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なーお さんの日記  [ メールで投稿 ]

58件のうち21 - 30件目を表示しています。

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7月
25 (土)

今年のStereo誌2015年8月号付録ユニットもFostex、それも10cmのフルレンジ「P1000」です。

まあ、マグネットのサイズが市販のP1000Kのφ65mm→φ60mmにダウンしていることや、Qが0.8ということで、低域の質を落とさずにどうやってまとめるかがポイントでしょうね。

ということで、僕も買ってみました。

拙作のスター-SolのFE103-Solを外して、P1000をポン付けして鳴らしてみました。 逆ダブルバスレフのHi側(第二ダクト)の共振がいちいちポンポン耳障りですが、ここを絞るとLo側(第一スパイラルダクト)の量感も減ってしまいますので、この形式は止めたほうが良さそうです。

ならば、スパイラルなら前作のクリアミント式で1空気室+音響チャンバーということになるのですが、、塩ビ管だと大きくなりすぎるし木工は時間が足りない。。

とはいえ、低域の量感と中域のバランスはここ最近のFostex10cmユニットでは髄一では?と思わせるものがあります。 高域の伸びが今一つですが、そこはかえって(コンテストが終わった後に)ツイーター付加の余地があって僕としては歓迎です。

さて今年は、書類受付を9月末頃まで受けてくれるということで有難いのですが、どうするかな。

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5月
9 (土)

完成直後のクライミント2は、ダクト面積が大きすぎてゆったりめの低域でした。

スピード感あってのゆったりは良いのですが、スピード感が落ちていたので不満があり、スパイラルの位相(捻り)を180°/6枚 → 180°/5枚 に捻ることで、面積を30cm2 → 24cm2に減らしたところ、スパイラルらしいスピード感が出てきました。

良い感じなので、ARTAとLIMPで測定し、SpeakerWorkshopにインポートしてみました。

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低域は部屋の影響を強く受けていますが、50Hzまではしっかり出ていますね。 実際は40Hzまで実用になっています。

録音もしてみました。 こちらに掲載しています。

ネットワーク回路は以下のクリアミントのものそのままです。(右側のF特はシミュレーションのもので実機測定結果ではありません)

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5月
4 (月)

2014年stereo誌コンテスト応募作品「クリアミント」のスパイラル部の口径アップによりL/D比を小さくし、低域輻射域を拡大した改造を行い、「クリアミント2」としました。

完成後の音質は、元々よかった中高域にスパイラルの本来の低域の厚みが乗って、バランスがよく聴きやすい音になりました。

実質シングルバスレフなので低い方はサイズから想像するほど伸びていませんが、低域の厚みが出たことで全体のバランスも良くなり、フォアプレイのフュージョンが気持ちいいです。

ただし、この非力なユニットにスパイラルの位相30°/枚、ダクト面積30cm2は少し大きすぎるようで、低域のスピード感がなくゆったりした音質です。

もう少し位相を捻って、36°/枚、24cm2程度にしたほうがよさそうです。

クリアミントからヘッドを移植し完成したクリアミント2
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短冊スパイラルディスクの切り出し
今回は30枚。ケガキ入れたあと、角部に穴あけしてジグソーで切り出す。
その後、グラインダーで段部の面取り。毎度粉まみれで大変。
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スパイラルAssyの組み立て
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塩ビ管部品の切り出し、加工
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VP管をソケットの奥までピッタリ勘合できるように、ちょうど良い所までグラインダーで削ります。
と、ここで問題発覚。管の長さが、左右で10mm違う。長い方をカットしました。
この後、塗装前の下地処理で全面目荒しをして終了。
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塗装、脚部の組み立て
相変わらず、仕上げは適当です。気温が高く、溶剤系塗料は泡吹きだらけですが、やり直す時間もないのでこのまま行きます。
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クリアミント2の基本設計

DrftSightでクリアミント2の作図
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12月
23 (火)

stereo2015年1月号を近所の書店で購入。
週末は自宅に戻っているので近所の書店に無いのだが、単身先では徒歩圏内にあって助かる。

今月号は、11月のstereoスピーカーコンテストの総評と、エミライ社とコラボした付録のUSB接続電源フィルター「ES-OT4」。
まずはスピーカーコンテストの総評から。 筆者は「stereo究極のチェックCD」でおなじみの生形三郎氏。

受賞作品のすばらしさを伝えてくれているのはもちろん、一次審査通過作品たちの評価もひとつづつ書かれているのがうれしいですね。但し生形氏のコメントではなく、審査員の方々のコメントを編集部が抜粋して載せています。

