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2月
12 (日)

 昨日シナアピトン合板製のバッフル板を制作し、FE88ES-Rで試したTornadeflyに、本日手元に来たFE88-Solを取り付けて、音出ししてみました。

 事前に周波数特性などで予想していた通り、高域の尖がりは払拭されていますが、もう少し出てもよかったかも。 高域不足と感じる人も多そうな地味で正確な音調という印象。

 低域もまあ出ますが、FE88ES-Rほど出ていない気もします。 Qts値の0.49と0.46の僅かな差によるのでしょうか。

それにしても、悪く言えば優等生的ななり方です。バックロードホーンだと高域不足を更に感じるのでは、という気もします。 ボーカルのはっとするような色気も、FE-83Solのほうが上を行っています。 でも長い時間聴き続けるには、このFE88-Solのほうが安心して聴ける気がしますし、何しろ品位が高いので、良い録音のソースで聴かないと正しい評価ができない良質の音です。

Youtubeに録音を5曲アップしました。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrX-IFCuRL1XWRfxFNPMnyhMcDC6fxNCh

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10月
25 (日)

10月11日の真空管オーディオフェアで、stereo誌評論家諸氏の作品を鳴らすイベントがあり、その時の様子がYoutubeにアップされています。
(以下、小澤氏の作品視聴の様子ですが、他の方の作品もアップされています)
https://www.youtube.com/watch?v=NsG0ab-GNDk

課題曲が、デンマークのジャズボーカリスト、シーネ・エイのアルバム収録曲「Taking It Slow」のようです。

今年のスピーカーコンテストの課題曲に、この曲が入る可能性が高いと予想します。 なんといっても、評論家の方々がご自身のスピーカーの評価に使われた課題曲ですから、コンテストで同じ課題曲を使うことで評価がし易いと思います。
・・あくまで私の独断の予想ですから、当たるも八卦当たらぬも八卦ということでお願いします。 :-P

なお、拙作「トルネードフライ」はこの曲をきっちりこなすことが分かったので、特にこれに合わせて修正は入れません。

*この曲は、2枚のアルバムに収録されています。早速購入して彼女のファンになりました。 :-)

スタンダードナンバーのほかに、シーネ・エイ作の曲が5曲、ルグラン、バーンスタイン、ジョー・サンプルの曲も演奏・収録されています。 自身の作曲もなかなかのもので、私の好みに合うヨーロッパ調の曲調とサウンドで、お勧めできます。

2枚目のアルバムは、Thomas Fonnesbaekのベースとのデュオで、味わい深いベースとボーカルが楽しめます。音も素晴らしい。

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10月
4 (日)

先週には既に応募原稿を送りましたが、勿論これで終わりではありません。ここからの追い込みこそが大事であり、正念場です。

先週末から今週末にかけて調整してきたのは主に2点。

  1. 第二ダクト調整で低域~重低域のバランス・質感を追い込む。
  2. 塩ビ管の気柱共鳴と中域の漏れを調整する。

いずれもかなり微妙な調整になるのですが、試行錯誤を重ねて、ある程度完成形に近づきました。

  • 第二ダクトの再々調整
     今回の第二ダクトは、容積確保の関係と当初直管ダクトを予定していたことで、幸か不幸かL字型直管(と呼ぶべきか迷いますが)とスパイラルのハイブリッドダクトになっています。
     試行しているうちに、直管/スパイラルの比率を変えることで、量感と帯域バランスの調整が可能とわかりました。これは今回の新発見です。
     どういうことかというと、直管の比率を上げればダクト共振周波数付近の量感が増えるがダンプ不足、スパイラル比率を上げればダンプされ質感は上がるが量感が減退、そこのバランスの調整です。
     最終的に、φ100mmスパイラルの短冊積層枚数を4枚減らし、VP75直管を60mm延長したところで落ち着いています。
     更に、第二ダクトの入り口が第一スパイラルホーン出口と結果的に密接配置となり、高速ダブルバスレフに近い効果が得られて中低域の量感とスピード感が少し増しています。
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  • 中域の漏れを調整
     低域に関していえば良いところまで来たのですが、第二ダクトと第一ダクトが近接化したことで中域の漏れが増加します。
     また、塩ビ管の気柱共鳴も少し気になる状態でしたので、応募原稿でも予告したとおり、その抑止策を模索しました。 ちょうど第一スパイラルの短冊が余っており、締め込みボルトの上方に共締めすることで固定できるためこれを利用し、そこにサーモウールを適量巻き付けました。
     結果としてはごく単純で手持ちの部材を追加しただけの対策で大きな効果を得られています。完全に抑え込めたわけではありませんが、やりすぎると中域の音痩せ・低域のキレの悪化がひどくなるので適当なところで妥協します。
    t_01438653adf06fd9c808695fe35349a151.jpg

