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5月
9
(金)
先日のインピーダンス測定後、ダクトの再チューニングを行い、周波数特性と合わせて確定版として再測定しました。
ついでに、先日のインピーダンス特性がグラフ縦軸がLOGスケールではなくリニアスケールになっていたのに気づいたのでそれも修正。
また、周波数特性もARTAのデュアルチャンネルで測定し、Speaker Workshop にインポート、インピーダンス特性グラフと並べてみました。
中域の共鳴があり、ダクトからの漏れによってモロに干渉をうけていますね。何とも荒々しい特性です。(汗) オフ会は吸音材の増量もせずにこのまま行きます。
オフ会の配布資料を書きました。
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5月
4
(日)
先日製作した、スター-Solのバッフル塗装とF特の測定をやってみました。
塗装は水性クリアニスを10回程度塗り。
測定のほうは、いつものように狭い部屋で適当に測定しているため、参考程度にしかなりませんが一応載せておきます。
- ユニット特性どおりのハイ上がり。 バッフルに15度の迎角が付けてあるためこの程度で収まっているが、軸上で測定したらもっと顕著に出る。
ツイーター付きは10KHz以上でほんの少しレベルが上がっている程度だが、聴感では指向性がブロードになるぶんSolの高域のきつさをマイルドに拡散してくれる感じ。
いつもの測定と異なり、PCの標準マイク端子に入れて測定したので高域が減衰しているが、実際にはもっと伸びていると思う。 - 星型バッフルは、ScanSpeakの付録ユニットの時はちょうどよかったけれども、中域の張っているFE103系では1~2KHz付近にピーク、いやむしろ丘ができてしまった。 これはヘッドを作り直さないと治らないから仕方ない。
- 低域は175Hzのfd2ピークは以前のスターでもあった通りで、本来なら押えたいところだが。 また、ダクト出口音圧では、ダクト面積を広げたことで中域の漏れがオリジナルのスターよりも増えてしまっている。
というところでハイ上がりは仕方ないとしても、 やはりベストな箱では無いなあ。 もっと時間をかけて新作すべきなのでしょう。
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5月
5
(月)
昨日F特測定したのですが、どうもRchの低域の伸びが今一つのようで、7年ぶりにインピーダンス測定にトライしてみました。
使用ソフトは、「ARTA」に付属の「LIMP」です。 「Myspeaker」でもインピーダンス測定は可能なのですが、アンプを介して行うため、バランス出力のアンプは使えなかったり、接触不良などで抵抗が外れたりするとPCのマイク入力が壊れたりするので、アンプを介さずに測定できる「LIMP」で今までも測定してきました。
- 参考にしたのは、当サイトのこちらの記事。 オヤさんのサイトがずいぶん前にクローズされてしまったのは痛かったですが、今なら他にも参考にできそうなサイトはググれば出てきますね。
- ARTAは、こちらからダウンロードできます。
- ケーブルの製作
- サウンドデバイス出力を100Ωセメント抵抗を介してスピーカーに接続し、抵抗手前からダイレクトにマイクRch入力に。 抵抗のスピーカー側からマイクLchに入力します。
- 実際に製作したケーブル。 (手持ちにあったものを流用したので、配線太さがまちまちですが)
イヤホン出力プラグ側はモノラルでもOKですが、マイク入力プラグはステレオミニプラグが必要です。
- LIMPの設定
- Setup / Audio Devices
製作したケーブルをイヤホン出力ジャック/マイク入力ジャックに差して、LIMPのメニューのSetup / Audio Devices で表示するウインドウ上で、使用するサウンドデバイスを選択します。 - Setup / Generator
スピーカーを接続し、LIMPのメニューのSetup / Generator で表示するウインドウ上で、「Test」を押すと、マイク入力レベルが表示されます。 出力レベル十分に高くしておくと、測定精度も高くなるそうです。
なお、この図のようにL側のレベルが高い場合は、L/Rが逆に接続されている可能性があります。 (その場合は、次の項目「Refference channel」を変更します。) - Setup / Measurement
LIMPのメニューのSetup / Measurementで表示するウインドウ上で、Measurement config 内で 「Refference channel」の「Left / Right」 を正しく選択します。 どちらか迷う場合は、ひとまず測定してみておかしければ逆にしてみる、という手順で大丈夫。 平均化などは必要に応じて試してみるとよいでしょう。
- Setup / Audio Devices
- 測定
- LIMPのメニューの Record / Start か、アイコンの「Start Rec」を選択すると、測定を開始します。
- 測定結果は、例えば下図のように出ます。グラフ縦軸スケールなどは、必要に応じて調整します。
- File / Export As で、「Plain .ZMA」形式データを生成しておきます。
- Speaker Workshop へのインポート
ARTAやLIMPの測定結果は、上の図のように単独表示で確認するところまで可能です。 その先、測定結果データの重ね合わせや、シミュレーションなどは Speaker Workshop へインポートして行うとフレキシブルに活用できます。- ダウンロードはこちらから。
- 左側のプロジェクトペインで右クリックし、「Import」を選択して、LIMPで生成した「.ZMA」データをインポートします。
- 2つのデータを重ね合わせたい時は、夫々のZMAデータをImportした上で
- スパイラルバスレフらしく、FsとF0'間の谷底の広さが広帯域の輻射(ロードがかかっている)状態を示しています。
- 400Hz付近に共振点があるようだけど、何かなあ。 第2空気室単独の共振? それとも気柱共鳴? 原因不明です。
- しかし予想通り、LchのFsが少し低いですね。 ダクトの捻りが強いかな。 修正しなくては・・
- Speaker Workshop は使いづらい面もあるのですが、慣れると本当に便利です。 これを機会に皆さんも始めてみてはいかがでしょう?
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