。
これなら不釣り合いな「匠部門」でも恥ずかしく無いでしょうか。

曲目

  1. 大貫妙子 [note] より [あなたを思うと]
  2. 増田俊郎 [蟲音 続] より [暗鬱]
  3. 増田俊郎 [蟲音 続] より [雫道]
  4. Sophie Milman [In The Moonlight] より[Do It Again]
  5. The Crusaders [Put It Where You Want It]

再生

  • PCM 44.1KHz/ 16bit
  • ノートPC ドスパラ Diginnos windows8.1 8GB,COREi5-4210M 2.6GHz
  • Sound Player Lilith ver.0.991
  • DDC JAVS X-DDC
  • DAC Accuphase DC-61
  • AMP Marantz PM-14SA v2
  • Speaker
    • 名称:クリアミント
    • 形式:3D スパイラル ダブルバスレフ
    • 使用ユニット: stereo誌2014年8月号付録
       ウーハー:PW80 ツイーター:PT20

録音

  • ZOOM H2n
  • マイクモード:M-S 120°
  • フォーマット:48KHz/24bit
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2月
12 (日)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スパイラル スピーカー

MAKIZOUクラフトさんから、 3D-suko君 の部品が届きました。
梱包もしっかりしているし、やっぱり頼んでよかったなあ?。。。 
ええっ? なんじゃこりゃ??

falure.jpg

私のブログを読まれている人なら、この写真を見ておかしいことはわかっていただけると思います。 そう、くさび型円形ドーナツの積層頭部部品が、なんと単純円形ドーナツで加工されてきました。

下記図面で、DXFデータまで送ったのに・・  え?図面が完璧でないって?? まあそうかもしれませんが、でもこの図面でこの形ではまずいとわか りそうなもの。。 だって、MAKIZOUクラフトさんといえばスピーカー製作の業界で最も信頼されているブランドで、数々の名のあるバックロードホーン SPを製作してきていますからね。

これからMAKIZOUクラフトさんと交渉です。 トホホ・・

PS:結局こんなことだったので、塩ビ管SPの会の「浜風商店さんの 「新型デコイ」発表デモがメインのオフ会」に行ってきておいて良かった。 デコイのすばらしい音が聴けたし。 塩ビ管SPの会の皆さんの音も聞けたし。

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9月
29 (月)

本日メールにて、stereo誌編集部より一次審査通過の連絡がありました! :-)

他の友人、知人の方々の状況が気になりますが、まずはご報告まで。

しかし転職と引っ越しが重なり、音や仕上げを煮詰める余裕がほとんどありません。まあ、なるようにしかならないですね。 :cry:

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9月
1 (土)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー スパイラル

久々のオーディオネタ。
コンテスト終了後、Twisterはどうなっているかというと、、
twisterrecent.jpg

まあ妥当な線で、こんな風になってます。 
メインを88ES-Rに換装して、ツイーターのコンデンサを小さめに。 名称は「Twister-88R」とでもしておくかな。
予想どおりになっていて、面白みがないって??
自分でもそう思ってまフ。 (^^;;;

FE88ES-Rの高域は、時にキツくて長時間は厳しかったりしますが、このレイアウトだと割りと耳に優しい。 解像度はそれなりですが、でもやはり価格差だけのことはある。

それから、FE103Eだと背後の音がコーン紙を通って前に出てくるのですが、それが減っています。 反対に中低域は少しだらっとした感じになってます。

当面はこれで、ゆったりと聴こうと思います。
 (現在、体育会系趣味がメインになってますんで、
 オーディオいじりは休眠中。)

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9月
30 (火)

 一次選考を通過したので、本選に向けて細部の調整をしたいところですが、単身赴任先への引越しを明後日に控え、とてもじゃないけどゆっくり音の調整をできる状態ではありませぬ。

 けれども、どうしても気になりやっておきたいことがあり、本日やっつけました。

 塩ビ管、特にVP管は厚みがあり、ソケットの寸法公差の関係で、差し込む管の先端部分を削らないと、きっちり最後まで入りません。

 今回、全ての直管のソケット差し込み部分はグラインダーでやや細く削ってあり、普通の接続部分はこれでOKです。

 しかし、上下に空気室を仕切る仕切り板を挟み込む部分では、差し込み長が短いため削りを少な目にしないいけなかったのに、削りすぎてガタガタ、すっぽ抜け状態になってしまいました。

 ここでまたエポキシパテの活用です。 見える部分にはマスキングテープを貼り、パテを薄く延ばして、エポキシがくっつかないように上からコンビニのポリエチレン袋を切った短冊を巻き付け、ソケットに挿入します。

