スパイラル ダブルバスレフ 塩ビ管

塩ビ管スピーカー、MSDBS-1(Middle-Speed DB Spiral-1)を塗装してみました。 設計コンセプト・製作経過は、そちらのページでご覧ください。

塗装イメージコンセプト

今回、折角の塩ビ管スピーカーなので、ちょっとスピーカーらしくない楽しいイメージを乗せたいと考え、涼しさを付加してみました。 

Cool Biz」という言葉が出来てから久しいですが、この名前のスピーカーは、さすがに お初! ですよね。
 胴体のV字の色分け部分を、襟の形に似せてW型にすることも考えたのですが、やりすぎに思ってやめました。 :-D

内部構造と低域特性

  • ダブルバスレフの第一ポートは通常の直管ポート。
    第二ポートは、2条円筒スパイラルダクトです。各継ぎ手部分は、嵌め込み式で分解可能。
    090425_CoolBiz内部構造図.jpg

  • あくまで実験中の測定を基にしたイメージです。
    シングルバスレフダクトにスパイラルを使用した場合に比べて、ダブルバスレフ化により低域の輻射が効率よく行われているようです。
    090425_CoolBiz特性イメージ.jpg

  • 塗装前の状態でのF特測定結果。
    低域の特性としては、なかなかのものです。 また、聴感上の歪も小口径の割りに少ないです。 ただし音は狙いよりソフト傾向。
    msdbs-1_spl.gif

  • インピーダンス特性
    FE88ES-Rの裸(バッフル無し)の特性との比較。ダブルバスレフとしての動作と、スパイラルの広帯域共振の感じが出てますかね。
    msdbs-1_imp.jpg

設計計算要旨

090425_CoolBiz計算.jpg

試聴

 音は、スピード感はあまり無いが、40?100Hz付近の低域の量感が十分に厚く、落ち着いた音になりました。 ある意味、ダブルバスレフ甘い低域なのだが、スパイラルダクトのおかげで低域輻射周波数域が広い(ロードのかかる範囲が広い)ので、小口径の割りに歪み感が少ない、量感はかなりあって落ち着いて聴ける低域です。

 一方、スパイラル特有の中域の漏れは、第一ダクトの遮蔽性のおかげで良くなっています。 けれども、まだまだ漏れてくる感じは強め。

 高域は、バッフルの材質が柔らかいためか、ちょっと荒れた印象。この辺をしっかり作った3D-subakoには敵いません。 この辺は時間をかけて改良してゆきたい。 当分の間は、拙宅のメインスピーカーでいられるでしょう。

スナップショット

まずは正面から

20090419_coolbiz2.jpg

少し斜めから

20090419_coolbiz3.jpg

リスニングポジションから

20090419_coolbiz1.jpg

塗装作業風景

20090418_sppaint.jpg

出来栄え

バッフル面は白ではなくて、薄橙色あたりが良かったかナ。 あと、ヘッド部分は前後組みかえればリバーシブルに色が選べるので、今度気が向いたら 紺色のほうにしてみようと思う。

テレビ出演

2009年5月29日(金)24:15~24:45の、タモリ倶楽部に出演しました。

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