なーお さんの日記
ESXi-serverに疲れてきたので、本命ではなかったVMware-server2を試してみた。 その前に、環境を整えないといけないので、内部サーバーと共に部品をとっかえひっかえしながらの作業と相成った。
最終的には1日がかりで、 Ubuntuホスト上にVineLinuxゲストが動くまで到達した。
HDDの移行
まず、内部サーバーのDISKを今回購入した1TBの2台に増強。 このDISKは、windowsXPホスト上の仮想ゲストのVineLinux4.2によって、rawdiskとしてLinux-raid(Raid-1)にLVM(Logical-Volume-Management)で内部ファイルサーバーとして稼動中のもの。
このため、1台ずつ付け替えては、Raidの解列?復帰を繰り返し、最後にLVMの論理ボリュームの拡張を行った。
また、例のESXiで認識可能なSeagate 320Gbx2台も外したかったので、Acronis True Image LEを使用して、稼動中のWindows領域DISKイメージを保存し、IDEのHDDにリストアした。
代わりに外したHDD4台を、新公開サーバー用に割り当てることにした。
- 日立の250Gbx2台: VMware-Server2の検証用。
- Seagateの320Gbx2台: VMware-ESXiの検証用。
ということになった。
マザーボードとCPUの入れ替え
新公開サーバー
以前より内部サーバーで使っていたM2NPV-VMとAntecのケース・電源はそのままに、CPUを(AMD)3800+ → 43850e に変更。 BIOSのアップデートが必要らしかったので、それも実施。 予備品も買ったので、届いたらそっちもアップデートしておこう。
なお、ESXiのために購入したIntelのネットワークカードは、こっちのオンボードマザーのネットワークが認識されるので本来は不要になってしまった。 余計な買い物だったか。。
内部サーバー
新規購入のM3N78-VMに、今まで使っていた(AMD)3800+をドッキングして使用。 ケースは、公開用のサーバーを運用中のものと入れ替えた後に、Antecのsoloが空くので、それまでは裸で待つことにした。 電源を買うまでもなかったなあ。
おっと、Musicサーバー用の、OnkyoのPCI-90も忘れずに移植っと。
構成が大幅に変わったので、ホストOSのXPの再アクティベーションを実施。
インストール?動作まで
Ubuntuが動いた
当初、Ubuntuを入れることまでは考えていなかった。 ところがいざVineLinux4.2をホストOSとしてインストールしようと思ったら、初期の段階でインストールが進まない。。 時間がもったいないので、最近赤丸急上昇中のUbuntuに思い切って舵を切った。
バージョン:Ubuntu-8.10-Server-AMD64
インストール後、本来不要なX(GUI)をインストール。
参考:今夜も独り言:Ubuntu Server
なんやかんや言って、上級者でなければGUIが無いと不便なことも多い。 Ubuntuは元々Devianベースのディストリなので、VineLinuxと同様なAPTパッケージ管理システムに加えてGUIなsynapticパッケージマネージャが使える。
ついでに、Webmin。 これこそ入れておけば今までVineを操作していたのと同じ感覚でできるので、自分には必須。
ちょっとデザインがお洒落に変わったみたい。
なお、こっちも今までどおりにRaid-1+LVMの構成として、トラブルの復旧作業や将来の拡張も容易な構成としてある。
そして、お待ちかねの、VMware-server2.0。
今まで使っていた1.0のインストールとほとんど同じだったので、問題なし。 但し、操作がWEBブラウザから行うように変更になり、操作手順がESX的なほうにシフトしているため、かなりとっつき辛いうえに見栄えが微妙。。
参考:Ubuntu Server 8.10 x86_64にVMWare Server2をインストール
ゲストOSは稼動中のVineからVMware-converterで直接インポートした。 インポート後の稼動中のコンソール画像。
見た目は、VMware-playerみたいだ。
速度
体感できる速度向上は、さすがにPentium-4からの移行なのでハード変更の分として十分に感じることができる。 が、VMware-server2にしたことによる速度向上があったか? というと、そんな気はしない。
これを採用するメリットは、
- USB2.0で外付けHDDを使えるようになった。 内臓HDDのRaid-1が1台解列したら、とりあえず外付けHDDで凌ぐことができる。 以前はUSB1.0で相当な速度低下があったが、今後はその心配が無くなる。
- 64bitゲストOSのサポート。 これはゲストOSにVineを使い続けるうちはメリットが無いが、ゲストも近い将来Ubuntuに変更するつもりなのでその時にようやく恩恵に与れる予定。 とか言っても実はWEBサーバー上のPHPが32bitなのでほとんど意味がなかったりするかも。
まとめ
年内の移行本番を目標に、VMwareのserver2とESXiのテスト環境がほぼ出来上がった。
Ubuntu(サーバー版)も、一部の日本語環境の未熟さを除いては評判どおり使いやすいね。 もうVineから徐々に離れていっても良いんでないかな。
この辺のサイトを見ていると、もっと積極的に移行したい気分になってきた。 Ubuntuでサーバ
この際だから、VMwareもやめちゃって、VirtualBoxに移行しよっかな。