なーお さんの日記
アップデータモジュール「xupdate」は、6月23日に予定の XOOPS Cube conference 2012 の席上で発表が予定されている、Xoops X (ten)に同梱されるユーティリティ系モジュールです。 (現在開発進行中ですので、まだ本番環境には使わないでください。)
これをXCL (Xoops Cube Legacy) 2.2 以降にインストールすることで、他のモジュールやテーマのインストール、アップデートをFTPクライアントを使わずに迅速に行うことが可能になります。
え、どこかで見たり聞いたりした話だった? ええそうです。wordpressなどではずいぶん以前から採用されていた仕組みですね。XOOPS Cubeもようやくそこに追い付くわけです。
xupdate導入以前の、XOOPS Cubeへの典型的なモジュールインストール作業です。
手間も時間もかかるうえに、初心者には xoops_trust_pathへのファイル展開間違いなどの心配があります。
xupdate導入以降の、XOOPS Cubeでもモジュールインストール作業はこうなります。
サイト管理者は管理サイトにログインして、管理画面のアップデータモジュール操作をブラウザ上で行うだけで、モジュールのGitHubからのダウンロードからインストールやアップデート、テーマのインストールなどが完了します。
もちろん、d3形式などの複製対応モジュールも、インストールモジュール名(=公開側のフォルダ名称)を変更してインストールすることができます。
このモジュールを使うメリットは、ユーザー側だけに留まりません。 モジュールやテーマ作者も、常に最新の公開リポジトリからxupdateが取得してくれることと、複数の公開先を持つことによる2重管理の手間からも開放されます。
低迷するXOOPS Cubeの復活にかける起爆剤として期待される、xupdateモジュール。 この夏には公開できる見込みです。
なお、xupdateの開発は 私のほか複数のXOOPS Cube関係者が関わっています。 特にdomifaraさんには開発の中心となって多くのソースを書いていただきました。 また、Ryujiさん、suinさんにはTokyoPenで公開いただいたアップデータモジュールのソースをかなり使わせていただきました。 どうもありがとうございます。
以下、詳細説明ページのインクルードになります。 ここまでの内容とダブる部分もありますがご容赦を。
この記事の内容は古いので、XUGJ Module Manuals / X-update を参照ください。
X-updateとは?
アップデータモジュール「X-update」(えっくす・あっぷでーと)は、XCL (Xoops Cube Legacy) 2.2 以降で動作し、モジュールやテーマのインストールやアップデートをFTPクライアントを使わずに迅速に行うことが可能になる、ユーティリティ系モジュールです。
何ができるの?
- FTPクライアントソフトにノータッチで、対応モジュールやテーマをインストールできます。
- 対応モジュールやテーマの最新版を、xupdateの管理画面操作だけで各公開サーバーからダウンロード取得し、解凍・展開・アップロードまでやってくれますから、その後で通常のモジュールインストール操作を行うだけです。
- モジュールだけではなく、テーマもストアサイトからダウンロード取得~アップロードまでやってくれます。
動作要件
xupdateを使うためには、以下の環境が必須または推奨となります。
- PHP 5.2.0以上 (必須)
//-- safeモードで無いこと (ほぼ必須:GitHubからのダウンロード)- cURLエクステンション (必須)
- zip 拡張関数:--enable-zipでphpがコンパイルされている (推奨)
- MySQL 5.0 以上 (必須)
- Xoops Cube legacy 2.2.0 以上
対象モジュール・テーマ
Xoops X (ten) ストア管理モジュール | [bulletin]:ユーザが自由にコメントできる、<br/>スラッシュドット風のニュースモジュール |
naao GitHub ストア管理モジュール | [d3diary]:簡単に使えて、友人機能との連携や記事単位の権限設定など高機能の日記モジュールです |
domifara ストア管理モジュール | [xugjmcdel]:xugj_assign のメニューキャッシュを削除するモジュール |
HypWeb GitHub ストア管理モジュール | [HypCommon]:携帯やスマホ対応、スパム対策などを可能とするHypCommonFunc 本体と関連の設定 |
xoops123 ストア管理テーマ | [fashion_a] |
ダウンロード
GitHubのXoopsX配布リポジトリ群の中にあり、以下のURLで最新のスナップショットソースをダウンロードできます。 最終的に、Xoops X (ten) パッケージに同梱され、2ndインストーラで導入推奨モジュールとなる予定です。
https://github.com/XoopsX/xupdate/downloads
