今年のONTOMOムック本付録のスピーカーユニットは、ONKYO製の10cm「OM-OF101」です。意外にも評判が良い感じ。流行りものなので買ってみました。
2015年の元祖コンテストバージョンの、トルネードフライの塩ビ板バッフルに戻して、ネジ穴が合わないのは仕方ないから少し取り付け角度を捻じ曲げて、ワッシャーで押さえて締めました。案外しっかり付いています。
このバージョンのバッフル板は、元々、Fostexのstereo誌付録10cmのフルレンジ「P1000」に合わせて作っていたものです。「P1000」のQtcは0.8ですので、今回の「OM-OF101」の0.67は近い数値で、ダクトのチューニング無しでも低域の鳴りっぷりは良いだろうと思います。
早速音出し。
低域は、歪やボン付きも少なく、まあまあ伸びています。88-Solでは中低域の薄さがありましたが、この帯域もしっかり出ています。
中高域は、m0が5.0gと重い振動系のため、元気の良さフレッシュさは減退気味。でも、イヤな音は出ない感じで、張りはそこそこあります。
ただ高域は、フェーズプラグで整えようと頑張ったようですが、振動版の形状が真円ではないためか、ピントが合っていないような感覚があります。折角のフェーズプラグが十分に機能していないのか、そもそもこの振動版形状の限界なのか。
クラシックのバイオリンソロでは感動が薄れますが、ジャズやポピュラーではそれほど悪い感じもしません。
まあしかし、総じてFE88-Solの4分の1の金額ですし、低域は良く出るし、悪くないですね。 そりゃあ、88-solと比べれば重低域の伸びや全域の品位も落ちるし音場の見通しも悪いのは致し方ないでしょう。
さて、空気録音でもしますか、と思って準備を進めましたが、買って間もないマイクCR-21の1本が音圧レベルが低い。 ファンタム電源の問題?と思ってマイク側でケーブルを入れ替えたら、PC入力でLR逆転する、つまりマイクの故障です。保障期間は1年だったかなあ、、また3か月待つのかなあ。。
仕方ないので、自作のサブマイクを引っ張り出して録音しました。ちょっとプレゼンスが引っ込むのとノイズが多いのはご容赦を。
- Soyoung Yoon/ Sibelius Violin Concerto in D minor op.47 (2013)
3. III. Allegro ma non tanto
https://www.youtube.com/watch?v=H3HFwyyyvAg
同じ曲の以前にFE88-Solで再生した動画は以下
https://www.youtube.com/watch?v=OATQAmqiLdY
- Dianne Reeves /Bridges (1999)
4. Goodbye
https://www.youtube.com/watch?v=xlDPiFhHDmo
同じ曲を、ユニットFE88-Sol、マイクCR-21でのエア録音はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=D8MlI0lnYPw
- Joe Sample / Old Places Old Faces (1996)
1. Free Yourself
https://www.youtube.com/watch?v=-BhzXkEscqk
同じ曲を、ユニットFE88-Sol、マイクCR-21でのエア録音はこち
https://www.youtube.com/watch?v=JiBHZ0PZWEA
オーディオシステム紹介
Player:Raspberry Pi 3 Model B (RS版) + Volumio2.799
DAC:(Mshow Hifi Store) ES9038PRO USB DAC
up sampling 無し
電子ボリウムで-52dB付近にダウンしパワーアンプダイレクト + Amanero Combo384
https://ja.aliexpress.com/item/32869612489.html
+ OP AMP換装 OPA627AU/OPA827AID
PowerAmp:(Hypex) NC400 x2 (XLRバランス入力)
スピーカー:(自作塩ビ管スピーカー) トルネードフライ
ユニット:ONTOMOムック付録 ONKYO OM-OF101
録音:
- マイク:WM-61A 3端子改造+ファンタム電源対応
Shinさん改造版(fet2)コピー版
FETは、2SK2880Dで代替 - サウンドインターフェース:Steinberg UR22mkII
- フォーマット:48kbps、24bit
本日、所用で会社を休んで、そのついでにコンテスト用スピーカー「トルネードフライ」を音楽の友ホールに配達してきました。
宅急便で送ればよいのになぜそうしたかというと、スピーカーを寝かせた状態で振動を与えると、第二ダクトのスパイラル部分が抜けてゆく気がしていたからです。 自分で運搬すれば、配達先で確認し万一抜けていたら差し込むことができます。
コンテスト視聴会終了後の返送は、ダクトが抜けても気にする必要が無いので、プチプチぐるぐるで構わないと伝えました。
午後一に香取市を出発、下道走行で音楽の友ホールに15時半に到着。
ぷちぷち梱包をはがして置いてきました。頑張れよ!
