一時期封印した月間sreteo誌の「読者スピーカー誌上コンテスト」への応募ですが、 筆者のねちっこい性格が幸いしてか、ラストスパートでほ ぼ満足のゆく結果を得まして、応募することにしました。 stereo誌への投稿は、10年ほど前に super-swan改「目玉おやじ」を工作人間に 投稿した以来です。
再び応募することにした理由は、
- 一部欠点もありますが、自身でもほぼ満足できる音質バランスを得られたこと。 その間に一つの大きなブレークスルーとして「SP左右を入れ替え、後ろ側のあったホーン開口を前まで廻して、そこからディフューザで放射開始することで、中高域のベクトルを横?背後方向に変更し耳に付きにくくできる」ということがありました。 おまけに、低域も35HZまで伸びました。
- FE88ES-Rの1発使用は今回のコンテスト向きの構成ではありませんが、3D-スパイラルホーンSPの新たな音質傾向として評価できる点があるのではないかと思ったこと。
- 数名の人からいただいた、暖かいエール。
時間がなくて滑り込みセーフ、というか仕上げなど水性ニスを2回塗っただけで全く不完全な状態。 下部の支持台兼ディフューザーも垢抜けないデザインでして格好悪いですが、まあ仕方ないでしょう。
以下、応募原稿の草案です。
***
(1) コンセプト
FE88ES-R を1発使用の、3D?スパイラルホーンスピーカー「3D-subako」です。昨年10 月頃より、3D-スパイラルご本家竹中さんのページを参考に自分なりにアレンジした4作目となるもので、長い付き合いのできるメインスピーカーとして設 計・製作しました。
過去の3作で予察を行いながら、ご本家オリジナルとは少々異なるアプローチで設計しています。それは、軽量コーン低Qのユ ニットでもよりBHに近い低域で量感を確保しながら、最低域をバスレフ動作で40Hzまで伸延する2モードを明確に区分けした「ヒラベッタ型3D-スパイ ラルホーン」としたことです。
その結果、BHに近い弾み感のある低域・中低域と、35Hzまで実用レベルで伸びた重低域を得ることに成功しました。
但し、3D?スパイラルホーン特有のショートホーン故の中域放射が特徴的な音作りとなっています。
(2) 設計
【設計諸元】
外形寸法:(支持台含む) W250xD350xH500mm
使用ユニット:Fostex FE88ES-R x 1本/片側
空気室容積:3.5L (形状=箱型、材質=t18mm シナアピトン合板)
スパイラル管径:VP200 使用、195mm
スパイラル管長:26cm
スロート入口高H0:4.5cm
スロート面積S0:37cm2 (ユニット面積比=1.0)
ホーン出口面積S1:61cm2
音道回転回数:3回(スパイラル巻回数:4回)
ホーン長(平均半径基準):105cm
ホーン長(ダクト内空気容積基準換算値):177cm
ダクト共振周波数fh0(ダクト内空気容積基準換算値):42Hz
支持台材質:シナランバーコア(コア:パイン材)t25mm
スパイラル管径200mmは、私の知る限りでは現時点で最大級です。径を大きくして管長を短くし、BH動作を高めることとホーン開口をユニットから離さずコンパクトな良好な音像定位を狙います。
また、開口部は度重なる予察の結果内向き対向として低域の量感不足を補います。
(3) 製作
200mm 径スパイラルは、6mm 厚のキャプタイヤケーブルを13周巻き上げています。これだけ大きいと、最外周までキャプタイヤで固めてしまうと固くて挿入できません。今回は、最後の1 周(厚みにして2mm くらい)分は「すきまテープ」スポンジを使い、多量のエポキシ接着剤で塩ビ管に接着しました。
空気室と積層頭頂部スロート部分には、音質への影響を考慮してシナアピトン合板をMAKIZOU クラフトさんにカット依頼しました。
定在波対策として、空気室内には補強と共鳴防止材を追加しています。
今回最も時間をかけて調整したのが、下部の支持台兼ディフューザーです。特に今回の設計では音道が長く面積も広いので、3D-スパイラルホーンの特徴的な 中域の気柱共鳴が大きめに出ましので、これを耳に付きにくくする「散らし」構造の採用と、低域の量感維持との両立に苦心しました。
(4) 試聴とチューニング
低域はだら下がりながら、35Hz まで十分に伸びてそこから急降下という特性です。