 以上、今回の対策でだいぶ煮詰まってきました。 来週は今回調整した第二ダクト部分の塗装と、ユニット背面部分フレームの鳴き止めなどを行い、一次審査通過に備えたいと思います。

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9月
21 (月)

応募原稿に掲載する特性の測定を行いました。

Artaで周波数特性、Limpでインピーダンス測定、Speaker Workshopにインポートしたグラフです。

緑がユニットNearField、赤がDuct、青が軸上1mの特性、fd1=135Hz,fd2=47Hzとなり、やはりfd1が計算とのズレが大きいです。 狭い部屋での測定なので実際は35Hzの山はもっと低くなり、聴感に近づきます。インピーダンスは典型的な [fd2 < f0c < fd1] のダブルバスレフ型になりました。

320Hzからの共鳴が取り切れていませんので、今後簡単な対策をするかもです。

特性的には何とかまとまりました。 音質はパンチがあるとは言えずユニットの力不足も感じますが、雑誌付録と考えれば満足出来るものだと思います。

応募原稿も既に書きあがっていますが、公開は応募期限後にします。

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10月
24 (土)

来週末に送付予定のスピーカーの最終調整とお化粧中。

第1ダクトは既に確定して全くいじっていないのだが、第2ダクトのほうは色々と欲が出てとっかえひっかえ試作の嵐。

  • 今回第2ダクト試作に使った塩ビ管継ぎ手たち
     最終的には、質感に勝るスパイラルだけの構成に戻ってしまった、、 :-P  最初の選択って外さないことが多いという好例ですな。
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  • 第1スパイラルを再塗装
     以前のホワイトだとスキマテープの色とのコントラストがつきすぎて、テープのめくれなどが目立ちやすかったので、保護色となるようにスパイラルごとグレーに塗装。「砂埃を巻き上げて舞い上がる」逞しさがアップしたかな。
    t_016dc90f461641ee4cc7cf02b81cd878f6.jpg
  • クリアエンビパイプの掃除
     第1スパイラルをクリアエンビパイプに挿入する際に、両面テープがめくれ上がるとクリアパイプ内面が粘着剤でべっとり汚れてしまっていた。
     何とか綺麗にできないかググると、コールドクリームと消しゴムを併用するのが良さそう。
     早速試してみた。 コールドクリームを馴染ませて、しばらくしてから一旦ふき取る。 その後、消しゴムでゴシゴシ。 最後まで取り切れなくても、もう一度コールドクリームで擦るとスッキリ綺麗になりました。
    t_02aed64fd04d9d75bacc036e5921305f13.jpg

 ついでに、スパイラルの挿入前にコールドクリームをクリアパイプ内面に薄く延ばしておくと、スキマテープのめくり上がりが無くきれいに仕上がった。 一石二鳥。

 ということで、大方仕上がったので後は細かいところを詰めて、来週出荷します。(第2ダクトが外れそうな気がするのでハンドキャリーしようかな)

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10月
22 (木)

待ちに待った、1次審査通過の連絡メールが先ほど届きました!

当初、10月27日までに作品を送る予定とされていましたが、11月5日までに変更になっています。

やきもきするから、変更ならstereoブログで告知するなりして欲しいですなあ。。 一時は諦めかけていましたので。

また、なんと今年は 「来場者投票による「来場者が選ぶ№1スピーカー」の選出」 があるようです。

他の方の状況が気になりますが、何はともあれ一安心です。 最後の詰めをしないといけませんね。気合を入れなおします。

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9月
29 (火)

Stereo誌2015年コンテスト用スピーカー 「トルネードフライ」 の応募原稿とYoutube録音です。

はてさて、一次選考を通過してくれるでしょうか、祈るばかりです。

  • 音源:
    • 松任谷由実 「Olive」より「りんごの匂いと風の国」(間奏カット、F/O)
    • 杏里「Opus21-Disk2」より「夕なぎ」(F/O)
    • Fourplay 「Elixir」より「Any Time of Day」

