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なーお さんの日記

 
2025
11月 23
(日)
22:00
本文

 10月の水戸黄門漫遊マラソンに続き、今年もつくばマラソンを走りました。 出走された方、現地応援に駆けつけていただいた方、応援ナビで声援をいただいた方、皆さんどうもありがとうございました :-)

 先に結論を書くと、ダメダメ超絶失速レースでした。今年はまるお製作所のGemini3.5チームに所属し練習会で鍛えてきたのですが、その成果を出せない自分に自己嫌悪です。以下長文になりますがご容赦を。

 大失速の原因はおそらく、練習法やフォームにあるのでは無く、日常生活に問題があって、家族性の血中脂質異常関連の体質悪化が主因だったと考えます。この件は、この記事の最後のほうに書きます。結論だけ読みたい方は、こちらにどうぞ

前日まで

 ベスト+2kgの体重を1週間で1kg絞り、前週の月、火、金曜に10K、6K、6Kを走って前日はランオフ。
 昼食にはパスタ乾麺300gを茹でてカーボローディング。そば器がすり切り満杯。 :lol:

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 2時間空けて、モルテンドリンクmix320を1袋をゆっくり飲んで、夕食は普通にとり、モルテンドリンク2袋目を半分飲んで就寝と、いつものルーティンでした。

 今回のコーデはこちら。目印としてキャップの後ろに付けたリラックマのマスコット、昨今の熊騒動で少し肩身が狭いですが、このくらいならギリ恥ずかしくないかな。

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集合まで

 朝4時過ぎに起床。日頃から早起きしているため1回目のトイレも無事に済ませ、残りのモルテン半分を飲んで30分時間を空けての朝食は前日に握っておいた、おにぎりを2つ。
 身支度を整え車を出した途端に、小雨! ええっまさか!?と思って天気予報を確認したら、午前中小雨予報に変わっていました。(汗
 会場最寄り駅の一つ手前、TX(つくばエクスプレス)の万博記念公園駅近くの駐車場まで高速使って1時間。駐車し駅のトイレで2回目を済ませ、1駅乗って会場入りしました。この付近はほとんど降っていません。このまま持ちそうな予感。

  • 公式情報では終点のつくば駅周辺の駐車場利用を勧めていましたが、万博記念公園駅は時間が早いこともありトイレも空いていて、こちらのほうが良い選択だと思いました。
  • 昨年まではここからシャトルバスで会場の筑波大学構内に移動する必要があり、帰りのバス待ち時間がネックでしたが、今年は駅近くの会場・スタート・ゴールに変わり、水戸黄門マラソンを上回るアクセスバツグンの大会に変貌しました。もちろんコースも変わったので、その辺は後に書きます。

 今回は、日頃からお世話になるTさん、Nさんのほか、2年ぶりにお会いするまりこさんと着替え前に集合することとしていましたが、まるお製作所RCの写真撮影があり、そこに集合としました。

 早い時間にTさんとお会いでき、Nさんは1週間前のインフル罹患で出走不明、まりこさんは少し遅れるかも?との連絡あり、Tさんと先に更衣室で支度して、互いの健闘を祈りお別れ。後にTさんはFブロック1列目に並んだようでした。

 その後に集合場所に戻ると、インフル明けのNさん登場!なんと普通に走るらしい、 さすが変態鉄人! :lol: 相変わらずの変態度ですごいですね、などと歓談していると、まりこさんも到着。2年ぶりにお会いしましたが、確か私より2歳先輩なのに上品なお姿とソフトな話にお変わりなく、今年4レース目の元気さにも脱帽です。今年のエントリーができなくて、ゆずれーるで手にしたようです。エントリー時のクリック合戦でのコツを一つお伝えしました。(案外ご存じない方も多いようですが、ここにはあえて書きません)

 まるお製作所RCの撮影にも無事に参加できました。いつも練習会でご一緒しているみーたんさん、ユキさんと互いの健闘を祈ってお別れ。

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 Nさん、まりこさん、お待ちいただきありがとうございました。その後着替えてそれぞれ同じFブロックで会えればラッキー、という感じで解散。アミノ酸ジェル「俺は摂取すパウチ」を一つ飲み干して整列に向かいます。