ダクトからの中 域輻射量が多く、音に厚みを付加しているほか、ディフューザの効果により空気室は吸音材無し、ディフューザ出口に少々の吸音材を置いただけでも、耳に付く ような共鳴音はかなり押さえられ、音質劣化を最小限にできました。特に中低域は音源ソースの音質を良く再現してくれていると思います。
一方で中域、特にアコースティック系のホーン楽器やギターなどで少々の「エグ味」が顔をのぞかせますので、これが本作の音質上の特徴の一つになっています。
最終調整により、自身も満足できる音質バランスを得て、無事に拙宅のメインスピーカーの座をSuper-Swan から譲り受けることできました。度重なる相談に乗っていただきました、3D-スパイラルホーン開発者の竹中様に、あらためまして感謝致します。
3、補足資料
(1) F特(使用マイク:Behringer ECM8000 補正あり)
軸上1m、部屋内での特性で、壁効果も多くありますので低域は差し引いての評価が必要です。但し、リスニングポジションでは左右の内向き開口の恩恵で低域 レベルダウンは少なめとなっています。55Hz付近の谷は、BH動作とバスレフ動作がクロスする時の位相関係によるものと思われます。
SpeakerWorkshop での測定結果も添付します。
(2) インピーダンス特性
3D-スパイラルでは、一般のバスレフと異なり、ダクト共振周波数のすぐ下に(本作では38Hz 付近)第1ピークが現れます。また、121Hz のf0c の上に第3ピークがあり、BH 動作を裏付けています。
(3) 空気室設計図
以上
11日(土)は、横芝の鈴木杯・ふれあい杯に参戦。
しかし、、ヒドかった。
1試合で10本ミスする前衛なんて、あんまりだよねえ。自分でもいやになりつつ、けれども気持ちはなんとか前を見て戦った。
毎年いろいろ模索しつつやっているけど、結局自力が無いから無理してもだめなんだよね、もっと堅実なプレーをコンスタントにできる方法を見つけなきゃ。
というのが、来年の課題です。
第3回 水戸黄門漫遊マラソン、昨年初めて走ったところ雨でした。 今年は気持ちよい水戸の秋空の下、完走しました。
- スタート前
- 前の週はLSD主体で脂肪燃焼能力をアップしておいて、ネガティブスプリットで臨みました。
- シューズは、(ナイキ)エピックリアクト・フライニット。 クッション性と軽さに期待です。
- タイムはグロス3時間41分37秒、ネット40分27秒。
種目別順位:280/1879、総合順位:1345/7713。
以下はランナーズアップデートからのコピペ
測定ポイント | スプリット | ラップ | 通過時刻 |
---|---|---|---|
Start | 00:01:10 | 09:01:10 | |
5km | 00:28:15 | 0:27:05 | 09:28:15 |
10km | 00:54:15 | 0:26:00 | 09:54:15 |
15km | 01:20:11 | 0:25:56 | 10:20:11 |
20km | 01:46:09 | 0:25:58 | 10:46:09 |
中間 | 01:52:00 | 10:52:00 | |
25km | 02:12:05 | 0:25:56 | 11:12:05 |
30km | 02:37:24 | 0:25:19 | 11:37:24 |
35km | 03:02:57 | 0:25:33 | 12:02:57 |
40km | 03:29:16 | 0:26:19 | 12:29:16 |
Finish | 03:41:37 | 0:12:21 | 12:41:37 |
気温高めでしたが、あまり影響を感じませんでした。二週間前の酷暑ハーフで鍛えられたみたいです。
- 心拍数、フルで初めて測定しました。ネガティブスプリットなりに右肩上がり。最大168はほぼ自己最大心拍数並み。最後は息がキツくてひーひーいってペースが落ちました。修行が足りませんね。
がんばったので、ガッツポーズ
この大会は、駅前からのSTART/GOAL、給水ポイントの充実、途切れない沿道の応援など、とても気持ちが良い大会です。お勧めします。
昨日届いた、Fostexの限定ユニット、FE103-Sol。 これをとりあえず 3D-subakoに仮付けして音出しを試みた。
- リヤのマグネット部分。フレーム裏側のはシリアルNoか?
