日記一覧
当サイトに登録されている日記一覧3Dスパイラルホーンスピーカーの可能性を追求するブログ・・
なんて大上段に構えるつもりではなくて、少しでも自分の満足を満たす音にしたい。 そのためには、研究も必要ですね。
音の実験室:自作バックロードホーン・スピーカー 創始者:Takenakaさんのサイト
☆Helix H75 の製作?視聴 :Akkieさんのサイト
自作3Dスパイラルスピーカー製作記 :くまさんのサイト
★ 私のHP内の、 自作スピーカーのページ ★
★ 私のHP内の、 Takenakaさん宅訪問記(F特掲載) ★
新作は名づけて「3D-ELBOW-R」。
VP150塩ビ管を斜め45°カットし、エルボ状に接着。
スパイラルは2重らせんで、「ひらべった型」です。
ユニットはFostexのFE88ES-Rを使っていますが、高音の伸びに比べて低音の伸びがイマイチなので、F特を測定しつつ、いろいろいじっています。 何とか聞けるレベルになったかな。
50?100Hzはバスレフ的、100?200Hzは音圧は低いけどバックロード的な音がします。
(F特は、2mステレオ中心、サインスイープです。)
音場感と音像のコンパクトさは、さすがですね。
でも、塩ビの筒がピアノの中音で振動が多くて・・
空気室を、塩ビ管 -> 球形積層集成材に作り変えたくなってきた。
資料: FE88ES-R(PDFファイル:FOSTEXのサイト)
Fostexより、2月から限定3,000台でFE88-Solが販売される、との情報が入りました。
フレームやマグネットサイズなどは、2004年に限定販売された高音質ユニット、FE88ES-Rと同じようですが、昨年発売のFE83-Solの癖の少ない高域を昇華させているとすれば、88ES-Rの尖った高域が今一つと感じていた私の耳にも優しい音質ではないかと思われます。
FE83-Solの音を気に入っているので、これに88ES-R同様の低域や押し出し感がプラスするとなれば、税抜き12,000円/本 も高いと感じません。 迷わずコイズミ無線でFE83-Sol購入時のクーポンを使ってポチりました。
最初にどのスピーカーで試そうか、、今年は仕事もマラソンも予定が詰まっていて、なかなか専用箱を設計製作する時間は取れそうにありません。 相性的にも正しい評価をする上でもトルネードフライにマウントするのが良いと思われ、CAD図をモディファイしてみました。
いやー、かなり楽しみです。
今年の塩ビ管スピーカーオフ会への参加が仕事の都合で危ういのですが、きちんと鳴ることが確認できれば、このトルネードフライ 88-Sol スピーカーだけの参加もアリかもしれません。
今年のOMTOMO MOOKの付録は、なんと今や人気急上昇中のMarkAudio製、アルミマグネシウム合金コーンの8cmフルレンジユニット「OM-MF5」! 実は私自身はMarkAudioのユニットを使ったことが無いのですが、巷では大歓迎の様子で期待大です。発売直後の状況を見て、良さそうだとのことで買いました。
フレームが同社の市販ユニットとは違いプレスフレームで、少し板厚が薄めかな? しかしビス5本止め、十分な強度とリヤ開口面積。 制振処理をすればなかなか良さそうな感じです。
自作プリアンプのRchの音が出なくなっていたのですが、やる気を出して基板の裏からさぐってゆくと、ハンダ溶け込み不良2か所を発見し、修正完了。
そしてOM-MF5を、クリアミントにネジ1本で仮付けし音質の確認。2016年のFostexのアルミコーンや、昨年のPioneerのユニットに感じたような高域のクセが少なく、低域もよく出て全域で品位の高い音質と感じます。
ボーカルはFostexに慣れてしまった私の耳には少々大人しめですが、MarkAudioのフルレンジユニットはコーン絞りが浅めなので、そのためか音の広がりに無理がない気がします。
さすがに、FE88-Solと比べると情報量の違いで叶いませんが、中域を中心とした音のまとまり、まとめ易さでは勝っているかもしれません。付録ユニット史上最高音質かもしれませんね。 大好きな松岡直也などのフュージョン系を聞くなら、FE88-SolよりこのOM-MF5のほうが向いています。
コンテストも開催されます。締め切りが12月なので余裕がある反面、参加者全員の完成度が上がって、激戦になること必至ですね。
私も参戦する気持ちが高まってきました。 肝心のアイデアは少しづつ出てきていますが、まだ決定打に欠けます。もう少し、じっくり考えてから設計に着手しよう。
昨日F特測定したのですが、どうもRchの低域の伸びが今一つのようで、7年ぶりにインピーダンス測定にトライしてみました。
使用ソフトは、「ARTA」に付属の「LIMP」です。 「Myspeaker」でもインピーダンス測定は可能なのですが、アンプを介して行うため、バランス出力のアンプは使えなかったり、接触不良などで抵抗が外れたりするとPCのマイク入力が壊れたりするので、アンプを介さずに測定できる「LIMP」で今までも測定してきました。
- 参考にしたのは、当サイトのこちらの記事。 オヤさんのサイトがずいぶん前にクローズされてしまったのは痛かったですが、今なら他にも参考にできそうなサイトはググれば出てきますね。
- ARTAは、こちらからダウンロードできます。
