リビングルーム用の塩ビ管スピーカー。 「Kids」と命名。
製作が大詰めを迎え、塗装に入っています。 本日、本体部分の2回塗りまで終了し乾燥中。 明日塗装を終えて、細部の調整を行えば、スタンドを除き完成します。
Kidsと名づけた理由は、コニさんから「お面を被った子供が見上げている様子」との印象をいただいたからです。 白色に見える塗装は実際はクリームイエローです。 ムラだらけですが、3回目を塗ればそこそこの状態になるでしょう。
頭部はシナアピトン合板t18mmの2枚重ね。 いつものように積層模様を楽しめる水性クリアラッカー塗装で仕上げました。
スパイラルは、コニさんから頂戴した125/150異型ソケットに装着。 入口付近がテーパーになっているので、グラインダーで削って外形序変。 ダブルバスレフスパイラルで動作させます。
なお、スタンドは10月25日のオフ会に間に合いそうにありません。 Cool Bizのスタンドを拝借します。 少し高さがアップするのですが、オフ会には丁度良いでしょう。
製作中の記事
[構想] 仮称:3D-Seven
[製作] 3d-One(仮称)製作開始
[製作] 3d-One(仮称)首周りの固定
[製作] スパイラル巻き始め
[製作] 3d-One(仮称)仮組み、音出し
先日の日曜日は、恒例の塩ビ管スピーカー関東オフ会(@新横浜)に参加してきました。
今回も多数の参加で、とても楽しい時間を過ごすことができました。 主催者のたてちゅうさん、MCを引き受けていただいたザンジバルさんほか、皆様、ありがとうございました。
それぞれの作品の写真とコメントは、本館アルバムで見れますのでここでは割愛します。
私はリビングテレビ・オーディオ用の新作塩ビ管スピーカー「Kids」で参加しました。
ご覧のように、まだスタンドを作っていないため、Cool Bizで使っている台の上に乗せた状態での音出しでした。今にも倒れそうですね。でも現時点では自宅でもこの状態で聴いています(汗)
音のほうは、20度上に向けることでFE103Enのフルレンジ高域を自然に減衰し、DAYTONツイーターで弦の擦れ感を出すという一つの目的があったのですが、これは参加者の方にも伝わったようです。
中域の自然な鳴り方は、FE103En本来持つものですし、ダブルバスレフスパイラルの低域の厚み・切れも、低域ブーミーな会場としては、そこそこ出ていたかと自己評価しています。 今後、スタンド製作と共に、測定と細部の調整、吸音処理などを行い完成させた後、本館に投稿したいと思います。
そして今回は関東オフでは初の試み前回コニさんによるiPodに続く2回目の試み、「PCオーディオ」のデモを兼ねて、自宅のサーバーからONKYOのサウンドカード「SE-90PCI」を抜いて、予備のWindows2000システム(プレーヤーはLilith、Asio4Allで伝送)を前日に無理やりセットアップして持ち込みました。
1ヶ月前には、別館で告知しましたように、ノートPCとUSBサウンドデバイスで行こうと考えていましたが、微妙に音の冴え具合が落ちるので、荷物の重さを覚悟でDC-61と共に持ち込んだわけです。
無事に音も出たのですが、短時間のオフ会ではなかなか音の良さも伝わりにくく、次回は上記ノートPC+USBデバイスで光アウトとし、たてちゅうさん所有デジタルアンプに光入力で行こうと思います。
最後に、オフ会直前の製作最終段階で撮った写真をいくつか貼っておきます。
ユニットには、デッドマスを接着してます。
空気室内部には、制振と共鳴拡散効果を期待して、鉛シートにメレンゲ上の凹凸を付けたものを貼り付けています。 多少の効果があるように思います。
先週3連休最終日に開催された、集まれ!塩ビ管スピーカーの関東オフ2010。
そこに参加した私のスピーカー、Kids on Jenga が、(とりあえずそのまま)我が家のリビングスピーカーに復帰しました。
実は、オフ会終了後は下部積層スパイラル部分を外して元のケーブル巻きスパイラルに戻すつもりだったのですが、このデザインが案外我が家のリビングに溶け込んでおり、家内の評価も上々だったため、そのまま居座ることになった次第。