整列~スタート~5kmまで

 最後のトイレを済ませてスタート地点、第3ウェーブFブロックに行けば、いつものように赤いTシャツ長身のNさんが、誰か来ないかと周囲を見渡しているのを発見し合流。 前を見れば、頭にカラフルなデザイン手拭いを巻いたTさんらしき人が最前列に。
 Nさんは「あれはきっとTさんに違いない」「後ろを向いてくれればわかるんだけどなぁ、気合が入ってるから後ろは気にしないでしょうね」などとあること無いこと話しているうちに、先頭の赤風船のペーサー3名から「4:56ペース、3:28ゴールを目指します」との紹介がありました。嬉しいアナウンス素晴らしいです、ありがとうございます。整列の幅も広く、スタート直後の危険回避の面でも良いと思いました。

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  •  第1ウェーブ、第2ウェーブがスタートでFブロックスタート目前。そしてほどなくして私たちもスタート。
  • 5kmまでは集団に付いていきますが、いつものことながら集団の中にいると給水を逃したり、混雑で止まったり、スタート幅が広かったため集団人数が多い状況も手伝い、走り辛いのなんの。。最近の習慣どおり、少し後ろに下がり距離を取って同じペースで追うことにしました。
  • アームカバーは2~3kmで早々に外して、腰のポーチのベルトに結びます。
  • Nさんとは時々前に出たり、忘れた頃に再会したりしましたが、Tさんとはゴール後まで会えず終いでした。でもNさんはTさんに会うためにペースを上げて会話し、Tさんと確認して戻ってきたとのことです。そこまでするかと笑ってしまいました :lol:
  • 何キロ地点か忘れましたが、ユキさんが近くにいたので声を掛けました。返事があったものの集中しているようで、ご友人と前を追っていたので、それ以上話すのは遠慮し(笑)見送りました。 :lol: 結果、3:36分台でPB更新とのこと、おめでとうございます。ナイスラン! :-)

5km~ハーフ

 その後は、淡々とペースを刻むように心掛けました。リラックスして、エアポジで下ろした脚の反動で股関節を引き上げる、接地時に骨盤を地面の流れに任せて旋回する、腕の前振りにも意識を向ける。。時々これらの意識をして走りました。

  • 15km付近で多摩川部活の、まきさんが後ろから声をかけてくれました。キャップに付けたリラックマのマスコットを見つけてくれたようで、嬉しかったです。どうぞ先に行ってください。(ネット3:35台でPB更新されていました、ナンスラン! :-)
  • ハーフに近づくにつれ、余裕がみるみる無くなっていきます。気温もそれほど高くなく、起伏もそれほどではありませんが、長く続く微妙な勾配の影響も少し感じ始めます。早くも16km付近で、俺は摂取すジェル1つめを使用。

35kmまで

 その後も徐々にきつくなり、前腿、ハム付着部を中心に疲労が蓄積し、28km付近で失速します。予想よりだいぶ早い失速で、この先の距離を考えるとメンタル的にも「ズーン」とダメージがきました。24km付近で脚攣り防止のコムレアゼリー1包め、26km付近で俺は摂取すジェル2つめを使用。

  • 30km手前で、まりこさんに抜かれました。私が気づき追い付いて声をかけましら、「途中で靴紐がほどけて、遅れてしまいました・・」とのことですが、いやいや十分に速くかっこよいです。その後まりこさんも3:36分台でゴールしてました、ナイスラン! :-)
  • 34km付近で(?)、俺は摂取すジェル3つめを使用。

ゴールまで

 その後もズルズルとスピードが落ちてゆき、いつものトコトコ歩くような走法でも、キロ6分も難しくなってゆきます。

  • 37km付近で、コムレケア2包目を摂取。
  • 気持ちが切れてしまい、とうとう歩き出します。でも応援してくれている人を思い出して、長い時間は歩かずにまた走り出す、の繰り返し。少しでも前に進んでゴールに近づくことだけ考えました。
  • あと3kmの地点で、最低限のノルマであるサブフォーは達成できると思ったら安心してしまい、最後の長い上りの序盤で割と長く歩いてしまいました。それでも途中で、これではイカン!と思い走り出します。リディアードのスティープヒルランの要領で、膝を伸ばし気味にポンポンとリズムよく!
  • あと2キロ1キロとゴールが近づいていきますが、時々歩いては走り、は続きました。最後もスピードを上げる余裕は全くなく、ドロドロとゴールを切りました。。

