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なーお さんの日記

 
2015
11月 8
(日)
16:45
【まさか!?】DigiFi-No19 フルレンジユニットの歪対策?
本文

今日はひと月ほど放置しておりました、DigiFi誌-No19号に付録の、Olasonic製8cmフルレンジユニットで遊んでみました。

拙作、2014年Stereo誌コンテスト応募作品、クリアミントのFostex製PW80を換装です。

まずは外観の比較から。。
写真では判りづらいが、DigiFiのほうがマグネットが一回り大きい。フレームは瓜二つなので、これFostexが作っているのかと思ったのだが、裏から見るとフレーム高さが微妙に高い。Foster製ではないのかな? 次号No20のツイーターも瓜二つなんだが。。

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クリアミントに取り付けた様子。近くに寄らなくても、グラスファイバーコーンの光り方でそれとわかる。

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音を出してみる。 PT20が強すぎるのか、ボーカルが前に出てくる感じで、思いのほか聴き疲れする。 巷ではファイバーユニットはエージングに時間がかかるとか。。そんなものかなあ、それにしてはなあ。。 と思っていたらビックリする内容の書き込みを発見。

スレ主のパイルさん曰く、このユニットは中域の歪が大きく、コーティング剤が効果がある、というもの。

そういえば、facebookで自作スピーカー関連で友人になっていただいている、M川氏によると、光をかざすとファイバーのスキマでスカスカだと言っていた。

そんなに?
んじゃ試してみよう、ということで、キスは女性相手と私の中では相場が決まっているのだが、意を決してセンターキャップにブチューっとした状態で息を吹いても抜ける様子は無し。

なんだ、M川さん、大丈夫みたいだよと報告してから上記記事を読んで、自分でももう一度、コーン部分にまたまたブチューっとして息を吹いてみたらM川さんの言う通りやっぱりスカスカだった。 :hammer:
確かに光にかざすとこんな感じ。
こりゃ音も悪いわなあ。。

SukaSuka.jpg

続いて、例の掲示板の書き込みを自分でも検証してみることにした。 600Hzの正弦波を入れて、PW80(Fostex)と比べてみたのだが。 左がPW80、右がDigiFi-No19(Olasonic)

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・・絶句。 完全に検証できてしまった。 :-?
なるほど、言われるように耳障りな奇数次の高調波歪が結構なレベルです。3,5,7,9,11,13,15,17,19次まで読み取れる。「2号揃えてハイレゾ・スピーカーを作ろう!!」と表紙に書いてあるけど、それ以前の段階ですねこれ。
こんなものを掴ませて、DigiFiもOlasonicもどーなってんの!! てな文句の一つも言いたくなる。

そして、その時の音はどんなかというと、こんな感じであります。(LがFostex,RがOlasonic) 例えてみれば出来の悪いラジカセ以下 (最近ラジカセも聴いていないのに言い過ぎたかもしれないので撤回します)。

気を取り直して。例の掲示板でパイルさんは水性ゴム塗料のコーティングで劇的に改善していたのを見て、私もホームセンターへ行きましたが同じものは見当たらず。
えーい、どうせハイカットして高域はPT20を使うんだ、要は目止めできて軽くて安くて透明ならいいんだ! ということで、ごく普通の水性ウレタンニスを買って帰った。 これなら大抵のホームセンターに置いてあるし、スピーカー工作にも良く使う。

そして実行あるのみ。塗った後は表面にツヤが出た。

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この時点で、600Hz正弦波を入れてみると。。見事に歪が消滅! :-D

DigiFi-No19-coated_正弦波600Hz.gif

気をよくして、F特(軸上30cm)を測ってみた。少し、しゃくれが強くなったかな。コーティング剤の材質は良く選びましょう。
(測定環境がいつものECM8000マイク他を自宅に置いてきてしまったため、手元にあったZOOM H2nのUSBデバイス機能+MySpeakerでやったので、その辺の誤差もいつもよりかなり多く入ってます。)

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そして、クリアミントのパッシブネットワーク(変型12db/Oct、3KHzクロス)を通してPT20とつなげると、こんな感じ。