- ケーブルの製作
- サウンドデバイス出力を100Ωセメント抵抗を介してスピーカーに接続し、抵抗手前からダイレクトにマイクRch入力に。 抵抗のスピーカー側からマイクLchに入力します。
- 実際に製作したケーブル。 (手持ちにあったものを流用したので、配線太さがまちまちですが)
イヤホン出力プラグ側はモノラルでもOKですが、マイク入力プラグはステレオミニプラグが必要です。
- LIMPの設定
- Setup / Audio Devices
製作したケーブルをイヤホン出力ジャック/マイク入力ジャックに差して、LIMPのメニューのSetup / Audio Devices で表示するウインドウ上で、使用するサウンドデバイスを選択します。 - Setup / Generator
スピーカーを接続し、LIMPのメニューのSetup / Generator で表示するウインドウ上で、「Test」を押すと、マイク入力レベルが表示されます。 出力レベル十分に高くしておくと、測定精度も高くなるそうです。
なお、この図のようにL側のレベルが高い場合は、L/Rが逆に接続されている可能性があります。 (その場合は、次の項目「Refference channel」を変更します。) - Setup / Measurement
LIMPのメニューのSetup / Measurementで表示するウインドウ上で、Measurement config 内で 「Refference channel」の「Left / Right」 を正しく選択します。 どちらか迷う場合は、ひとまず測定してみておかしければ逆にしてみる、という手順で大丈夫。 平均化などは必要に応じて試してみるとよいでしょう。
- Setup / Audio Devices
- 測定
- LIMPのメニューの Record / Start か、アイコンの「Start Rec」を選択すると、測定を開始します。
- 測定結果は、例えば下図のように出ます。グラフ縦軸スケールなどは、必要に応じて調整します。
- File / Export As で、「Plain .ZMA」形式データを生成しておきます。
- Speaker Workshop へのインポート
ARTAやLIMPの測定結果は、上の図のように単独表示で確認するところまで可能です。 その先、測定結果データの重ね合わせや、シミュレーションなどは Speaker Workshop へインポートして行うとフレキシブルに活用できます。- ダウンロードはこちらから。
- 左側のプロジェクトペインで右クリックし、「Import」を選択して、LIMPで生成した「.ZMA」データをインポートします。
- 2つのデータを重ね合わせたい時は、夫々のZMAデータをImportした上で
- スパイラルバスレフらしく、FsとF0'間の谷底の広さが広帯域の輻射(ロードがかかっている)状態を示しています。
- 400Hz付近に共振点があるようだけど、何かなあ。 第2空気室単独の共振? それとも気柱共鳴? 原因不明です。
- しかし予想通り、LchのFsが少し低いですね。 ダクトの捻りが強いかな。 修正しなくては・・
- Speaker Workshop は使いづらい面もあるのですが、慣れると本当に便利です。 これを機会に皆さんも始めてみてはいかがでしょう?
今年のStereo誌2015年8月号付録ユニットもFostex、それも10cmのフルレンジ「P1000」です。
まあ、マグネットのサイズが市販のP1000Kのφ65mm→φ60mmにダウンしていることや、Qが0.8ということで、低域の質を落とさずにどうやってまとめるかがポイントでしょうね。
ということで、僕も買ってみました。
拙作のスター-SolのFE103-Solを外して、P1000をポン付けして鳴らしてみました。 逆ダブルバスレフのHi側(第二ダクト)の共振がいちいちポンポン耳障りですが、ここを絞るとLo側(第一スパイラルダクト)の量感も減ってしまいますので、この形式は止めたほうが良さそうです。
ならば、スパイラルなら前作のクリアミント式で1空気室+音響チャンバーということになるのですが、、塩ビ管だと大きくなりすぎるし木工は時間が足りない。。
とはいえ、低域の量感と中域のバランスはここ最近のFostex10cmユニットでは髄一では?と思わせるものがあります。 高域の伸びが今一つですが、そこはかえって(コンテストが終わった後に)ツイーター付加の余地があって僕としては歓迎です。
さて今年は、書類受付を9月末頃まで受けてくれるということで有難いのですが、どうするかな。
製作開始、まずはスパイラルから着手。
その前に、頭部をそら豆の形に変更し、作品名を仮称「豆の木」と変えております。さやに入っていない空豆がいきなり出現するのはご愛嬌ということで。
けがき。
ジグソーで述べ4時間かけて56枚のディスクを切り出し。
グラインダーで角をスムーズにならして一応できあがり。
いつもなら適当に斜めに面取りして終わるのだが、今回は低域の歪が目立ちそうなので気合を入れてフラッシュサーフェス化して歪増加を抑えたつもり。
透明塩ビ管に差し込んでみた。 この状態だとなんだかホルマリン漬けの標本みたいで、気色の良いものではない。やはり塗装してスピーカーの一部として組まれた状態でないといけないな。