(現時点ではアルファ版のため動作が不安定です。また、今後の改編で再インストールが必要になる場合があります。)
展開とサーバーへのアップロード
zipまたはtar.gzどちらかお好みのアーカイブでダウンロードし、解凍・展開ののち、d3モジュールなど複製対応モジュールと同様に、 html配下(htmlフォルダは含まず)を、xoopsのxoops_rooth_pathに設定されたサーバー上のフォルダ内に。xoops_trust_path配下を同じくxoops_trust_path内にアップロードします。
インストール
xupdateのインストールは、通常のxoops cubeモジュールのインストールと同様です。
一般設定
- 圧縮ファイルダウンロード・展開用フォルダ
アーカイブをダウンロードして展開するために使用するフォルダ。(xoops_trust_path)配下のディレクトリを指定、最初と最後の"/"(スラッシュ)は含めません。通常は、uploads/xupdate のままでご使用ください。
このフォルダには、707,777 などの書き込み権限を与えてください。
- 使用するFTPライブラリ
サーバーにファイル群をアップロードする際に使用するFTPライブラリの選択。カスタムFTP(標準)を選択して問題が解決できない場合、
PHP_FTP(FTP over SSL用)や、カスタムSSH_FTPをお試しください。- カスタムFTP(標準)
PHPにFTP関数が実装されていない場合は、まずはこのカスタムFTPを選択します。 - PHP_FTP(FTPS用)
PHPにFTP関数が実装されている場合は、こちらも選択できます。 サーバーがFTPSでの転送をサポートする場合は、これを選択して、次項でSSL(FTPS)を設定します。 - カスタムSSH_FTP
サーバーがSSHの使用をサポートしている場合、標準のカスタムFTPよりもこちらの方が高速に動作する場合があります。
- カスタムFTP(標準)
- SSL(FTPS)を使用する
前項で「PHP_FTP(FTPS用)」を指定した場合に、SSL(FTPS)が使用可能です。
- FTPログインID/FTPログインパスワード
ご使用のサーバーの、FTPログインIDとパスワードを入力します。
- デバグ出力を表示する
問題が解決しない場合は、ここを「はい」とすることで、追加デバグ情報が表示されます。 - テーマURL
CMS Theme Finder のURLで、通常は変更不要です。
モジュール
- 「モジュール」タブを選択すると、モジュール一覧表示になります。
- 「操作」のアイコンをクリックすると、インストール・またはアップデート画面に移ります。
- 「インストール」をクリックすると、アーカイブのダウンロード・展開・サーバーへのFTPでの配置が行われます。
- 「インストール」をクリックして、通常のモジュールインストールに進みます。
ディレクトリ名の変更
d3モジュールなど、複製対応モジュールはモジュール名(ディレクトリ名)が変更可能です。
- まず、「モジュール名」を編集し、「モジュール名編集」ボタンで送信
- 確認画面で確認し、「アップデート」
- 編集が保存されるので、インストールに進みます。 元のモジュール名の行が追加されていますので、同様に追加インストールやモジュール名変更操作が可能です。
- 元のモジュール名のままインストールした場合には、 その行のモジュール名を同様の手順で編集・アップデートすることで、 編集後の行と元のモジュール名の行になってくれます。
テーマファインダ
CMS Theme Finderに登録されているテーマをダウンロード・インストールできます。
コメント一覧
投稿ツリー
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Re: [Xoops] アップデータモジュール xupdate の概要
(nonn50, 2012/6/1 16:49)
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Re: [Xoops] アップデータモジュール xupdate の概要
(なーお, 2012/6/1 19:26)
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Re: [Xoops] アップデータモジュール xupdate の概要
(nonn50, 2012/6/1 19:34)
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Re: [Xoops] アップデータモジュール xupdate の概要
(なーお, 2012/6/1 19:44)
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Re: [Xoops] アップデータモジュール xupdate の概要
(nonn50, 2012/6/1 21:16)
毎度お世話になります。
最近は、あちこちで御活躍ですね
数点、教えてください。
xupdateについて
- マニュアルや質問等については、こちらのサイトになるのでしょうか?