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PW80に合わせたチューニングのままだから全然ベストではないけど、だいぶ聴けるようになったズラ。 低域も本来の重低音まで出るようになった。やっぱり元々は本当にスカスカだったんだ。。
ファイバーって編み構造なんで、コーン状に成形しただけでは剛性が出ないから、普通はもっと密度を上げて編むかコーティングが必要なんじゃないでしょうか。
Olasonicさん、いくら雑誌付録といっても、最低限のコーティングくらいはした方が良いと思うよ。あと、ユニット型名も決めて欲しかったな。 :-(

以上、怒涛の休日を存分に楽しみました。

コーティング後の正弦波比較動画
https://www.youtube.com/watch?v=d4NRGLJZ5l4


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コメント一覧

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KO球   投稿日時 2015/11/8 19:16

ありゃりゃ・・・私も買いましたよ。まだ聴いてませんが、箱作る意欲がなくなりました~。 [worried]

なーお  投稿日時 2015/11/8 19:35 | 最終変更

KO球さん
コーティング後は低音も出るし、結構いけますよ! 私はクリアミントに当分これで行きます。(Qがものすごく高いから低域がポンポン言うのと、能率が低いからPT20がちと強いけど)

各人コーティング材を変えて、音の違いを楽しみましょう。 :-D

ゲスト   投稿日時 2015/11/9 7:29

私も買いましたが、記事の内容もイマイチで説明不足ですね。スカスカのコーンを見抜けない程、関係者は聴きこ込んで無いのですね。 昨年のStreo誌の2WAYがハイレゾ対応しているのに、そのことに一言事も触れていないのが素晴らしいです。 歪の表を拝見しましたが、粗悪品としか言いようが有りません。 大変参考に成りました

なーお  投稿日時 2015/11/9 19:22 | 最終変更

ゲストさん、確かにこれほどの歪は聴きこむ以前に一度測定すれば済むことですので、別の理由、例えば予価が決まっている中で限られたコストしかかけられず、止む無くこういう仕様になってしまった、ということなのかな、と推測します。
だとしても、削ってはいけないところだと思うんですけどね。 :-(

ゲスト   投稿日時 2015/11/11 7:32

なーお
先日投稿した者です。 Yuoutubeの600hzを会社のヘッドホーンで聴いたときに違いが解らず、自分の耳もたいしたことが無いなーとおもっていましたが、スピーカーで鳴らすと完全に解りました。 これはノイズレベル? 歪? 凄いです。 音楽で聴くと意外と判らないものですか? ネット上では「良い音です!」とコメントしてる方も居るので、自分も違いが解るか自信ありません。
あと、気になるのは、雑誌で発表されている内容と実際の品物の特性が同じかどうかの問題です。全然違うようですと、問題が大きい様に思います。  

なーお  投稿日時 2015/11/11 22:07 | 最終変更

ゲスト様

引き続きのコメントありがとうございます。

私個人的には、雑誌掲載の特性と比べて実物の特性がかけ離れているとは思いません。

また、音質に関しても、私は音が良くない、くすんでいると思いましたが、歪が多いほうが元気のある音に聞こえたり前に張り出すように聞こえたりするので、そうした音が好みの人もいると思いますから、これを良い音として認識されても不思議はないと思います。

結局は音の好みの問題だと思いますので、もしそこまで狙ってあえてこの振動板仕様を選択したのだとしたら、反対にすごいことだと思っています。 まあ、スカスカで重低域が出ないのはいただけませんが、普通は60Hz以上が出ていれば大抵の音楽では十分ですからね。

なーお  投稿日時 2015/11/14 12:41 | 最終変更

ようやく次の週末が来て、大きな音が出せるようになって聴いています。

低域のバランスは大変よくなりました。
しかし、フルレンジとしてはかなり重い振動板なのでボーカルなどの中域のトランジェントが良くなく、音楽に乗れません。 まあ、出来が良いと言われる10cmのP1000の中域が耳に残っているのでそれを基準としては可哀想とも言えます。

その面から言うと、コーティング無しのほうが良かったのかもしれないですね。 でもくすんだ音を聴きたくないし、なかなか難しいものです。 :cry:



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