やってしまいました
データの誤消去。
いつも仕事で使っているPCです。 取り急ぎ、重要な仕事のデータは、ほぼ復元できました。
発端は、「DISK残量も少なくなってきたし、古いデータは圧縮アーカイブにして一旦外付けHDDに退避させ、その間にデフラグでもやっておくかな。」 という軽い気持ち。 忙しい時にはできないから、こういう仕事の狭間は絶好のチャンス。
使った外付けHDDは、いつものUSB2.0外付けケースに、160GBのディスクを入れたもの。 そもそも、この判断が誤り。 大事なデータゆえ、Raidでミラーリングされたサーバーに退避すべきだったし、このディスクは、以前サーバーで酷使してきたものでありました。
データ消失までの成り行き
- まず、PC上でアーカイブ化した仕事のデータを、外付けHDDに転送。この時点ではきちんと退避されていたことを確認済み。
- 続いて、PC上の元データの消去を開始。
- 消去が終わる頃、欲を出して「あ、このデータも退避しておこう・・」 と思って外付けHDDにコピーを開始した時、悲劇が起こった。 「遅延書き込みに失敗しました。ディスクにエラーがある可能性・・」
- あっと思ったとき、丁度データ消去は完了していた。 ハイ、デフラグかけるのですから、shift+delでごみ箱スルーの一発消去してましたし。
- 外付けHDDを一旦離脱させ、改めて接続してみたけれども、「カチカチカチ、ジーッ・・」の繰り返し。やっちまったぁ
一瞬の判断ミスが命取りになりました。
その後の復旧トライ
- まずは駄目元で、「ドライブの復活」を試してみました。 これ、結構いけます。 何度か途中でエラーになるのを我慢して繰り返していたら、接続できるようになりました。
おかげで、いくつかのデータを救うことが可能に 。 しかし、壊れたディスクですから限界があります。 1MB以上クラスのファイルは救えませんでした。 - 続いて、消去したばかりのPCのディスク上で「復元」にトライ。 フリーソフトでいくつか試してみたうち、フォルダ構造で救える「データ復活/完全削除 【無料版】」が(XP限定ながら)一番使いやすかったです。
注意すべきは、元のフォルダ位置を認識できないような場合にも、Windowsフォルダの下の階層にくっついている場合があるので、見失わないように。 知らないとファイルひとつずつ救出するという恐ろしい作業が待っています。
それから、この手のソフトを使っても、すべてが救えるわけでは無いです。 今回のものでは、ざっと50%位だったかな。
以上により、OUTLOOKのオフラインデータや、最近の重要なデータは無事に救えました。 救えなかったのは、自社かお客様のサーバーにバックアップ済みデータのみ。
そして今、晴れてそのPCはドライブのバックアップ後に無事にデフラグ中。
教訓
- 作業ミスの可能性を考慮して、手順を踏むべし。
- たとえ一時的なものであっても、データ退避は信頼できる複数のディスクかメディアに取るべし。
- ディスクのパーティションは、適切に切っておくべし。 今回、データが起動ドライブにあったのがそもそもの要因。
- データ復旧ソフトの1本くらいは買ってたほうが幸せかも。
この日の日記で書いた仕事から、ようやく帰還しました。
足掛け4週間。 その間、数日開放されたものの、1ヶ月休みがなかった。 その行動記録も兼ねて。
日程メモ
- 1/29 :別件で新幹線で帰宅中に、D社の社長より電話コール。
- /31?2/2 :A社(川崎市)の現場。
- 2/ 3 :B社(京都)で打合せ。
- / 4?9 :C社(大阪市)で打合せ、資料作成
- /10?12:D社(福岡県)のメカ工場内で、モーションプログラム修正、自動運転テスト。
: この間、一旦開放され、別件を片付け。
- /17?22:D社(福岡県)で、全体の検証試験
(12時間勤務の2交代で昼勤)
これで一区切りついたが、まだフォローが必要かも。
所感
仕事の内容としては「何でこの程度の装置でここまでやる必要があるのか」というもので振り回されたけれど、多くの人に出会えたし、その中で自分の役回りは果たせたと思う。
何より、昨年の末頃からの脱力感から抜け出せて、自分が「前向き」になれたことが大きい。
余談
2/3?12日の間、愛車のLAFESTAを新横浜の駐車場に置き去りにする必要があって、引き取りの際には千円札を17枚も使ってしまった。
追記
昨日、A社さんに説明し、持参ソフトをインストール許可をいただいたと、B社の制御担当の方からお礼の連絡がありました。 ひとまず、めでたしめでたし。 関係者の皆様、お疲れ様でした。
そして、こういう時のお礼の電話は、本当にうれしいですね。
土曜日の朝から、緊急コールにより なかなか辛い出張の旅にでています。
コールいただいたのは、他でもない、あの時の福岡のお客様です。 いつもこういう困った時しか電話が来ないんですけど、何とかなりませぬか?? 困った時の神様じゃあないんだから。
- まず今回は商流がすごいです。
最終ユーザー(海外)
↓
設備発注者:A社(川崎市)
↓
元請け:B社(京都)
↓
2次請け:C社(大阪市)
↓
3次請け:D社(福岡県)
↓
mc8(千葉県)
- 直近の動き
土曜日の朝5時半に車で出発し、3時間かけてA社に到着。
設備は動いてはいるのだが、安全に関わる問題が発覚し、根本的な設計検証過程の正当性を問われている。 昨日は問題の洗い出しと改善策の検討で1日を費やした。
昨日の打ち合わせでは、本日の夕方に福岡のD社に飛んで、試運転中の装置の検証に行くはずだった。 しかし、A社さんへの本日の説明で一転、明日は京都のB社さんで打ち合わせに変更。車を新横浜に置き去りにして新幹線で移動予定。
・・ 早い話が、「基本設計ができていないものに合わせて現物で確認しても、抜けが起こるだけ」 ということ。
要求されている内容は「理想的な設備」に繋がる素晴らしい仕様であって、それが当たり前でやっておられるA社さんは素晴らしいと思います。 そして大変勉強になります。
がしかし、それに対応者(受注者)が付いていけていない。
中間に入っている機械メーカーさんも、良く動いていただいているのだけれども、A社さんの要求レベルの高さに追従できていない。
このままお付き合いしていると、(既に御迷惑をおかけしていますが)mc8社の直請け案件への影響が必至。 かといって、このまま「サヨナラ」したら以後のD社さんとのお付き合いも無くなる。 この不景気に、それは無い。
こういう時こそ頑張って、ピンチをチャンスにしたい。。 もう少し、泳いでみようと思います。
- PS:
子供たち2人がインフルエンザにかかったらしい。 母親もそろそろ発症する頃か。。 「今帰ってきても面倒見れないから、そのまま出張し続けて!」なんてこと言われた。 大丈夫、帰れないから。