私の作品写真には、フォステクスの佐藤氏のコメント「青と白のストライプで塩ビ管内部をスパイラル状に形成した逆ダブルバスレフ。クリアな音質と広い音場感や定位が素晴らしいです」と添えられていました。 いやあ、うれしいです。

更に読み進めていくと、小澤隆久氏のコメントに
「匠部門では石田さんと河野さんが音質、仕上がりとも素晴らしくて順位に悩みました。沖野さんの暖色系の音質もよかったです。」とありました。
これまた嬉しいです。
でも暖色系の音質なのかな? と疑問もよぎりますが、そう聞こえる選曲だったのかもしれません。 (SophieMillmanの歌声はよく聴きますが気持ち良いです)

なお、筆者の生形氏のコメントに「個人的にユニークに感じたのは、前川宗賢さんの「ウッドチップ・ボール」と・・(中略)・・癖はありつつも大きな球形が生み出す独自の音場とリッチな低域に面白味と可能性を感じ」とありました。

***

続いて、付録のUSB接続電源フィルター「ES-OT4」
いつものように、ノートPC ~ JAVS X-DDC ~ Accuphase DC-61 の環境に入れてみた。 最初、X-DDCの電源が入らないので紙面をよく見たら、電源切り替えが「EXT」(外部)になっていて、「INT」(内部)にしたら問題なく繋がり音が出た。

効果については懐疑的であったのだが、一聴して、高域のツブ立ちが向上している感じがした。 音場感が向上するかと思っていたが、それほどの変化はないように思った。 まあ、マンションの一室で聴くには音量も限界があるので、効果を聞き分けられる環境ではないでしょうね。

ともあれ、限定的とはいえ効果がある環境もあるとわかり、なるほど電源は大事だなと確認できただけでも、付録代に2千円を払った価値はあったかもしれない。しばらくは使い続けてゆこうと思う。


stereo2015年1月号

USBオーディオフィルター「ES-OT4」
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11月
16 (日)

Stereo誌スピーカーコンテスト視聴会・表彰式に行ってきました。

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視聴会順。最初の2作品と、第2部の作品は聞けませんでした。
全応募作品数260作品、一次選考通過作品は一般部門17作品、匠部門9作品、計26作品でした。 今年は1次選考は相当な狭き門だったようです。

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視聴会の様子。

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塩ビ管サイトに登録されている、mebiusさんが テクニカルマスター賞を受賞されました。 おめでとうございます。 私のクリアミントは予想通り選外でした。
他の受賞作品の紹介は、知人・友人の方以外ですので控えておきます。 stereo誌12月号か1月号で紹介されると思いますので、皆さん購入して読みましょう。
私の好みで印象に残った作品は、一般の部2位の作品と、mebiusさんのTRAPEZOIDです。

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なお、来年のStereo1月号には、USBフィルターが付録で付くようです。 残念ながらDDCでは無いので、ジッター低減機能は無いですね。 エミライというメーカーらしいですが、(ここかな?)マイナーメーカー(失礼)のようですので存じませんでした。

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表彰式が終わったら速攻で知人の方々と八重洲で懇親会となりました。(第2部の作品を聴けなかったのは心残りですが、作者の方々、ごめんなさい。)

以下、展示作品の写真ですが、奥の大きなスピーカーは撮れませんでした。

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10月
12 (日)

台風がくる前に、最後のあがきでスパイラルダクトの微調整(ディスク枚数18枚→16枚に減)をして梱包、最終審査に向けて音楽之友社stereo編集部宛に発送しました。

上の方を持つとエンビ管が抜けたりするので、説明書と合いマークを貼り付け。
宅配便は、カインズホームで2個口1000円で送りました。輸送業者は佐川急便、価格破壊ですねこれ。クロネコ宅急便だったら3千円オーバー必至。

ところで、先日水が入ってから調子の悪い左耳が相変わらずで低音が10db位小さく聞こえていて、調整に支障があります。 時々目まいもあるので、医者から処方されたメニエール病の薬は続けて飲んでいるのですが、、 :-(


上の方を持つとエンビ管が抜けたりするので、説明書と合い...