 上から体重をかけて少しよじりながら、パテを伸ばすように圧入。 一旦引き抜いて、ポリエチレン袋を剥がし、マスキングテープを剥がしてから、硬化を待ちます。

 これでかなりしっかりしました。 全くガタつかないし、上のほうを持ってもすっぽ抜けません。良かった良かった。 :-)

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12月
23 (土)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー スパイラル

 今回の六角スパイラルダクトテストで気を良くして、頭の中で色々な構想が巡っているのですが、 やはりきちんとホーンで作ってみれば良いかな? と纏まりつつあります。
 -> こんなん。。

subakohorn.gif

 絵が下手すぎてわからないでしょ? 3次元的構造を判るように書けるはずも無いので、手抜き。 (汗)
 上側は現状の円筒スパイラル。 その下部でスムーズに(伝統的)平面スパイラルホーンに繋いで、1回転と3/4して、最後は下を向けて抜く。

 兎に角、円筒スパイラルから平面スパイラルにスムーズに繋ぐことと、平面スパイラルホーンもきちんとした形にすること。 全体がバスレフ動作にも抵抗ないように、急な折り返しを避けること、などを盛り込むつもりです。

 また、あまり高さを高くすると、ユニットと開口部が離れすぎて、バックロードホーンにありがちな音源の分離感が出てくるのでそれを避けるような構造です。 必要以上に音道を長くすると遅れ感も出てくるので、まあこんなものでしょう。

 これを、いつものランバーコア積層で作って、と。。 たぶん30mm厚x8枚くらいでいけるでしょう。いやでも今回は重量も必要なので18mm厚ラワンベニヤx12枚くらいで何とかするかな。。 いつ出来上がることやら。 年が明けてからですね。

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4月
19 (土)

5月11日に迫ってきた、集まれ!塩ビ管スピーカーの2014関東オフ会に鳴らすスピーカー。 昨年の「スター」のユニットを交換して行く予定で、図面の変更を実施中。 ;-)

原作は、ユニットをバッフル中央から上側にオフセットしてバッフルステップ効果の低減を狙っていたのだけれど、どうも振動が大きくなる原因かもしないので、今回は中央に配置。
バッフルステップは強めに出てしまうけれども、それも音の味となればよいでしょう。

製作は18mmシナアピトン合板のバッフル板だけなので、始めれば早いと思われます。

しかし、肝心のFostexの限定ユニットFE103Solはいつ出荷開始するんだろう? 4月中旬ということだったのだが、全く音沙汰ない。。 :roll:

なお、図面は「DraftSight」というフリーのAutoCadLTほぼ互換の2次元CADを使っています。 この程度の作図ならこれで十分!

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10月
24 (土)

来週末に送付予定のスピーカーの最終調整とお化粧中。

第1ダクトは既に確定して全くいじっていないのだが、第2ダクトのほうは色々と欲が出てとっかえひっかえ試作の嵐。

  • 今回第2ダクト試作に使った塩ビ管継ぎ手たち
     最終的には、質感に勝るスパイラルだけの構成に戻ってしまった、、 :-P  最初の選択って外さないことが多いという好例ですな。
t_00c15b584433e49fded1872e05c6a5f957.jpg
  • 第1スパイラルを再塗装
     以前のホワイトだとスキマテープの色とのコントラストがつきすぎて、テープのめくれなどが目立ちやすかったので、保護色となるようにスパイラルごとグレーに塗装。「砂埃を巻き上げて舞い上がる」逞しさがアップしたかな。
    t_016dc90f461641ee4cc7cf02b81cd878f6.jpg
  • クリアエンビパイプの掃除
     第1スパイラルをクリアエンビパイプに挿入する際に、両面テープがめくれ上がるとクリアパイプ内面が粘着剤でべっとり汚れてしまっていた。
     何とか綺麗にできないかググると、コールドクリームと消しゴムを併用するのが良さそう。
     早速試してみた。 コールドクリームを馴染ませて、しばらくしてから一旦ふき取る。 その後、消しゴムでゴシゴシ。 最後まで取り切れなくても、もう一度コールドクリームで擦るとスッキリ綺麗になりました。
    t_02aed64fd04d9d75bacc036e5921305f13.jpg

 ついでに、スパイラルの挿入前にコールドクリームをクリアパイプ内面に薄く延ばしておくと、スキマテープのめくり上がりが無くきれいに仕上がった。 一石二鳥。

 ということで、大方仕上がったので後は細かいところを詰めて、来週出荷します。(第2ダクトが外れそうな気がするのでハンドキャリーしようかな)

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2月
28 (火)