関連して
- XCL22x-pack201Xの入手先は??
(こちらにてグジュグジュかいていますが、結論としては- XOOPS Cube日本サイトのニュースによるSourceForge.JP内
- GitHubにてXoopsX (Xoops X (Ten))
の何れでしょうか??
- 今後、呼称を統一していただきたい。
pack2011 xoopsx-103 xoopsx(ten)
- 質問に対する対応窓口を明確化していただきたい
※XOOPS Cube Site - Just Use it!を格上げ。 - インストール・マニュアルが不整備です
※Xoops123のディストリビューションpack2011をインストールしよう!の格上げ。
以上、facebookでの会話を眺めていると、naaonさんが一番真剣に取り組んでいると見て、勝手なことを書き込みさせていただきました。
今後ともに、御活躍を期待しています。
nonn50さん、こんにちは。
色々な部分で不明確な状況で、ユーザーの方には申し訳ないです。
現在、過渡期的な状況でして、今の時点では
- Packの最新版の置き場は、SourceForge.JP内
xupdateの正式な公開(夏頃?)と同時に、GitHubのほうに切り替わりますが、それまではSourceforge.jpが最新版の置き場になります。 それまでの間は、GitHubはあくまでテスト用という位置付けです。 説明が無いので紛らわしかったですね。
- 呼称の統一について
当面、XoopsX(ten) が正式なパッケージ名称になります。ただし、ダウンロードファイル名は都度変わる場合があります。
- 質問の窓口
これについても、コミュニティメンバー皆が問題として認識しています。 xoopscube.jpが初期窓口であるのは今後も間違いないのですが、カスタマイズ話はXUGJにアーカイブが蓄積されているため、今後も活用されることになると思います。
なお、本年はこれらの環境移行に時間をかけて取り組むことも必要になるので、時々サイト閉鎖などがあるかもしれません。
いずれにしても、まだまだ中で少ないメンバーで話し合っている段階ですので、いきなりカッチリ決まるものではなく、状況に応じて都度変化してゆくものと思ってください。 できるだけアナウンスをするようにコミュニティメンバーに声をかけるように努力します。
- インストールマニュアルの件
最終的には、xoopscube.jpにおくべきものだと思います。 今はXUGJに集まっていますが。。 XoopsX(ten)についての説明は、nonn50さんのご指摘のとおり、6月23日に予定されているカンファレンスに合わせて、marineさんがまとめてくれているものが最新ですね。
以上、取り急ぎご質問に応える形ですが、まだ不明な点があれば都度お答えします。
回答いただき、ありがとうございました。
承知しました。
肝心の「xupdateに関する質問窓口」について、お返事いただけませんでしたが、なんぞ有りましたらこちらで質問させていただくことにします
暇な爺は、xupdate をインストールする計画です
nonn50さん
nonn50さんは書きました:
肝心の「xupdateに関する質問窓口」について、お返事いただけませんでしたが、なんぞ有りましたらこちらで質問させていただくことにします暇な爺は、xupdate をインストールする計画です
ああ、ごめんなさい。 当面、実験段階なので私のサイトで結構です。
現時点では、marineさんのテーマのダウンロードがうまく行ってませんが、モジュールは動作します。 ただし、注意点として
- xpWikiなど、サーバー上に既に編集済みの設定ファイルがある場合でも、上書きしてしまいます。 このような場合は暫定的に、上書きしたくないファイルの書き込み属性を無くす(444,404など)ことで回避できます。
- 今後、正式公開までに、上書きしないファイル設定が可能なようにする予定です。 それまでの間は、上記方法でお願いします。
(追記)
まだテスト段階なので、本番環境では使わないほうが良いかも。 また、今後アップデートが頻繁なので、都度一旦アンインストール~再インストールしていただく必要があります。
よろしくお願いします。
承知しました。
正式なアナウンスが有るまで、運用は見合わせます。