都内を運転中、信号停止中にスカイツリーをパシャリ。雨雲がかかっている。
休みを取ったのは、あえて公にするような話でもないですが、本日、サラリーマンに戻ってから1年がかりのmc8社清算を結了しました。 これでもう、未練を持っても元に戻ることもできなくなり、退路を断った形で気持ちを新たにサラリーマン頑張ります。
一昨日、仕事を休みにして湘南のコニさん宅に古舘さんとお邪魔してきました。
朝の4時前に千葉の自宅を出発して最寄りのインターで高速に乗り、東名御殿場で降りて箱根芦ノ湖経由、総行程440Km。 メーター燃費計で21.9Km/L、満タン法で20.7Km/L。
高速では3車線の中央で流れに乗りつつ時々ECOモードを切って追い越したり、 箱根の上りではほぼ常時ECOモード切りでSC効かせたりしたけど、 距離を走った分で補ってハイブリッド車に迫るこの燃費は立派だと思う。
ワインディングのドライブ感は、タイヤがノーマルサイズのエコタイヤなので、それなり。 トルクやパワーもSCオンで普通に走る分には十分、たぶん余程攻めなければ。。
紅葉の箱根・湘南ドライブのあと、時間調整してコニさんのご自宅へ。 3年ぶりにお邪魔しましたが、メインスピーカーの構成もアンプ構成もずいぶん変わっていました。
BeringerのDCX2496デジタルチャンデバを中心に、クラウンのプリアンプ1台、パワーアンプ複数台で構成された、6ウエイスピーカーです。
サイズもそこそこ大きいのですが、ご自身の音の好みに収まる締りのある低域、繊細な輝きを放つ高域が印象的でした。
少しして古舘さんが到着。 今年のコンテストのお題であったstereo誌付録のScanSpeakユニット使用の3セット鳴き比べをしました。
コニさんの「アルパカ」は締まった低域。 古舘さんの音響レンズスピーカーは中高域の独特の広がり感が印象的でした。
そして何より、同じソースを再生しながらスピーカーセレクターを切り替えて行ったのですが、同じユニット、それも中高域の音質傾向があまり変わらないと言われるこのScanSpeakユニットでもこれほど音が変わるのか!という驚愕の違いがありました。 特に、古舘さんのスピーカーは音響レンズによって高域の拡散効果は想像していた通りだったのですが、ボーカルを中心とした中域も能率が向上して音圧レベルがかなり上がっていた件について、どういう効果によるものなのか、3人で首をかしげていました。
私の「スター」ですが、中低域のレベルが高すぎて少しボン付き気味でした。 何らかの共振を利用するスピーカーは、部屋の影響をモロに受けやすいですね。
じっくりと楽しい時間を過ごして、近所のイタリアンレストランで(コンテスト3位入賞のお祝いを兼ねて)夕食を取り、夕方にお宅を後にしました。 ありがとうございました。
次回は来年の6月ごろ(?)予定されている塩ビ管スピーカーのオフ会でしょうか。 またまた楽しみですね!