部屋の影響で低域の定位が右にズレています。Fourplayの最低域はちょっと苦しいです。
雑誌付録のフルレンジでこれだけ鳴れば、万々歳ですよね。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=eAlQWkfzGJs

  • 応募原稿
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8月
2 (日)

先日入手したstereo誌付録スピーカー、P1000
なかなか素直な音質で、FOSTEXらしい中域の張りもあり低域も案外出そうなので、まずは頑張って設計してみました。

作品名:「風の路」(かぜのみち)

コンセプト:
ユニットの明るい音質を生かす透明クリア塩ビ管を用いた3Dスパイラル+バックロードバスレフ風(ふう)音道ダブルバスレフスピーカーで、風(かぜ)を感じる音を表現する。 バッフル板は、バッフルステップの分散も目論む風車(かざぐるま)形状。

fd1=100Hz、fd2=50Hz程度の予定。

透明クリア塩ビ管が高価なので、200mm塩ビ管の採用は見送り、空気室容積を稼げてかつスマートな外観を表現するためいつものように斜めカット接合のVP150mmを上下に使用する。

こんな感じです。
これから設計の最終段階に進みますが、スパイラルの製作が結構大変なので、書類受付期限までに製作音出し調整まで終わるかどうか、ちょっと自信がありません。

コンテスト後には、音道に毛糸を垂らすなどにより、スパイラルダクト内空気振動状態の観察をしようかなと考えています。

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9月
13 (日)

ようやく製作に一区切り付き、細部の調整を行っています。
なお、名称は「トルネードフライ」(Tornadefly)に変更しました。 見た目どおり空飛ぶ渦巻きです。

  • 完成!
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  • 塗装中の乾燥待ち
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  • オトナシートにシリコン凸凹、サインカーブに切断、空気室内に貼り込み
    t_028af882cbd1712abb1e1aa22e8bc7efd2.jpgt_030b63dc86b461889f176885f0a4f85c3d.jpg

現時点での軸上1mの特性です。吸音材としてサーモウールを少々、最上部と最下部に放り込み、だいぶ音が落ち着いてきましたが、部屋が狭くて盛大に凹凸が出てしまいます。スピーカー単体ではここまでひどくないので、後日別の場所で測定するつもりです。

インピーダンスも、ダブルバスレフの定石どおり第一ダクトはF0より高く持っていきましたので、スパイラル特有のキレの良い音につながっています。

いつものとおり低域だら下がりですが、まとまりは悪くないのと伸びがあるのでどんなソースでもそこそここなします。

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録音もしてみました。 :-)
音源:

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8月
30 (日)

ブログ投稿に間が空いてしまったが、製作は継続しています。

最初に、現時点での音出しにて録音してみた動画をYoutubeにアップしました。低域は良く伸びている割に中低域の薄さが無く、いつものわたし好みのキレがあります。

15mm厚塩ビバッフルも、変な響きを感じず予想以上に良いです。

(追記)最初からこのようなバランスの良い低域が得られたわけでは決してなく、VU75直管ダクトで試行錯誤を繰り返していましたが歪感の除去や音質バランスがどうにもとれず、虎の子のVU100スパイラルの出番となったわけです。

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以下は製作中の様子。

寸法関係によりソケットに管が食い込むためのサイン波削り込み

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第二ダクト部品切り出し。当初、φ75mm直管

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VP 管なのでいつもは外径を削り込むのだけど、今回はM -TK さんに以前教えていただいた、スリット法を採用。作業がだいぶ楽になった。
エアタイトに少々対策が必要かも。

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スパイラル外径の削りが不足し、現時点ではスポンジテープを外周に貼るとVU150クリアパイプに入らないため、裏面に仮貼り

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本邦初(?)のデュアルスパイラル
第二ダクトが直管だと、どうも中低域の音質とのマッチングがとれず、バランスが整いにくかったし、ちと好みの音質とは違う。
ためしに、クリアミント2からVP100スパイラルを引っこ抜いて移植したらいい感じ。 この形式のスパイラルはこんなことも簡単にできるので持っていると幸せになれる。

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バッフル固定リングには、バッフル固定用の爪つきナットを裏面に装着。 塩ビにツメが立たないので爪部分もザグリを入れる

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バッフル裏面には、いつものように空気抜け用に面取りを実施

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さあ、まだまだ微調整、内部共鳴防止、外部仕上げ、特性評価、と先は長い・・

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