プチプチでくるんで、引っ越し残材のダンボール箱に収める
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9月
30 (火)

 一次選考を通過したので、本選に向けて細部の調整をしたいところですが、単身赴任先への引越しを明後日に控え、とてもじゃないけどゆっくり音の調整をできる状態ではありませぬ。

 けれども、どうしても気になりやっておきたいことがあり、本日やっつけました。

 塩ビ管、特にVP管は厚みがあり、ソケットの寸法公差の関係で、差し込む管の先端部分を削らないと、きっちり最後まで入りません。

 今回、全ての直管のソケット差し込み部分はグラインダーでやや細く削ってあり、普通の接続部分はこれでOKです。

 しかし、上下に空気室を仕切る仕切り板を挟み込む部分では、差し込み長が短いため削りを少な目にしないいけなかったのに、削りすぎてガタガタ、すっぽ抜け状態になってしまいました。

 ここでまたエポキシパテの活用です。 見える部分にはマスキングテープを貼り、パテを薄く延ばして、エポキシがくっつかないように上からコンビニのポリエチレン袋を切った短冊を巻き付け、ソケットに挿入します。

 上から体重をかけて少しよじりながら、パテを伸ばすように圧入。 一旦引き抜いて、ポリエチレン袋を剥がし、マスキングテープを剥がしてから、硬化を待ちます。

 これでかなりしっかりしました。 全くガタつかないし、上のほうを持ってもすっぽ抜けません。良かった良かった。 :-)


エポキシパテを管に盛ってポリエチレン袋を巻き圧入したところ

パテの余分なはみ出しを剥がしたところ
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9月
29 (月)

本日メールにて、stereo誌編集部より一次審査通過の連絡がありました! :-)

他の友人、知人の方々の状況が気になりますが、まずはご報告まで。

しかし転職と引っ越しが重なり、音や仕上げを煮詰める余裕がほとんどありません。まあ、なるようにしかならないですね。 :cry:

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9月
17 (水)

stereo誌スピーカーコンテストの応募期限がきましたので、先日応募した拙作 「クリアミント」 の応募書類(原稿)を公開します。

但し、パッシブネットワークのLCR値についてはまだ消してあります。 今後本選までに自分でも多少変更するかもしれないですしね。(汗)
(→ 2014/10/12 そろそろ発送している人が大多数なのでLCR値を記載した本資料を公開、以下パーツ情報を追記)

  • 使用パーツ
    • ハイパス側:
      • コンデンサ:Mundorf 1.0μF + Audyn 1.5μF
      • コイル:Jantzen 0.7mH 空芯
    • ローパス側:
      • コイル:Jantzen 1.0mH 空芯
      • コンデンサ:Shizuki 10μF

なお、応募書類も作品の一部と考えているので魂を込めていますが、内容的にはほとんどブログで公開済みのものばかりですので目新しいものはありません。 それに各項目をきちんとアピールしているつもりですが、インパクトは薄い構成ですね。

そしてまずは書類選考を通過できるかどうかですが、、匠部門なので皆さん本当の匠揃いですから、私のようなのは書類選考落ちが普通だと思いますです。

それから細かい話ですが、今年はEメールで送りましたが、stereo誌編集部から「Eメール届きました」というような応答は何も来ないようですので、念のためバックアップとして印刷物もヤマトのメール便で送付しました。 もしEメールが届いていないなんてことがあると困りますからね。

応募メールを受信したら確認として編集部から返信してほしい気もしますが、まあこんなものだと思えば大した話ではありません。

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9月
14 (日)

クリアミント の匠部門への応募を終え、 応募原稿から大きな変化が無い所で音を良くする策を今後少しづつ練り上げてゆこうと思います。

一方で応募原稿に書いた内容のうちブログ記事にしていない小ネタがあるので、紹介しておきます。

塩ビ管の内面は、並行面が少ないものの、その上下の閉端部分は平面になることが多く、この部分で反射や1/2波長、1/4波長の共鳴が発生します。

これは筒の長さで決まるので、長さを曖昧にすることである程度緩和することが可能です。

今回は、100円ショップで買った 外径100mmの発泡スチロール球体を半分に切断した半球を、上端内面に貼り付けました。設計上は半球ではなく円錐の予定でしたが、よく考えると半球のほうが円柱長さの面積分散がよりリニアになりそうで。結果オーライ。但し発泡スチロールというのはいかにも安っぽい音が出そうなので、何らかの対策を検討します。

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写真を見ての通り、空気室内部にはいつものようにシリコンシーラントによる拡散処理も行っています。今回は鉛シートではなく、それより少し安価なオトナシートに盛ってみました。 このシートを空気室内面に貼ることで、内径方向の寸法を曖昧にすることができて、筒臭さの低減効果があると思っています。 吸音材は最小限にしたいので、それ以外の方策で効果のあるものを実施する方針です。

さあ、まだまだ未処理の部分が沢山あるので詰めていかないと。。

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