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なーお さんの日記  [ メールで投稿 ]

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6月
20 (月)

 自作スピーカーの音を録音して、「こんな音になりました」とYoutubeに上げても、耳で聞く音と録った音の違いが大きくて、実際の音は想像力を働かせて頭で聴くしかなかったのが今まで。

 半年ほど前にe-bayで買っておいた往年の絶版Panasonic製無指向性マイクカプセル「WM-61A」を使って、shinさん設計のファンタム電源駆動型プロ用マイクを自作し、使用開始しました。

 噂通りに、良い音がします。 これで言い訳は部屋ネタくらいしかできなくなりますね。。 :roll:

マイク用

抵抗は本当に小さなものが良くて、「小型1/4W」と指定して買わないと、とてもじゃないけど実装に苦労しそうです。

品名型式単価(円、税抜)数量
マイクカプセル(Panasonic)WM-61A4002個
基板1.2mm厚602枚
XLRコネクター(ノイトリック)NC3-MXX4002個
2芯シールドケーブル(モガミ)3031 2.8mm/29AWG10012m(必要に応じて)
MFコンデンサ(WIMA)MKS2 0.22μF 63V534個
FET(Toshiba) 2SK246(GR)304個
または(イサハヤ電子)2SK2880(D)804個
小型1/4W抵抗(タクマンorKOA)1MΩ104個
47KΩ104個
10KΩ102個
2.2KΩ102個
1.5KΩ102個
20Ω104個

実際には、シールドケーブルは指定品を秋葉原で入手できず別のものを買っています。
なお、FETを2SK-2880(D)を使う場合は、こちらの記事の回路図です。

ほか、必要に応じて

品名型式単価(円、税込)数量
オーディオインターフェース(Steinberg)UR22mk213,5891台

・・これは、(TASCAM)US-144mk2ではノイズレベル、ゲインとも実力不足で使用に耐えないレベルだったため追加購入したもので、もっと良質のものを持っていれば購入不要。 言うまでもなく、48Vファンタム電源を2本のマイクに供給して入力できるもの。48Vでなくてもよいが、電圧が下がればその分マイクカプセルへの印加電圧も下がってS/N比が悪化するため、48Vがベスト。 なお、UR22mk2は仕様上48Vとなっているが、実測すると38Vしかなかった。
 なお、新規に購入する場合は、マイク自体のゲインがそれほど高くないため、高ゲインアンプを内蔵しているものが良い。

製作

基板製作

上記ページの回路図の通りに作る。 以上。

 といっても、今回は相当小さなコネクタの中に沢山の部品を詰め込むため、画像だけ何枚か載せておきます。 なお、ノイトリックのXLRコネクタは元々内ねじで最初から内径が小さいのに更にインナー部品でケーブル口を締め付ける方式で、とてもじゃないけどこのサイズに収めることはできず、インナーは付けずに組んでいます。

t_0013fbebddd27e2b837b2a0dfb99a073d1.jpg
裏側、シールドケーブル結線前
t_01585f8873ecc5361aeb1aa4f0c4f0b94b.jpg
裏側、シールドケーブル結線後
t_0200a84a8039974ac33aa2569ad2b1f26e.jpg
上面
t_03b79ce893d1a365f5cd1d1ac755124cb3.jpg
上面、別角度

マイクカプセルの3端子化

 これはもう、上記shinさんのブログにも掲載されていますし、オリジナルのLinkwitz氏のところにも載っていますから、同様にやればOKです。
 ただ、Grandははんだがついても本当に取れやすいので、付いたらすぐにエポキシで固めてしまいましょう。

 その後、自前のケースに入れるのですが、私は手持ちであった、標準プラグの金属ケースを使いました。もっと小さいもののほうがしっくりきそうです。

t_048b228a3e6c208a11e95e3d4d625c6cf7.jpg
安価な3脚を使用
t_05db83d527b2695ad5e2bee5f973400766.jpg
100円ショップで買ったスチールプレートに、メガネクリップで取り付け
t_0696594db7c3da9c11ea3b23bea007bcd0.jpg
NAS+UR22mk2

録音、試聴

 以下聞いてわかるとおり、音質の良さは本当で、e-bayでギャンブルで買ったWM-61Aが本物であると確信しました。 :hammer:

 低域も伸びているし、高域も強調せずすっきり伸びきっていると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=NLDBxkJ5Wy8

 Tornadefly + FE103sol で、2016年塩ビ管スピーカーオフ会で鳴らした曲をかけてみました。 プレイヤーを長年使用してきた、X-DDC+DC-61から、RasPiオーディオに変更。 録音機材もH2nから自作マイクに変更して、細かな音が拾えるようになりました。
<音源>
選曲:http://www.enbisp.com/modules/diary/index.php?page=detail&bid=536
<再生>
プレーヤー:
RaspberryPi3 + ES9023 Hifiberry 互換DAC
ダイソーT-362改造版電源
・アンプ: Marantz PM-14SA ver2
・スピーカー:Tornadefly(FE-103-sol) + ND25FA-4(Hipass 12db/oct)
<録音>
マイク: (Panasonic) 無指向性 WM-61A 3端子改造+ファンタム電源対応Shinさん改造版(fet2)コピー版
マイクカプセルはe-bayで購入、FETは、2SK246GRを代替で使用。
http://ameblo.jp/shin-aiai/entry-10465233115.html
サウンドインターフェース:Steinberg UR22mkII
フォーマット:48kbps、24bit
賃貸マンションで大きな音を出せず、S/Nが十分でない、生活雑音が入る、途中クリップ箇所がある、などご容赦願います。

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