記録

  • グロス 3:52:24
  • ネット 3:52:15
  • GPSログ(Garmin)
計測ポイントスプリットラップ
Start00:00:09
5km00:24:470:24:38
10km00:49:540:25:07
15km01:15:060:25:12
20km01:40:050:24:59
中間01:45:43
25km02:05:260:25:21
30km02:32:270:27:01
35km03:02:580:30:31
40km03:37:220:34:24
Finish03:52:240:15:02
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ゴール後

 ゴール後に寒いのですぐに荷物を受け取りの時に、偶然にもまきさんに再会。お疲れ様でした、また多摩川で走る時にお会いしたいですね。
 更衣室テント裏で急ぎ着替えを済ませて集合場所に行きますと、なんとユキさんとTさんが一緒に待ってくれていました。 最初の集合の時に顔合わせはしませんでしたが、お互いに近くにいただけでどうして分かったんでしょうかネ?? :lol:

 Tさんは今回はサブ3.5達成されると思っていましたが叶わず、3:37分台でゴールされてました。お疲れ様でした! そうこうしているうちにNさんがゴールして合流、着替えは前日に駐車場に停めた車内とのことで、まりこさんとの合流は断念して皆で岐路につきました。

 雨も結局、スタート後はゴールまで、ほとんど降りませんでした。かといって暑かったかといえばそんなことはなく、終始走りやすい気温だったと思います。
 思えば、今回のコース変更で、従来より微妙な起伏が増えたような気がします。記録が出やすいコースであることは変わりないと思いますが、それほど高速コースではなく、それなりに起伏があることは、今後の為に記憶しておきたいです。それでも、1月下旬の勝田全国マラソンでは強風に加えて終盤の坂が結構堪えるのですが、そこまでではありません。

 あちこちのラン仲間と色んなタイミングで会えた楽しい大会でした。それぞれの達成感と残念な気持ちを胸に、解散しました。皆さんまだまだ伸び代大きそうです、頑張りましょう!

体質の問題 anchor.png

 冒頭に書いた件、ご存じの方も多く私の体質は家族性の高脂血症で常に通院しています。いくら走っても食事に気を付けても、「アトルバスタチン」という血中コレステロール値を下げる薬を服用しないと適正値に下がらないです。
 ですので、糖分にはある程度気をつけて普段の生活をしていたのですが、ここで運命のいたずらとも言える変化点が待っていました。

  • 今年の夏前までは、飲み物に含まれる糖分にも留意して、できるだけ糖分の少ない飲み物を選んでいました。気づけば、人工甘味料を含む飲料を過度に気にせず飲んでいました。
  • しかし、「最近の低糖系の飲料のほとんどに、『アセスルファムカリウム』という人口甘味料が含まれている。その甘味料は元々ドイツ製だったのが、最近では中国製の安価なものに置き換わっていて、万一品質管理のトラブル等が発生した場合など、製造過程で使用する発がん性物質「塩化メチレン」混入の危険性がある」との情報を知人から得ました。
  • 以後の私はこれを過度に気にして、「アセスルファムK」が含まれるペットボトル飲料、1リットル紙パック飲料を避けるようになりました。結果として、ほとんどの低糖系飲料が飲めなくなり、無糖飲料か糖類入りの飲料になりました。
  • その結果、主に出張先のスーパーで安価に手に入る飲料として、従来の低糖コーヒーにミルクを入れて飲むと胃の調子が悪くなるので、仕方なく砂糖入りのいわゆる「コーヒー飲料」を飲むようになっていきました。1L紙パックのコーヒー飲料で500mLペットボトル2本分ですが、日々2本のペットボトルを消費していました。ここに含まれる糖類の量は、1日あたり16gにも上ります。
  • 薄々気づいていましたが、日々16gもの糖分を、ちびちびとはいえ摂り続けた結果、おそらく血中コレステロール値が上昇、結果として血液粘度の上昇から血流の低下、運動生理学的な代謝能力の低下を招いてしまったのではないか、と考えます。
  • 出張先では、血液サラサラ化のためにスーパーで買った袋入りオニオンサラダを夕食毎に食していましたが、相対的に追い付いていませんでした。
  • 血中コレステロール値が上昇してくると、自分でも何となくそうとわかります。9月の榛名湖マラソンを終えた頃は問題ありませんでしたが、10月の水戸黄門マラソンあたりから気づき始めて、今回はもう自覚できるレベルになってきていました。どこかで切り替えることができていれば違う結果になったかもしれない、夏前から続けてきたGemein練習会ほかの努力を自ら無にしてしまった、穴が合ったら入りたい、とても後悔しています。

