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当サイトに登録されている日記一覧本日夕刻、お客様への申し送りをばたばたと終わらせ、ご挨拶のあと、レンタカーを博多駅前に午後8時の門限ぎりぎりで返却して一息ついているところです。 長いようであっという間だった不休の1ヶ月。 明朝、成田行きの便で千葉に帰ります。
この出張を含め本年は色々な面で昨年とは違う仕事をしており、がむしゃらにやってきた初年度とは少々違う気持ちになりつつあります。 Privateの理由から退職の道を選び 「独立」「会社設立」から1年半。 今の心境を書き記してみたいと思います。
まず、私の業務内容である「工場設備のソフト開発と立ち上げ」において、一般的には「個人」で請け負うことは全く問題ありません。 自分自身が「ガシガシ」仕事をすることに変わりはないのですから。
しかし、私は以下の理由から会社設立の道を選びました。 (振り返りも含め、徒然に)
1、お客様の信頼感
請負先が「個人」か「会社」か。 それが同じスキルの持ち主ならば、迷わず「会社」を選びますよね。 もちろん「個人」が信頼できないということではありませんし実際ほとんど変わりはないと思うのですが、 後出する本人の「気持ち」の面で差が出そうです。
また、本人を良く知っている人ならば「この人に頼んでおけば大丈夫」 とわかっている場合でも、 それが大企業の「調達部門」であればまずは疑いの目で見ることから入ります。それが彼らの仕事ですから。 そんな場合の「説明」の容易さに、「個人」と「会社」では開きがあります。
2、自身のモチベーション
一番重要と考えていたのがこれです。
自宅兼事務室でSOHO的に仕事をする身分となることから、 仕事とプライベートの区分けが「あいまい」です。 (笑) これは全くもって事実でして、1年半を経過した現在でも「あいまい」なことに変わりないです。
そんな状況の中で仕事をするには 気持ちの「前向きさ」を重視して「会社」にするほうがいいのかな。。 程度に考えていました。 でも今ではこれは「大正解」であったと考えています。
自宅で仕事をしている最中は、社ロゴ入りの「作業着」を着用しています。 田舎の自宅でワイシャツを着て作業をするのは似合いません。 やはり仕事柄、作業着がベストです。 着ていると、何となく気が引き締まるような気がします。
仕事がきつい時、「あーもう、今日はこの辺で終わりにしちまおうかな・・」 と思う時が誰でもありますが、 それに歯止めをかけるのは自分自身しか居ません。 今は小さくても、もしかしたら将来大化けするかもしれない「自分の会社の将来」を背負っていることで、気持ちの面での一つの張りになっています。
特に今回の仕事のような、めちゃくちゃな仕事環境の場合には、なおさらです。 一段落して思い返せば、キレてしまった時には単なる「一個人」でしたが、そこに至るまでの自分とその後のフォローなどは、やはり「会社の社長」としての自分がいまして、「会社にしておいて良かった」 と思うひとコマでした。
仕事を請けるときは、社長としての自分。 それを元に自分自身に指示を出し、「へーい。 わっかりやしたあ! 親方ぁー!」 (スネークマンショー風。 古っ!) となって仕事をこなします。 一種の2重人格のようですが、 夫々の立場での苦楽を味わうことができます。
3、税金に関すること
会社を立てれば、個人で全収入を得るよりも庶務を家内に(パートで任せても、そうでなくても)分割することで多少の節税になりますし、仕事でもプライベートでも共用できる備品などは、会社で購入して個人で「借用」することは、それが目に余るようでなければ一般的には問題ありません。 そのような備品(FAX複合機など)は、会社の経費なり資産なりに計上できます。 経理や決算など、最近ではネットの情報も多いので会計ソフトでなんとかなります。
以上の点は、独立前から調べていたとおりです。 道を外して税務調査で「脱税」と言われるようなことにならぬよう、健全な会社維持に努めています。
そして会社にかかる税金と、個人にかかる税金。 それらの合計が、実際に税務署や地方自治体に収める税金の額になります。 収入が増えていった時に個人でやるよりも節税になります。
・・と考えていたのですが、今年の会社法の改正に合わせてもぐり込まされた、例のとんでもない「役員報酬の損金不算入」改悪。 晴天の霹靂とはこのこと。 自分たちはお国からそんな風にしか見られていないのか、と悲しみと怒りを覚えました。 今日は詳しく書きませんが、とにかくやる気をそがれて、萎えちゃいます。。
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以上、だらだらと書きましたが、そんな感じです。
やってみた感想。 「会社を持つのも、なかなか良いものですよ!」