オフ会の会場は低域過多気味なので、下部の可変積層スパイラルは少し絞リ目の設定で臨みましたが、 我が家のリビングは割と素直な特性なので、もう少し低域の量感を出したいと思います。 積層枚数を減らすか、枚数維持で位相回転角を小さめにするか、近々やってみようと。
なお、本来の積層スパイラルの実験もそのうち手がけようと思いますが、その時には低域の出易いCool Bizを使おうと思います。
- 関連リンク
- 10月11日(月・祝)のオフ会の様子
- オフ会時のKids on JengaのYouTube動画
- オフ会向けの選曲
- JENGA製作(2010-10-5)
- Kids on JENGA(2010-10-7)
突然ですが、ひらめきました。
下の画像に写るパーツを合成したものを。。
当分、妄想が続きそう。
要点だけかいつまむと、
- FE103En-Sを、Kidsスタイルのシナアピトン合板2枚重ねバッフルに取り付け、20度上を向かせてツイーター付加。 これで透明感のある中高域を得られる。
- Super-SWANは元々頭部を取り外し可能にしてあったので、首から胴体にかけては、そのまま流用。
- ロード開口部を塞ぎ、Kenbeさん流のバックロードバスレフ化。そこに積層スパイラルを上向きに取り付け、最適化調整。 伸びのある低域が得られる。
高さ・奥行きとも大きくなってしまうけど、これなら旧材利用でメインスピーカーになりうるクオリティが得られそう。期待できそうな気がする。今年の塩ビ管オフ会に間に合うかも。
先日発売の月刊stereo誌8月号には、なんと、デンマークの高級スピーカーユニットメーカー、scan speak 製の10cmユニットが2本付いて来ました。実質口径は8.5~9cm弱という感じです。
しばらく出張でドタバタで何もできなかったのですが、昨日やっと、Cool Biz に取り付けて試聴してみましたのでそのインプレ。
まずは外観から。
プラスチックフレームそのものが嫌いでなければ、 作りはしっかりしていますし、某所で音を出した人がいて、悪く無さそうです。 コーンはパルプコーンにコーティングです。 これでペア3千円なら納得ですね。
取り付けネジが3本しかないので、その分背面の空気抜けは抜群に良さそうです。 ダンパー背面もすかっとしていますね。
ボイスコイルボビンの色が気になる。。
最初の写真でも確認できますが、ポールピースにも背圧抜きの丸穴が空いています。
特性図をみると、Xmaxが±2.3mmと大き目で、歪感の少ない低域が期待できそうです。
Cool Bizに取り付けて、試聴とエージングを開始。 いい加減な取り付けなので、細かい部分は不正確なインプレです。
- SPL特性でもわかるけど、高域方向に上昇している感はあります。 けれども耳障りな高域ではないので、あまり気にする必要はなさそう。
- 中域が引っ込んだ感じは確かにあります。 普段Fostexの音に慣れてしまっているから尚更なのかもしれません。 けれども、音の分離などは悪くないですし、歪も少ないように思います。
一部の情報として、音場の前後感も表現されるという話もあり、確かにそれもある気もしますが、特筆するほどでは無いかなあ・・ FosのFEシリーズと良い勝負しているには及ばない感じ。
まあ、細部のプレゼンスまで表現できるかといえばそれは無理ってもので、エージングに多少期待しても多くを望みすぎないほうがいいかも。 - 低域は、最初のうちは低いほうの伸びが今一つかな、と思っていたのですが、エージングを続けているうちに段々と出るようになってきた気がします。 FostexのFEシリーズなどのXmaxの極端に小さなフルレンジユニットに比べたら、歪感は確かに少ない低域だと思います。
ただ、少し重めの低域という気がします。軽い低域が好きな私としては少々マイナス点。
以上、ざっとしたインプレですが、ことしはコンテスト用に箱(+筒)を作って応募してみようかな、と思わせてくれるユニットですね。 BGM用として見た場合に、かなりバリエーション豊かな箱に適合する、良質のユニットだと思います。これで雑誌が付いてきて3千円は、破格ですね。
構想は、少しずつ出来てきています。
昨日届いた、Fostexの限定ユニット、FE103-Sol。 これをとりあえず 3D-subakoに仮付けして音出しを試みた。
- リヤのマグネット部分。フレーム裏側のはシリアルNoか?