 今後この対策として、年が明けて冬レースが終えるまで、コーヒー牛乳の摂取は封印し、代わりにスポドリ粉末とアミノ酸粉末飲料主体に戻し、市販飲料を買う時は砂糖入りはできるだけ取らないように心がけます。その結果フルマラソン大会の記録が伸びれば考察通りだし、伸びなければ、この先のサブ3.5トライは困難と判断せざるを得ない、そういう思いを持っています。

最近の走意識 anchor.png

 走意識、フォームに関しては、つくばマラソン10日前くらいに気づいた骨盤回旋を地面が後ろに流れる速度を変換利用する意識が、練習時間が短く自分のものになっていませんでした。その結果、骨盤にエネルギーを利用する際に太腿にかかるブレーキ方向の力が前腿の疲労に繋がっていたと考えています。
 今後、接地瞬間の前腿や膝の軽い固め具合、脚のスイング具合などの総合バランスを練り上げて、加齢に相応したエコノミー良好かつ脚への負担が少ないフォームの習得をめざしてゆきます。

+  最近の走意識-20251123

前回の走法意識ver4から変化した現在の走法意識について、まとめておこうと思います。

  1. 浅めの膝角度
     膝の角度を浅めにすることで、接地荷重にメリハリをつけ、腕振りのコンパクト化、膝や前腿の負担軽減で良好なランニングエコノミーを継続して走る。そのぶん、骨盤周りの衝撃が加わるため、できるだけフォアよりのミッドフット接地を意識する。
  2. 外足部から接地で骨盤回旋しお尻Max
     つま先を下げずに外足部から接地し、地面が後ろに流れる速度を利用して骨盤の回旋エネルギーに変換し、遊脚側の股関節から脚の前送りに利用する。最大荷重を受けローリングしつつ母指球で抜けることで、お尻の殿筋群に刺激を入れ、お尻Max(お尻の筋肉を主体に走る)を実現。踵は地面に接触しても良いが、前項の浅めの膝角度との関係でフォア寄りのミッドフットを指向するため、「タン!」と荷重を受けることことはできるだけ回避したい。脚を内転は積極的にすることをやめて、あくまで脚抜けをスムーズにして、直後の膝の前進の助力となる程度に留める。
  3. 肩甲骨起点、腕振り引き終わりで、腕を引き上げ
     腕振りの起点を肩甲骨意識にする。引きは肩から肩甲骨で腕を後ろに押す、前振り出しも肩甲骨で肩~腕を押す。こうして肩と肩甲骨が常に接している(互いに押し合う)状態を維持して腕振りリズムを保ち易くする。
     上腕部は肩を支点にした揺動運動であり、下死点から後ろは上腕の重心が上昇する。この動きに二の腕も追従させて引き上げることで、腕全体が持ち上がる。これを、反対側の支持脚が地面反力を受けて反発力を利用して手首を押し上げるような意識を持つと、反発力を無理なく腕の引き上げに乗せられるため、その後の腕の前回転に力みなく繋がる。
  4. エアポジで上体回旋の骨盤との引っ張り合い
     荷重時のパワーで得た上体回旋を、離地直後から骨盤回旋へエネルギーを変換するため、上体と骨盤を回転方向で力まずに引っ張り合う。上体を自然に脱力し、引き終わる腕の慣性も上体に乗せることで、骨盤が自然に回旋する。
  5. ペンギン意識
     腕振りから肩甲骨トリガで最大荷重で地面から反発を得た結果、ペンギン意識で肋骨下端を前方へ押し出し、腸腰筋にテンションがかかり、置き去りにされた腰を支点にして腸腰筋が伸ばされ、一瞬遅れて前に振り出されるタイミングで跳ね上がった脚を自然に引っ張ってくれる。腹圧は無意識にかかっても良いがかからずに走り続けられる状態ができればベスト。
  6. ガトリングペンギン
