なーお さんの日記
2014
7月
5
(土)
12:23
本文
引き続き、mbedをいじってます。
先日入門したばかりでもとても便利と感じるmbedのオンラインコンパイラ。
オンライン上で先人の公開したライブラリやプロジェクトをさくっとインポート出来たり、自分のPC環境に依存しない、デバイス毎に異なる設定などは予め設定済みで、マイコンの種類を変えても少しの変更ですぐに移植できる、などなどとても良くできていて、私のような初級者には大変ありがたいものであります。
しかしですね、、やっぱりIDEでオフラインコンパイル、ステップ実行デバグをやりたいですね。 ということでmbedと先人の知恵を頼ってやってみました。
- 概要
トランジスタ技術2014年3月号には付録にトラ技ライタが付いてくる。 これをEIL-MDK(μVision4)でコンパイルしたバイナリをCMSIS-DAP経由でマイコンにロードするのと、デバグで使います。 UART(USBシリアル)は同時に使えなかったので(やり方がまずかった?)相変わらずFT232RLを繋げています。
もっと楽をしたい方は、素直にSwitchScienceでLPC1114のmbedボードを買ったほうが良いと思います。。たぶん。
→その後、UARTもCMSIS-DAPも同時に接続できるようになり、FT232RLは不要になりました。
- 接続図
左図ではUART(USBシリアル)用にFT232RLを入れていますが、これは不要になり右図のようにトラ技ライタ側のUARTポートからTx,Rxに繋ぎます。
- 現物
左図のブレッドボードの上段左側がトラ技ライタ。右側がLPC1114マイコンとUSBシリアルFT232RL。 右下のは次回テスト予定のRS485ドライバチップとディップSW。 右図はFT232RL無しの最終状態。
- μVision4でデバグポートにトラ技ライタを指定したところ。 速度は10MHzでも行ける。 μVision5では100KHzまでしか出なくて断念した。 →その後、トラ技のファームウエアではなく、このページのファームウエアに書き換えた後で、トラ技ライタをUSB接続した状態でこのページのUART最新ドライバをインストールしたところ、無事に全て使えるようになりました。 μVision側設定画面はこうなりました。 Windows8.1上のデバイス表示に、3つの接続が出現していればOK。 1つしか出ない場合は、USBドライバがインストール出来ていないです。
- 割り込みイベントが発生すると、デバグがここで止まってしまい再開不能でマイコンをリセットすることになる。
今のところ解決策がありません、どなたかご存じの方、Help me。もしかするとリアルタイムOS使っていないとだめなのかな? デバグしなければきちんと動くんだけど・・
→これもトラ技のファームから変えて、さらにnRESET配線1本をきちんと結線することでOKになりました。 nRESETを結線すると、LPC1114に付けたタクトSWでリセットできなくなるので、その際には毎回ライタからのnRESET結線を外してSWを押す、という操作が必要になります。
→上のほうの接続図のようにnRESET中間に1KΩの抵抗を入れることで、そのままリセットも効くようになりました。正しい回路ではないと思いますが、実用上は今のところ問題ありません。
参考:
- トラ技ARMライタを mbed interface にする(LPC1114FN28編)
まさにこれ!と思ってここのファームウエアを試してみましたが、UART(comポート)が出てこない、CMSIS-DAPが出てこない、という状態で断念。 PCがWindows8.1だからかなあ。。
→再度試したところ、下記ページにあるUARTドライバをインストールしたら全てOKになりました。
但し上のページの結線は、何かおかしいです。nRESETの配線が別のところへ行っている気がします。- μVision4でデバッグ!(mbed-MACRUM)
トラ技ライタでは無くファームウエアはここのものは使いませんが、作業の流れはこれが近いです。ファーム書き換え後のUARTドライバはここからダウンロードしてインストールします。 - Keil MDK-ARM v4 のダウンロード
このページのv4のリンクより。 ライセンスフリー版では32Kbの制約があります。v5は通信速度が出なかったです。→これも再度確認したら問題ありませんでした。 - mbedをIDEで使う(野良2-mbed)
μVision4のあたりが詳しいです。
- μVision4でデバッグ!(mbed-MACRUM)
- トラ技のページ
ファームウエアはここから「トラ技ARMライタ基板をCMSIS-DAP(デバッガ)として使うときのファームウェア」をダウロードして流し込みます。→当初はこれでやっていましたが、後で別のファームでOKになり不使用です。- トラ技2014-3月号
ここでまだ買えます。(マルツパーツ館) - 部品セットはここで買えます。(マルツパーツ館)
- トラ技2014-3月号
次回は、この時に仕事で作ったPC上のVB.NetなRS485シミュレータを、LPC1114マイコンに置き換えて通信してみるテストです。
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