長期出張を控え残された時間が少なくなってきました。
少々前置きが長くなりますが、ご容赦を。

 所詮スピーカーの音の煮詰めは、勘と経験+ネットで収集した情報を基にしたトライアンドエラーの積み重ねであるために長い時間が必要です。  私 とて巷のオーディオマニア諸兄に比べたら勘も経験も人並み以下でして、日々勉強と耳のトレーニングを友として歩んでいる状況です。 手持ちの愛着あるオー ディオ機器・CD達をフルに活用しつつ、日々少しづつ改善してゆくしか手はありません。
 そしてその結果を裏付ける形で、測定を行えば良いのです。 もちろん、そのSP形式が狙っている動作になっているかどうかの測定として、F特やイ ンピーダンス、位相などを測定するのはスタートポイントとして重要なことですが、それ以上の「人の心を揺らす音楽を奏でる音の出口であるスピーカー」の調 整で最後に役立つのは、言うまでも無く人の耳です。
 時に人の耳、特に自分のSPの音を聞く耳は主観にとらわれ過ぎ、一種の自己形成の焼き物になりがちです。(人はそれを自己満足と言います。) そのような偏りやバイアス成分を少なくするには、日々の精進に加えて他人の意見を聞き入れるもう一つの謙虚な耳をきちんと持つことが大事と思います。

 私は3D-subakoにかなりの情熱を注いでいます。 音だし一発で、昔作って聴いていたバックロードホーン群の利点も欠点を相当高いレベルで 飛び越えてしまったからでして、そのバックロード的なショートホーンの音は3D-スパイラルの新たな活用路線かも?・・ と感じているからです。 
 巷ではなにやら、 TLSが 今後自作派が一度はトライするべき方式、と言われたりもしていまして、 長岡鉄男さん世代の私としては少々複雑な思いもあるし、 まあそういう方式が(古 かろうが新しかろうが)吸音材で中を埋めて音圧や位相を綺麗に整えるという方式ならそれはそれでよろしい、そのうち踏み込むかも?  でもまだまだバック ロードも捨てたものじゃない、 この3D-スパイラルを活用したバックロードの音は独特の透明感があって、吸音材なしで中音じゃじゃ漏れでも十分に聞ける だけの過渡応答の良さからくる音の利点を前面に出して、行くところまで行くのです・・

 さて前置きが長くなりましたが、ユニット背面から出る音は空気室内で共鳴すると、言うまでもなくユニットのコーン紙を振動させて前面にも出てきます。 この共鳴というのは厄介でして、 TQWTでもTLSでも、CWタイプ(一定幅)であればその内幅をλ/2とする周波数の整数倍の共鳴音が必ず付きまとうはずです。(実際に聴いたことないけど)
  これをコントロールしないと、ピアノの右手の強いアタックなどで醜い甲高い音が出ます。 3D-スパイラルホーンは長手方向の共鳴やスパイラル外筒内径に 起因する共鳴音は出ましてその対策が難しいのが最大の欠点だと思っているのですが、音に影響の一番出やすいユニット近傍は空気室設計の自由度が高いし空気 室が小さいので対策はやり易いものです。(逆にいえば空気室が小さいので、より影響を受けやすく対策の効果も出やすい。)
 今回取った対策は、吸 音材をほとんど使わずに共鳴音を散らすものです。(最終的に吸音材ゼロで聴ける、ということではありません。) 折角バックロードホーンで過渡応答の良い 特性があっても空気室に吸音材を入れれば入れるほど、音が鈍って鮮度が落ちてしまいますから、まずは「散らす」。  それでダメなら最後は吸音材です。

taikyou-buhin.jpg

今回の対策に使った、1本分の加工済み部品です。 半割り丸棒は側板内面に。 斜め加工の部品は底板方向に使います。 こんな加工は電道工具ではなくて手間隙かけてノコギリとカンナ、これに尽きます。

taikyou-side.jpg

ピンボケ写真しか撮れませんでした(^^;
 側板内面に貼った様子です。幅方向の(本作例の場合)1.2Khz付近の共鳴音の抑制に効果があります。
 よく見ると、背板に相当する塩ビ管外径部分に鉛シートを貼って固有振動を抑えているのもわかります。

taikyou-bottom_2.jpg

ユニット下の部分に斜めに取り付けた部品で、長手方向の(本作例の場合)480hz付近の共鳴音の抑制に効果があります。

 上記対策は、ここに至るまでは1週間の試行錯誤を経ていまして、最近流行のダンプラを構造材に使ってブチルで制振した部品を組み合わせて予察した結果から最適と判断されたものを実施しました。
 また、こうして対策を取る際に、やはり「吸音材は全て取り外して」行うことが重要です。 そうしないと取った対策の効果が薄れてしまって判らなくなってしまいますから。

 ・・・ そして昨日の夜も更けていったのでした。(笑)

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