     引き上げた腕を、今度は同じ側の支持脚接地・荷重に合わせて前に振り出し、即座に拳の重さを使って前方行きの腕の速度を下向きに移行してゆき、そのまま蒸気機関車の動輪を結ぶコンロッドの動きのように旋回しながら後ろ引きに転じる。子供の頃、機関車ごっこした時を思い出すと、腕を水平のままぐるぐる回して進んだ記憶がありませんか?(年寄りだけかな?) こうすることで、脚下ろし~重心真下への引き込みに至る遊脚のターンオーバーを自然に補助する動きになる。
     手のひらを上に向けることで、手首が下がり過ぎないようにできる。「犬かき」とは反対に「ポール牧」のように連続指パッチンで(しないけど)腕を振るイメージだけど、あまり前に振り出さず抱え込む感覚も重要。
     上り坂ではガトリング意識を強め前方へ二の腕をより早いタイミングで強めに発射し、脚下ろしのパワーを上げる。急な登りや階段では、リディアードのスティープヒルランニングのように腕振り位相を極端に早めて上下に振るようにして、速度低下は許容しつつトントンと交互片足縄跳びで小刻みに跳ね上がるようにし、腰落ちや膝曲がりからくる接地時間の間延びを防ぐ。下りでは逆に前振りより引き速度を速め、同期する支持脚が地面速度に負けて膝折れしないように遊脚引込み速度を上げてスタスタと下る。
  7. 遊脚の早めの下ろしで2軸走法的な重心移動
     地面反力を支持脚から骨盤へしっかり受けられるよう、上がった脚の前送りタイミングと下ろし始めを早める。脚の跳ね上がりタイミングに合わせて、ほんの少し踵をお尻に引き寄せることも許容する。特に上り坂ではこの踵を引き寄せる意識を少し強めることが有効。脚を下すとき、反動で股関節を上げる感覚もエコノミー向上に有効。「脚を下ろすだけでスイスイ前に進む」感覚が得られる状態がベスト。
  8. 骨盤を立て上体を腰で持ち上げ、ぶら下がる
     骨盤の後傾は論外だけど、過度な前傾も体重を股関節にしっかり乗せられなくなり結果として反発力が逃げてしまうので、ちょうどよい立ったポジションを維持する。上体と腰以下の下肢を分離意識、接地荷重で腰を支持して上体重量を受けて反発でグイッと持ち上げ、離地したらエアポジで上体に腰がぶら下がるような感覚をもつ。腰の上で上体がボヨンボヨンと弾んでいるような感じ。
  9. パワポジ骨盤前傾荷重、腰椎湾曲と上体回旋連動
     加えて、骨盤の前傾を利用して最大荷重時(パワポジ)で腰椎を前に湾曲させて戻りのバネ力を得る。この戻りの反発力を、腕振り引き終わりの持ち上げに上手く乗せる。
     参考:自分史上最速の走りを手に入れる! 限界突破のランニングフォーム (弘山勉氏著)
    https://amzn.asia/d/3XcI24m

 前回同様、これらの走法意識は相互に影響しあっており、うまく回り出すと全てうまくゆくし、何か歯車が狂いだしてもどれか一つの意識に集中して修正すると、しばらくすれば元通り回り出す、という関係性もあります。

 以前も書きましたが、最終目標は、こちらの稚内平和マラソンのナンバーカード202番、40歳台1位の浦木直人選手(ゴールタイム2時間40分切)のような脱力フォームです。ここまでの完成度はなかなか難しいですが、ほんの少しずつ、徐々にでも改善を進めて近づきたいと思います。

 12月に入れば、夢陸でのまるお製作所のGemini練習会でトレーニングが再開します。川崎出張が限定的になってしまい参加の機会が減ると思いますが、できる限り活用していきます。

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