続いて、塩ビ管の切断。
今回使う塩ビ管は、以下の4種類。
- VP150 頭部及び下部第二ダクト部、いずれも45°斜めカットで接合する。
- VU150クリアパイプ スパイラル収納用胴体部
- VU150ソケット4個
- 第二ダクト用のVU75管・ソケット・エルボ
今回切り出した塩ビ管群。胴体用パーツ数としては意外と少なく、あとはソケット4個のみ。
透明クリア塩ビ管は、アクリルパイプのような透明感を期待したが少し濁ったクリアであった。
塩ビ管斜めカット。手のこで貫通させて、あとはジグソー。最大45°の角度を持たせた切り込みだけど慣れると平面を意識して上手く切れるようになった。
斜めカットのケガキは、いつものようにこちらを利用。
集まれ!塩ビ管スピーカー 斜めカット
切り出した後、合わせ面を現物合わせでグラインダーで削って調整し、エポキシ接着剤で接合します。 塩ビ用接着剤も試しましたがうまく付かないため止む無くエポキシ使用です。 本来はヒートガンで溶接するのが一番なんでしょうが、買ってもうまく施工する自信が無いのでこれで間に合わせています。
ブログ投稿に間が空いてしまったが、製作は継続しています。
最初に、現時点での音出しにて録音してみた動画をYoutubeにアップしました。低域は良く伸びている割に中低域の薄さが無く、いつものわたし好みのキレがあります。
15mm厚塩ビバッフルも、変な響きを感じず予想以上に良いです。
(追記)最初からこのようなバランスの良い低域が得られたわけでは決してなく、VU75直管ダクトで試行錯誤を繰り返していましたが歪感の除去や音質バランスがどうにもとれず、虎の子のVU100スパイラルの出番となったわけです。
以下は製作中の様子。
寸法関係によりソケットに管が食い込むためのサイン波削り込み
第二ダクト部品切り出し。当初、φ75mm直管
VP 管なのでいつもは外径を削り込むのだけど、今回はM -TK さんに以前教えていただいた、スリット法を採用。作業がだいぶ楽になった。
エアタイトに少々対策が必要かも。
スパイラル外径の削りが不足し、現時点ではスポンジテープを外周に貼るとVU150クリアパイプに入らないため、裏面に仮貼り
本邦初(?)のデュアルスパイラル
第二ダクトが直管だと、どうも中低域の音質とのマッチングがとれず、バランスが整いにくかったし、ちと好みの音質とは違う。
ためしに、クリアミント2からVP100スパイラルを引っこ抜いて移植したらいい感じ。 この形式のスパイラルはこんなことも簡単にできるので持っていると幸せになれる。
バッフル固定リングには、バッフル固定用の爪つきナットを裏面に装着。 塩ビにツメが立たないので爪部分もザグリを入れる
バッフル裏面には、いつものように空気抜け用に面取りを実施
さあ、まだまだ微調整、内部共鳴防止、外部仕上げ、特性評価、と先は長い・・
ようやく製作に一区切り付き、細部の調整を行っています。
なお、名称は「トルネードフライ」(Tornadefly)に変更しました。 見た目どおり空飛ぶ渦巻きです。
- 完成!
- 塗装中の乾燥待ち
- オトナシートにシリコン凸凹、サインカーブに切断、空気室内に貼り込み
現時点での軸上1mの特性です。吸音材としてサーモウールを少々、最上部と最下部に放り込み、だいぶ音が落ち着いてきましたが、部屋が狭くて盛大に凹凸が出てしまいます。スピーカー単体ではここまでひどくないので、後日別の場所で測定するつもりです。
インピーダンスも、ダブルバスレフの定石どおり第一ダクトはF0より高く持っていきましたので、スパイラル特有のキレの良い音につながっています。
いつものとおり低域だら下がりですが、まとまりは悪くないのと伸びがあるのでどんなソースでもそこそここなします。
録音もしてみました。
音源:
- Fourplay 「Between The Sheets」より「Gulliver」
- Sophie Milman 「In The Moonlight」より「Speak Low」
https://www.youtube.com/watch?v=2OtKRn0fr7k
先日入手したstereo誌付録スピーカー、P1000。
なかなか素直な音質で、FOSTEXらしい中域の張りもあり低域も案外出そうなので、まずは頑張って設計してみました。
作品名:「風の路」(かぜのみち)
コンセプト:
ユニットの明るい音質を生かす透明クリア塩ビ管を用いた3Dスパイラル+バックロードバスレフ風(ふう)音道ダブルバスレフスピーカーで、風(かぜ)を感じる音を表現する。 バッフル板は、バッフルステップの分散も目論む風車(かざぐるま)形状。
fd1=100Hz、fd2=50Hz程度の予定。
透明クリア塩ビ管が高価なので、200mm塩ビ管の採用は見送り、空気室容積を稼げてかつスマートな外観を表現するためいつものように斜めカット接合のVP150mmを上下に使用する。
こんな感じです。
これから設計の最終段階に進みますが、スパイラルの製作が結構大変なので、書類受付期限までに製作音出し調整まで終わるかどうか、ちょっと自信がありません。
コンテスト後には、音道に毛糸を垂らすなどにより、スパイラルダクト内空気振動状態の観察をしようかなと考えています。