ネットワーク環境(旧6:2011/10)[4]
ネットワーク環境(旧5:2011/02)[5]
ネットワーク環境(旧4:2009/01)[6]
ネットワーク環境(旧3:2006/12)[7]
ネットワーク環境(旧2:2004/01)[8]
ネットワーク環境(旧1:2000/12)[9]
前回構成[12]の検討段階ではeSATA外付HDDケースでRAID-1構成とし、FreeNASの外部ストレージは予定していなかったのだが、eSATAケースの書き込み速度が非常に遅くて断念した[13]ため、省エネに逆行する妥協の産物であった。
幸いなことに、最近ためしてみたNOVACのケースはESXi5からeSATA接続で書き込み速度もそれなりに出るとわかったので、善は急げということで移行した。
今回、お試しで買ってみたところ使えそうだった以下の物を使用。 新規購入は外付けHDDケースだけです。
テストしたeSATAポートの種類
ESXi5.0 | ESXi5.1 | |
1 :M/B内蔵eSATA | ○ | ○ |
2 :内蔵SATA→eSATA | × | × |
3 :SATA2E2-PCIe(SiI3132) | ○ | ×→○ |
4 :SATA2E2-PCIe→eSATA | ○ | ×→○ |
以上のように、ESXi5.1では、M/B内蔵eSATAポート以外は全滅。5.0のまま移行しました。
(以下、訂正)
ESXi5.0U1にアップすると、ゲストOSの自動起動が無効になってしまいます。
私の場合は、5.1まで上げると上記のSilicon Image 3124ストレージアダプタのドライバが動作してくれなかったのでESXi5.1は断念しました。 解決策として、5.0のパッチを当てていって最新版にしました。(パッチ後のバージョンは、ESXi5.0.0 Build 821926)
ホストをメンテナンスモードに移行したあと、VMwareのサイトから最新版(今の時点では ESXi500-201209001.zip)をダウンロードし、ESXiの「/vmfs/volumes/データストア名/」フォルダにアップロードしたあと、SSHで以下のコマンドを実行します。
# esxcli software sources profile[24] list --depot=/vmfs/volumes/データストア名/ESXi500-201209001.zip
# esxcli software profile[24] update --depot=/vmfs/volumes/データストア名/ESXi500-201111001.zip --profile[24]=ESXi-5.0.0-20120904001-standard
その後、再起動して、ゲストOSが自動起動するのを確認します。
SSHでのパッチの当て方は、以下のサイトを参考にしました。
2.5TBのストレージを管理する仮想ゲストOSは、新規にインストールしたCentOS-6.3を使用、内部ネットワークにsambaファイル共有エリアを供給したり、他のゲストOS用にtgtdを用いたiSCSI接続を供給します。
なお、旧FreeNAS上のZFSフォーマット2.5TBディスク2台をそのまま活用したいため、 まずデータをESXi上の仮の1.5TBディスクにVMFSを切り出してLVM構成してデータ内容をコピーしておき、FreeNASマシンから取り外したディスクを本設用外付けHDDケースに格納して、LVMのpvmoveコマンドでデータ移動しました。
1.3TB程度のデータ移行に1日半もかかってしまった。。
今回、ゲストマシンのiSCSIターゲットを同一ESXiホスト上で動くゲストマシンで参照する場合、ESXiが起動してもそのゲストマシンが立ち上がっていないので、iSCSI接続に失敗します。 よって、ストレージデバイスの「再スキャン」を自動で行うことで、iSCSI接続を活性化させマウントし、ストレージとして使用するゲストOSの立ち上げを遅らせる方法をとります。
# vi /vmfs/volumes/データストア名/iscsirescan.sh
|
# chmod 755 /vmfs/volumes/データストア名/iscsirescan.sh # # vi /etc/rc.local
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 | - ! - - - - | | ! ! ! | - ! | | |
|
# vi /etc/rc.local.d/local.sh
1
2
3
4
5
| -
|
!
|
|
UPSの出力モニタで確認したところ、実運用・eSATAストレージ・光モデムルーター・スイッチングハブ2台など補機込みで130W程度です。 前回のFreeNAS用にE350M1/USB3に変更した構成で160W程度でしたから、30Wほどの省エネですね。 当分この消費電力で押さえていけそうな気がします。
同一サーバー上のiSCSIをマウントしたストーレジからwindowsXPにディスクを切り出してCrystalDiskMarkをかけてみると、5,400rpmのWD25のミラーリングとしては目を見張る数値がでました。
内部データストレージが同一サーバー上にあるため、ESXi上のゲストマシン同士の通信は物理層を通らない内部ネットワークで行うことができる。 よって、
という感じで、期待以上に満足度の高い構成になった。
外付けHDD CASE以外は、HDDも含み全て旧品流用品。
PARTS | 型式・仕様 | |
CASE | (ANTEC) SOLO W/O PSU[46] | |
M/B | (ASROCK)880GMH/USB3 R2.0[47] | |
Socket | AM3 | |
Chipset | (AMD)880G+SB710 SerialHDDコントローラ認識OK。 GigaLANデバイス(RTL8111DL)も、ESXi5.0以降認識。 (内部通信用) | |
CPU | (AMD)Phenom2 X4 910e[48] (TDP65W) | |
Memory | (Team) TED316G1600C11DC[49] [DDR3 PC3-12800 8GB 2枚組] (CFD-Elixir)W3U1333Q-4G DDR3 (DDR3 PC3-10600)[50] (8GB x2 +4GB x2 =計24GB) | |
SSD | (INTEL) 510 Series SSDSC2MH120A2K5[51] (INTEL) 330 Series SSDSC2CT120A3K5[52] | |
HDD | (REGZA用) | (Western Digital) WD10EADS (1TB SATA300 5400)[53] x1 |
LAN CARD | (公開側用) (内部用2) | (INTEL) PRO/1000 GT DESKTOP ADAPTOR[54] x1 (INTEL) Gigabit CT Desktop Adapter[55] x1 |
USB FLASH | SiliconPowerの4GBのもの。ESXiのUSBブートに使用 | |
USB SOUND DEVICE | (JAVS) X-DDC (Black)[56] |
PARTS | 型式・仕様 | |
HDD CASE | (今回の唯一の追加購入品) (NOVAC)2SATA HDDはい~るKIT RAID Data Saver NV-HS222U3S[16] | |
HDD | (Western Digital) WD25EZRX [2.5TB SATA600][57] x 2 |
以前と変わっていませんが、公開サーバーでは、主に以下のサービスとポート開放をしています。
攻撃対象に成りやすいポート(telnetやsshなど)は閉じてあります。
今回移行した仮想サーバー上で稼動している公開サイトは、以下になります。まだ増やせそうですが、ほとんど休眠サイトになってきました。
その他に非公開いくつか・・
構築の際に参考にさせていただいたページリンクです。
(This host) = http://www.naaon.com