- 横から
- 3D-subakoに仮止めしたFE103E-Sol。独特のフレーム色。
- 木ネジはメッキ仕様。
- 仕様
- 口径:10cm
- インピーダンス:8Ω、(16Ω仕様もある)
- 再生周波数帯域:f0~40kHz
- 出力音圧レベル:90dB/W/m
- 最大入力:15W(MUSIC)
- 最低共振周波数(f0):85Hz(8Ω)、88Hz(16Ω)
- 実効振動質量(m0):2.5g(8Ω)、2.4g(16Ω)
- 共振尖鋭度(Q0):0.44(8Ω)、0.54(16Ω)
- 実効振動半径(a):4.0cm
- マグネット重量:226g
- 総重量:0.65kg
- 音質
以下、3D-subakoのユニットをFE103Eから交換してみた感想。- 能率が高い。 数値上103Eよりも1dB高いうえにハイ上がり。
- 軸上での 高域はかなり伸びている。 質的にはFE103Eのようなしっとり感は低く、FE103Enに近い少し硬さのある高域。 しかしFE88ES-Rの刺さるような高域ほどキツくない。
また、弦を聞いてもフルレンジ特有のカサカサした紙っぽいさはおとなしくなって、悪くない。 ハイハットの金属感もわりとある。 - 中高域の透明感はかなり高い。
- 中域はまさにFE103系伝統の朗々と鳴るボーカル、サックス。
- 中低域・低域とも、Qが少し高めのせいか、よく出る。 そして3D-subakoの大径スパイラルを割としっかり駆動できている。
- 全体の音場は、奥に広がるよりも手前に出てくる明るい音質。 もう少ししっとり感があるのが好みなのだが、エージングで良くなるか。。
というところで、なにしろこれが標準のFE103En+2,000円程度で買えるのだから、お値打ちとしか言いようがない。
もちろんしっかり聞き込むには高域の繊細さなどはよく出来た2wayに及ばないが、普段BGM用に使うフルレンジとしてはコスト比を含めた評価で最強のランクに入れたい。
次は、ツイーターの追加テストと、スターの交換用バッフルを作ってそれに換装するテストを予定。 塩ビ管スピーカーのオフ会に間に合わせたい。
ここ数ヶ月間で、私の管理する特定の掲示板にスパム投稿が増えてきました。 特に海外からのもので、URLを単に羅列するだけのものです。
今までは手作業で削除してきたのですが、今日は簡単な対策を施しました。
6月9日に走った、東京北区赤羽マラソン(ハーフ)にまた参加してきました。稲毛は引き払ったので、香取市の 自宅から車で100km走り、会場内の500円の公共駐車場に停めました。
- 北区赤羽マラソン会場の遠景
前回も最高気温予想30度でしたが、今日は季節外れの台風一過で、32度でした。
そりゃもうね、暑いのなんのってね、ヘロヘロになり途中からジョギングペース。最後は少し歩いちゃいました。
シューズは、Onクラウドフロー。重さを我慢して、推進力に期待しました。
1時間56分53秒、6月9日に走った時よりも更に10分も遅いけど、50~54歳部門別順位は一つ下がっただけの4位/38人、男性39位/242人、で済みました。走った皆さん、スタッフの方々、お疲れ様でした!
台風がくる前に、最後のあがきでスパイラルダクトの微調整(ディスク枚数18枚→16枚に減)をして梱包、最終審査に向けて音楽之友社stereo編集部宛に発送しました。
上の方を持つとエンビ管が抜けたりするので、説明書と合いマークを貼り付け。
宅配便は、カインズホームで2個口1000円で送りました。輸送業者は佐川急便、価格破壊ですねこれ。クロネコ宅急便だったら3千円オーバー必至。
ところで、先日水が入ってから調子の悪い左耳が相変わらずで低音が10db位小さく聞こえていて、調整に支障があります。 時々目まいもあるので、医者から処方されたメニエール病の薬は続けて飲んでいるのですが、、