- 横から
- 3D-subakoに仮止めしたFE103E-Sol。独特のフレーム色。
- 木ネジはメッキ仕様。
- 仕様
- 口径:10cm
- インピーダンス:8Ω、(16Ω仕様もある)
- 再生周波数帯域:f0~40kHz
- 出力音圧レベル:90dB/W/m
- 最大入力:15W(MUSIC)
- 最低共振周波数(f0):85Hz(8Ω)、88Hz(16Ω)
- 実効振動質量(m0):2.5g(8Ω)、2.4g(16Ω)
- 共振尖鋭度(Q0):0.44(8Ω)、0.54(16Ω)
- 実効振動半径(a):4.0cm
- マグネット重量:226g
- 総重量:0.65kg
- 音質
以下、3D-subakoのユニットをFE103Eから交換してみた感想。- 能率が高い。 数値上103Eよりも1dB高いうえにハイ上がり。
- 軸上での 高域はかなり伸びている。 質的にはFE103Eのようなしっとり感は低く、FE103Enに近い少し硬さのある高域。 しかしFE88ES-Rの刺さるような高域ほどキツくない。
また、弦を聞いてもフルレンジ特有のカサカサした紙っぽいさはおとなしくなって、悪くない。 ハイハットの金属感もわりとある。 - 中高域の透明感はかなり高い。
- 中域はまさにFE103系伝統の朗々と鳴るボーカル、サックス。
- 中低域・低域とも、Qが少し高めのせいか、よく出る。 そして3D-subakoの大径スパイラルを割としっかり駆動できている。
- 全体の音場は、奥に広がるよりも手前に出てくる明るい音質。 もう少ししっとり感があるのが好みなのだが、エージングで良くなるか。。
というところで、なにしろこれが標準のFE103En+2,000円程度で買えるのだから、お値打ちとしか言いようがない。
もちろんしっかり聞き込むには高域の繊細さなどはよく出来た2wayに及ばないが、普段BGM用に使うフルレンジとしてはコスト比を含めた評価で最強のランクに入れたい。
次は、ツイーターの追加テストと、スターの交換用バッフルを作ってそれに換装するテストを予定。 塩ビ管スピーカーのオフ会に間に合わせたい。
昨日、3D-subakoにセットしてユニットの音出し・エージングを開始したFE103-Sol
今日はツイーターを仮設してテストしてみました。
テストしたツイーターは、以下の2つ。
- (DAYTON AUDIO) ND16FA-6
- (Vifa) XT25SC50-04
なお、FE103-Sol側にコイルを入れると途端にダンピングが悪くなり、3Dスパイラルの良さが半減するのでその線に解はなく、当初よりツイーター側のハイパスフィルターのみとして計画する。
- (DAYTON AUDIO) ND16FA-6
DAYTON のツイーターは、過去にFE103Eとの親和性が良かったので期待。 しかしFE103-Solの高域が非常に伸びていてかつ能率が高く、却ってつながりにくい。
1μFの6dB落ちハイパスで繋いでみたが、能率的にも品位的にも、物足りない結果に終わった。 - (Vifa) XT25SC50-04
これも以前、FE103Eと使用して好結果を得ていたツイーターで、割と大人しめの音質で繋げやすく、 インピーダンスが4Ωなので能率的にも期待できる。
結果、1μFではFE103-Solの高域を汚してしまうので、0.47μFにしてみたが、これでも少々強めの印象。 オフ会はこの程度でよいかもしれない。
以上から、 (Vifa) XT25SC50-04 用にバッフルの設計を変更した。 今週末に製作に入る予定。
今年もstereo誌コンテストの時期が来ました!
既に塩ビ管スピーカーのサイトのほうに、8月号付録の2way各ユニットの測定結果を報告していて、シミュレーションは進めていました。 なんとなく良い感じの特性が出たので、あとは実際に作って煮詰めてゆけばおKでしょう。
肝心の箱のほうはなかなかアイデアが出なかったのですが、無い知恵をかき集めて、構想が出来上がってきたので一回目の案です。
画像のとおり、今回は塩ビ管スピーカーです。
いつもの感じでVP125を使用。 但しバッフル面の固定方法を変更してユニットは正面を向けます。
上蓋、下蓋の三角錐は、共鳴予防のつもりです。材質などはこれから考えます。
ダブルバスレフとして、第1ダクトは3Dスパイラル、第2ダクトはリングダクト。 例によってfd1<fd2として逆ダブルバスレフ構成で考えてます。
今回の3Dスパイラルダクトは、φ100mmのPVCパイプを利用して、積層タイプながら少し手抜きします。 詳細は今後の製作段階にて。
リングダクトは内リングの固定方法など課題も多く、これから考えます。
今日は曇りで工作日和。
昼前に開始して、昼食をはさんでさきほど終了。 終わった途端に雨が降り出した。 なかなか運が良い。
まずは穴あけから。 7mm径x80個、10mm径x166個をハンドドリルで。
そのあと、ハンドジグソーでひたすらカット。
40枚のディスク切だしまでで終了。
夕方から雨が降り出した。でも降ったりやんだりで、合間をみて面取りも実行、12枚ほどできた。
こんな感じに重ねてたあと、M6ボルトで締めあげて、周囲にスキマテープを螺旋状に貼り、VU75塩ビ管に挿入するです。
各ディスクの位相ずれ具合を調整し、ダクト開口面積を調整できます。ひねりを強くすると面積減少、弱めれば面積増大です。