拙作スピーカー「スター」をこんな風に積んでいったのだけど、箱根のタイトカーブでは右側のスピーカーがごろごろ転がり出す始末。 スピードはやや抑え気味でドライブを楽しみました。
箱根で撮影した富士山。久しぶりにじっくり近くで眺めた気がする。
芦ノ湖も久しぶりに見た。 年初に箱根駅伝の映像でみるくらいしかお目にかかれない。
コニさんの「アルパカ」が不覚にも映っていません、申し訳ないです。
ノート納車以来、ロクに記念撮影していなかったので、何枚かパチリ。しかし朝早くで日が陰っており、綺麗に撮れなかった。
新年、あけましておめでとうございます。
今日は、次男のオーディオ環境第一歩の工作の日です。
2010年7月号付録のスピーカーユニットキット「P650」と、2012年1月号付録のデジタルアンプ「LXA-OT1」の組み合わせで、ポータブルオーディオを接続して音を出しました。
完成して音だししたとき、R側ユニットのボイスコイルが磁気回路に接触してビビリ音を発したのですが、コーン紙接着を少しずらして、何とか聴けるレベルになりました。よかった~。 明日は、スピーカーエンクロージャを作るかなあ。
それにしても、このユニットとアンプはラジカセレベルを超えたクリアで強調感の少ない素直な音が出ます。良くできたスピーカーエンクロージャに入れれば低音もきちんと出そうですし、雑誌がついて両方合計で5千円ほどなんですが、コスパはかなり高いですね。
応募書類も提出したので、この音で確定です。
評価用にZOOM H2nで録音してYoutubeにアップしました。
昨日の日記に貼った特性どおりのハイ上がり気味の音ですが、コンセプトどおりクリアな音質かと思っています。
これなら不釣り合いな「匠部門」でも恥ずかしく無いでしょうか。
曲目
- 大貫妙子 [note] より [あなたを思うと]
- 増田俊郎 [蟲音 続] より [暗鬱]
- 増田俊郎 [蟲音 続] より [雫道]
- Sophie Milman [In The Moonlight] より[Do It Again]
- The Crusaders [Put It Where You Want It]
再生
- PCM 44.1KHz/ 16bit
- ノートPC ドスパラ Diginnos windows8.1 8GB,COREi5-4210M 2.6GHz
- Sound Player Lilith ver.0.991
- DDC JAVS X-DDC
- DAC Accuphase DC-61
- AMP Marantz PM-14SA v2
- Speaker
- 名称:クリアミント
- 形式:3D スパイラル ダブルバスレフ
- 使用ユニット: stereo誌2014年8月号付録
ウーハー:PW80 ツイーター:PT20
録音
- ZOOM H2n
- マイクモード:M-S 120°
- フォーマット:48KHz/24bit
スパイラルだけ粗調整しましたがまだまだ荒削り。
高域にスパイスを効かせることから、作品名は「スパイス」に変更予定。
12db/Octでウーハーの9KHz付近のピークの影響をほぼ回避しているので、高域はフレッシュです。でも少し強すぎるかな。
選曲は今年の塩ビ管SPオフ会と同じものをかけました。
https://www.youtube.com/watch?v=YG2begqdlDE
追伸:
ウーハーの向きを45°ひねっている理由は、幅の狭い2枚重ねバッフルのため ユニット背面の音抜け道を広く取れるようにするためです。 通常の向きだと上下2方向にしか広げられませんが、45°捻ると4方向に広げられます。
スパイラルの各ディスクを斜めカット。
M6ボルトで螺旋に締め込み、外周を削り込み、VU75パイプに「ガタガタ」に入るようにする。
ダイソーで買ったウレタンスポンジのすきまテープを螺旋外周に貼り付け、パイプに挿入。 きつくてスキマテープが剥がれてしまうようなら、削り込みが足りない。今回は2回目でOKになった。
下部ベース部分の部品切り出し完了。 125ソケット下部に穴あけ未実施。
そういえば、バッフル板も切り出したのだった。
続きは明後日。
今日は曇りで工作日和。
昼前に開始して、昼食をはさんでさきほど終了。 終わった途端に雨が降り出した。 なかなか運が良い。
まずは穴あけから。 7mm径x80個、10mm径x166個をハンドドリルで。
そのあと、ハンドジグソーでひたすらカット。
40枚のディスク切だしまでで終了。
夕方から雨が降り出した。でも降ったりやんだりで、合間をみて面取りも実行、12枚ほどできた。
こんな感じに重ねてたあと、M6ボルトで締めあげて、周囲にスキマテープを螺旋状に貼り、VU75塩ビ管に挿入するです。
各ディスクの位相ずれ具合を調整し、ダクト開口面積を調整できます。ひねりを強くすると面積減少、弱めれば面積増大です。
昨日は曇り。下部ベースの低音出口穴加工と、中間仕切り板の切り出し、サイズ合わせを実施。
そして今日は久しぶりに晴れて日中は暑かった。 そんな中、VP125塩ビ管の切出し、バッフル取り付け部の額縁加工などを行い、主要部品が全て揃った。
今回、塩ビ管のカットは 塩ビ管スピーカーのサイトで古舘さんが電動高枝ノコを使っていたのを知り、その応用でジグソーを使ってみました。
塩ビ管カットはまず手引きノコで一部を貫通し
そこにジグソーを差し込んでぐるっと一周。いやー、この方法だと今まで苦労がウソのように簡単、スピーディ。何で今まで思いつかなかったんだろう、と思うほどすばらしいです。古舘さんありがとうございます。
ということで、役者が揃ったので、ここからは接着など家の中でできる作業。 平日の夜などを利用してコツコツ進めます。