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なーお さんの日記

 
2019
11月 17
(日)
22:54
本文

(2019-12-22 まとめページと同じ内容に変更しました。内容も少しだけ加筆しています。)

 2017年の夏ごろから始めた、大転子ランニング指向によるランニング走法の研究。 下のブログ一覧のように2年半の歳月をかけて色々と回り道しながら、ようやく自分に合った効率の良い走法:Neo逆ローリング走法にたどり着きました。

Neo逆ローリング走法の特徴とコツ anchor.png

 2019年11月10日(日)完走の第33回 成田POPランで試した、素の逆ローリング走法のエコノミー改良版です。 仮称→「Neo逆ローリング走法」と名付けてみました。

NeoGyakuRollingMethod.gif

 素の逆ローリング走法の特徴は、遊脚を後方へ脱力スイングさせて接地を迎えることで、膝への負担を減らすことでした。しかしその為にはある程度の後方へのスイング速度が必要で、準備段階で脛が前方へ振り出し気味になってしまうため、それを補う動作によってエコノミーがやや低下していました。

 今回のNeo逆ローリング走法では、この遊脚の後方への脱力スイングを封印し、より穏やかに接地を迎えることが可能になっているので、フォアフットとの相性もバッチリです。 ポイントは、接地前にシザースで前に出ようとする脚に骨盤(大転子)を引っ張ってもらう感じにすることで、骨盤を後方力で保持しつつ少しづつ前方に穏やかに移動させて、脛を前方に投げ出すことなく足が無理なく重心付近に降りてくるようにすることです。結果的に直後の脚の後方へのスイング速度は下がります。

 遊脚の重さを腰に感じながら、骨盤(大転子)を「後方に保持し」、位置的には脚に引っ張られて「徐々に前方に移動」させる。力学的には、前に出ようとする脛の慣性エネルギーを骨盤の移動で吸収する形ですので、結果的に無理なく無駄なく効率的に骨盤が前に出るのです。
 みやすのんき氏の膝下だけ「前スライド」の意識からの速度アップのコツとしても有効だと思います。言ってみれば、骨盤・大転子を「前スライド」させるイメージでしょうか。 でも骨盤を自力で前にひねるわけではなく、あくまで脚に引っ張ってもらうわけなので、「腰を前に!」とか「骨盤前傾!」なども無理に意識することなく、割と簡単にできちゃいます。

 これは慣れの問題で一度できるようになると難しくないのですが、活字で説明してもなかなか理解がし辛いでしょう。
 今回は、上記の説明の難しさから、力の方向だけではなく左右の大転子の変位の増加方向(位置の変化)も各コマに追加して理解の一助となるように改良して解説します。

コマ図解説 anchor.png

接地及びその前後 anchor.png

1.接地直前 anchor.png

 左脚(赤色)は僅かに後方保持でほぼ脱力、右脚(青色)は脚の振出しに引っ張ってもらって右大転子が前に移動している真っ最中。 脚のを重さを腰に感じながら引っ張ってもらいつつ右の骨盤を「前スライド」的に移動することで、ダンプ効果があり脛の振出の抑制もされるようです。 あくまで脚に引っ張ってもらうのが重要で、力を入れて自力で前に移動させるのは効率を落とすだけで効果がなくなります。
 また、右の大転子が前に移動しながら左脚が接地を迎えることになるので、腰の回転により左の大転子には着地荷重へ備える後方への荷重受けができ効率よくトルクが伝わるという一石二鳥の効果があります。

20.png

2.接地の瞬間 anchor.png

 左脚は脱力か、少し上方保持でごく弱いスイングをする程度で地面反力をしっかり受ける準備。右脚は前コマ同様に後方保持しつつ前方移動継続。

01.png

3. 最大着地荷重 anchor.png

 左脚は最大荷重を受けるため下方向に荷重。右脚は前コマ同様に後方保持しつつ前方移動継続。

02.png

4. 最大荷重~着地荷重抜き anchor.png

 左脚は最大荷重を受けた後に早めに荷重抜き、大転子は前方から上方へ素早く回転させ吊る。右脚は前コマ同様に後方保持しつつ前方移動継続。

03.png

跳ね上げ~空中姿勢 anchor.png

5. 膝下の跳ね上げ誘導 anchor.png

 左脚は荷重を抜いた後、膝を前方に保持して脛の跳ね上がりを誘導する。(上に力を入れて跳ね上げる必要は全くない)大転子は前方から上方へ素早く回転させ吊る。右脚は前コマ同様に後方保持しつつ前方移動継続。

04.png

6. 右脚の脛振出し抑制 anchor.png

 左脚は脛の跳ね上がりを誘導しつつ、膝の前方移動のための準備。右脚は前コマ同様に後方保持しつつ前方移動継続で、脛が振り出されてくるので結果的に少し強めの後方荷重になる。