いやあ、終わりました。 第1期決算と、法人県民税・市民税の支払い。
手前左から 法人税確定申告書、決算書、県民税確定申告書、市民税 確定申告書。この他に別紙や添付書類などが20数枚ありました。 市民税の申告書が、市町村合併(3月27日より香取郡山田町 -> 香取市に)の関係で送付が 遅れていたようで、払いに行ったその場で書きました。
(この解像度で金額が読める人は、たぶん相当乱視が入っているに違いない。笑)
一応第1期ですのでお約束どおり、赤字です。 国庫に年貢(法人税)を納める時なんですが、納める年貢はまだ、ないっす。 法人県民税と市民税の均等割り分、それぞれ(2万円と5万円)のみ。
会社設立から始まって、会計ソフト(会計王5)との戦いの日々、自分に支払う役員報酬にかかる源泉徴収所得税の年末調整、そして決算前の仕訳けの 勉強、決算書の作成と確定申告書の作成。 会計士さんや税理士さんに相談なしで成し遂げた苦労、そんな全てが今報われた気がします。 まあ、間違いもある と思うのですが、それはそれで税務調査の時に指摘を受けて修正します。ハイ。
そんなわけで、初年度が無事に終わって決算が終わったら入れようと思っていた、達磨の右目を入れました。 赤字なのにねえ。。という突っ込みは、なしよ。
これで、すっきり! また今年も、がんばろう!
以下、参考サイトのメモです。
使える!社長の四字熟語100選
沈み気味の話題のあとは、元気の出る話題。
本を買って読む
・・ 普段の私は滅多にしないこと。
しかし昨年末、どうにも気分が落ち込んで仕方なかったとき、いつも配信されてくる、武沢 信行 氏の「がんばれ社長! 号外PR版」に、この本が載っていた。
まだ読んでいる途中ですが、関心することしきり。
元気付けられます。
印象に残るもののなかから、いくつかピックアップして自分なりにまとめてみます。
- 独立自尊
自分のほかに誰がやるのか、という気概をもって取り組む。
(な): 今までこの気持ちでがんばってきたから今がある。
- 剛毅木訥
何事にも屈せず、強い意志をもってひたすら取り組む。
(な): 自分の名前のなかに同じ字がある。足りないのは「強い意志」
- 君子豹変
良いほうに、鮮やかに変わろう。
(な): 今、自分にはこれが一番求められる。
著者の「サラリーマンの人であっても、自分会社の社長の気持ちで生きてもらいたい」 との言葉どおり、誰もが元気付けられることうけあいです。 「現状に不満がある」方々に、お勧めします。
毎度この時期になると憂鬱なのが、2月〆の決算処理と確定申告・法定調書提出。年々、提出書類が増えている。
いつもは2・3日早めに出すんだけど、今年は予め準備していた割に余裕がなく、最終日になってしまった。
結局のところ、大台には乗らないまでも大赤字。 機首に自分の給与を減らして大幅黒字を目指したのにこの有様には凹むなあ・・
とはいえ今年は大型案件で秋まで詰まっているので、その後で案件があれば黒字になりそうな状況であり、 少しでも楽しく仕事をできるように心がけて行きたい。
本日、9年半続けてきました (有)モーションクリエイト社を解散し、株主総会議事録と定款を持って、法務局にて解散登記申請をしてきます。
メインのお客様からの仕事が途絶えがちなのと、先行き不透明なことから、止む無く廃業し、企業に就職することになりました。
そのために、まずは今期分の決算を行う必要があります。 そして、最後に税金を沢山払うことになりそうです。 清算人には引き続き私が就任します。
10月上旬より、サラリーマンに戻ります。単身赴任のため千葉市内のマンションの一室を借りて住む予定です。
皆様、この間のご愛顧をありがとうございました。
13日間にわたる機械メーカー試運転から帰ってきて休む間もなく、モーションクリエイト社の法人決算・確定申告、ようやく完了。
設立後第7期の今回、辛うじて黒字。 大型案件2件こなしたにも関わらずこの程度だ。 そうは言っても4期ぶりの黒字であるので、嬉しい気持ちもある。
また、XOOPS Cubeのモジュール開発に費やす時間をそこそこ取った上でのことなので、良くできた方だと思って良い。
で、既に3月から始まっている今期は、大型案件は期待薄だが、中小の案件をできるだけ取りに行こうと思う。 実働すると辛い面もあるが、仕事に楽しみを求めることを止めにしたため、どんな仕事にも食いついていかねばなるまい。
ということで、H24年期も黒字化して、4期前の損失を消すのが目標。
・・ ところで、
今回より法定調書に「事業年度分の適用額明細書」が追加されて記載提出が必須になった。 これは、「租税特別措置法」の特典を受ける場合に提出が義務付けられたもので、
- 年800万円相当以下の利益金額に掛かる軽減税率
- 中小企業者等が少額減価償却資産について取得価額を損金算入している場合
など、私のような零細企業は特に提出必要となる場合が多いので注意です!