05.png

7. 右脚の脛振出し抑制 anchor.png

 左脚、右脚とも、前コマ同様。

06.png

8. 左脚は前方にシザース開始 anchor.png

 左脚は前方にシザース開始。左大転子を後方に抑えることで、左膝はすっと前へ出るとともに、左側骨盤を引っ張り始める。 右脚は前コマ同様だが接地準備に入る。

07.png

9. 左脚はシザース anchor.png

 左脚はシザースですっと前へ出て左側骨盤を前スライドさせつつ引っ張る。右脚は前コマ同様だが接地準備に入る。

08.png

10. 右脚は接地動作へ anchor.png

 左脚は前コマ同様だが右脚が接地動作のため脱力してゆくため、膝の前方移動は鈍る。

09.png

11. 以下、1コマ目の左右反対動作 anchor.png

10.png

まとめ anchor.png

 以上ですが、走法やフォームの説明って難しいですね。 このアニメとコマ図でもなかなか理解が難しいと思いますが、遊脚の振出しに引っ張られて大転子が穏やかに前方移動する感覚を一度得られれば、あえて逆ローリング走法や前スライド走法ではなくても、ご自身が走り慣れているフォームに組み合わせて走ることができるのではないかと思います。

 私の方では、今後も更にブラッシュアップに努めてゆきたいと思います。

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コメント一覧

なーお  投稿日時 2019/11/24 9:19 | 最終変更

 本文の内容とは違う視点なので自己コメントで書いておきます。

 みやすのんき氏著の、「アルティメット フォアフット走法」に関連することです。 氏は著書で「前駆段階」として「前スライド」走法を提唱して、フォアフット入門法として提案されました。 私は「前スライド」意識は躓きやすいと感じ、躓きやすさに関する記載が著書になかったことを指摘したわけです。

 著書の中で、トップアスリートがゆっくり走る時に「キュッ、キュッ」とか「ザ、ザ、ザ」という音をさせていることに着目し、「前スライド」走法と結び付けていますが、そのトップアスリートは果たして「前スライド」意識で接地しているのか聞いたのかというと、著書を読む限りそうではなさそうです。 私の推測では、そのトップアスリートのゆっくり走行時の着地音は、前スライドを意識して着地しているわけではなく、単にゆっくりしたフォアフットで走る時に出てくる音で、結果として前スライド的に着地しているだけなのだと考えます。

 実は、このブログ本文の「Neo逆ローリング走法」に記載したような、シザースで発生した前方への脚の慣性エネルギーで骨盤を引っ張ってもらいつつ、脚の振出しを抑える方法によればフォアフットにしやすいのですが、これでゆっくり走ると、前スライド的に「ザ、ザ、ザ」と接地することに気が付いたのです。 意識してそうしているわけではありません、なってしまうのです。 もちろん速度を上げればその音は消失し、もっと短い歯切れ良い音に変わってゆきます。

 氏の著書には膝下の「前スライド」走法から「アルティメット フォアフット」走法へ進化させる道筋が書かれているように見えて実際には書かれていないように思います。 書かれているのは、一般的なフォアフット走法をマスターする要素やトレーニング方法であって、読者が知りたい膝下の「前スライド」から「アルティメット フォアフット」に進化させる道筋や意識の記載が薄いと思うのです。
 もしかすると、大部分を占めるフォアフットの章は先に書き上げられて、後から前スライド意識の分を加筆したのではないか、というように読めますね。

 つまり、「アルティメット フォアフット」走法(究極のフォアフット走法)と大々的なタイトルを掲げていますが、そこに至る方法としては、膝下の「前スライド」はひとつのきっかけに過ぎず、それが必須なわけではないのでは? ということです。 私が体験したように、結果として前スライドと同様にトップアスリートがさせているような着地音の接地を得られれば、その先に「アルティメット フォアフット」走法が開けているのではないか? そこに至る道筋は前スライド意識に限らず無数にあるのではないか? そもそも氏が掲げる「アルティメット フォアフット」走法ってどんな究極のフォアフット走法のことを言うのか明確に定義されてないしねェ。。というのが私の思うところです。もしかしたら来年、続編が出るのかな?

 もし、「前スライド」意識で走ってみて躓きやすいと感じた人は、それにこだわることなく、別の方法でも結果的に前スライド的に安全に重心真下に着地できる方法を見つけるほうが、幸せになれるような気がします。

 ・・まあ、一人のちっぽけなサブ3.5ランナーの戯言です。

 とはいえ、みやすのんき氏には、こうした考察を行う機会を与えてくれたことと、フォアフット走法マスターへの一つの道筋を示してくれたことに関して、改めて感謝いたします。ありがとうございました。

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