参考:適用額明細書 (小さな会社の税務・経理)
昨年度に予定外の空前の利益を出してしまったため、今期の中間納税も(一般的な方法で)その半分の金額を、本日納税してきました。 期末決算では、きっとだいぶ戻ってくるはず。
弊社の場合は今月のサブプライムショックの直撃は避けられたため、今のところはなんとか凌いでいます。
けれども、今の状況は持ってもあと半年間。 直撃を受けた客先の状況を見ているので、その先のことを本気で考えると、ぞっとします。
今期の利益を少しでも圧縮して将来の飯の種になるシミュレーション機材を購入すべきか、それともじっと我慢して、世に役立つ可能性の薄い税金に持っていかれるのを指をくわえて待つか。。
機材を購入すると固定資産になるため、来期以降も償却費としてかかってきます。 3年前に○○万円かけて購入した機材は、今でもテストで使える場合もありますが、その機会は減る一方。。 今度買ってもせいぜい3年かナ。 それに、今買っても今期の償却費は月割りなのでほとんど落とせない。
5年以上使ってきたカラープリンタは買い換えるとして、他には何か無いものか。
4ヵ月後の期末に納入完了するには、今後1?2ヶ月で決断しなくてはなりません。 悩みどころにこの景気急降下。。参った。
当社は2月末決算でして、 つまり2ヵ月後の4月末が法定調書提出の締切日なのであります。
昨年は4月に長期出張が入ったため3月に済ませましたが、 今年は余裕があってここまでずれ込んでしまいました(笑)。
月末はGWで休みに突入するということで、慌てて帳簿の記載を始めています。 今年はやたらと接待費が多いな。。 まあその時に自分も食べているわけですからまあ、おK。
毎年のことながら、この作業は面倒です。 でも避けては通れません。 明朗会計にしておかないと、税務調査の時にもっと大変なことになるんで。(汗)
これ、今年から 当社のもう一人の役員兼、WEB事業部長であります 奥様に一部を伝授しようと思っていますが、時間に余裕がないし、どうなることやら・・
会社としての年末調整は、サラリーマンの年末調整のように「控除申告書」を提出して終わり、ではありません。
そこから所得税を計算し、12月分の給与から源泉徴収する金額を調整します。 多くの場合は還付されるので、12月は給料が増えるんですよね。
今年は初めて、これを自分で計算します。 社員は私と妻の2人だけですし、妻は配偶者控除の対象で所得税はゼロです。
計算したら、法定調書(↓の総括表など)をまとめて記載し、
給与支払報告書(総括表)の書き方(PDF)
・1月10日までに所得税を税務署に納めて、
・1月末日までに法定調書を税務署と市町村に提出します。
ここまでやれば、あとは個人の確定申告で医療費の申請と、会社の期末の2月決算(決算書提出は2ヵ月後の4月末日)で1年が終わります。
会計ソフトは「会計王5」。 これとの格闘が待っています。(苦笑)
徐々に家内(一応、取締役)に申し送る予定。