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7月
19 (土)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー スパイラル
久々のオーディオネタです。 が、ただの情報連絡だけ。

Takenakaさんのサイ
トで知ったのですが、タテマツ音工さんから、3D-スパイラルスピーカーが市販されました。

市販スピーカーユニットを組み込んだタイプが、いくつか発売されています。
ところで、中身は円筒タイプの3D?スパイラルなのか、角型タイプなのか・・ 興味のあるところです。 当サイト内、3D-スパイラルスピーカーのページ
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12月
26 (土)

 10年近く、3Dスパイラルダクトを使用したスピーカーばかり作ってきました。 自分でも凝り性だ、よく飽きずにやるよと思うのですが、使い続けるのはその音が良いというのが最大の理由です。

 この記事を読んでくださる人はご存知と思いますが、スクリュー形状のスパイラルダクトを作るのは結構面倒です。 固定式のスパイラルはTakenaka氏オリジナルのキャプタイヤケーブル巻き付け方式でもできるので、慣れればそれほど大変ではありません。 でも一度可変式のスパイラルを経験してしまうと、3Dスパイラルの面白さは可変式にこそある、と思ってしまう調整幅の広さ、適用範囲の広さあり、作るのが大変でも固定式に戻る気が起きなくなります。

ディスク式(可変)スパイラル

 扇形ディスクを積層してスパイラル形状にする方式です。 ディスクの枚数だけでなく、1枚ごとのひねり角度を変化させることもできるため、ダクト長だけでなくダクト面積も簡単に変更することが可能です。

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 この後、塩ビ管の内径より少し小さめに外径を削り、スキマテープを外周に貼って、塩ビ管に挿入します。

スパイラルの音の良さ

 なぜ使い続けるかといえば、その音の良さにあります。 決して量感があるわけではなく、どちらかといえば同じダクト面積の直管ダクトに比べると量感を抑える方向に働きます。
 スパイラルの音の良さを、私なりの解釈で一言でいえば、共振周波数とその上の帯域での音質の一体感、立ち上がり・立下りの早さ、ということになります。

音質の一体感

 3Dスパイラルダクトは、一つのダクトで広範囲の音域の共振が得られます。 この効果は厳密な比較試験などを行っていないため定性的な表現になりますが、直管ダクトのピークをダンプしたことで相対的に広帯域になったこともありますが、それだけではなく上の帯域でも直管ダクトにはない振動モードでの共振が発生していると考えています。

 一つのダクトで広い周波数帯域で共振があること、つまり広帯域の振動が一体で発生することこそ、3Dスパイラルの音質の一体感に他なりません。 バスドラムのアタックが軽くビシッと決まる、やや口径の大き目のウーハーのような音に聞こえるのもこのためです。

 今回のコンテスト応募作品「Tornadefly」で透明塩ビ管を使用して、振動モードを目視できるようにしてありますので、テスト方法を確立できれば、直管ダクトと異なる振動具合が確認できると思います。

立ち上がり・立下りの早さ

 普通のダブルバスレフの設計に倣って空気室容積やダクト設計をしてしまうと、この良さは得られません。 3Dスパイラルは長いダクト長をスクリュー形状にして太い管に押し込められることから、振動周波数を低く持ってゆくことができます。 逆に言うと、容積が小さくても同じ振動周波数にできます。 容積が小さくなれば、立下り・立下りの早い、群遅延特性の良好な小型バスレフ的な反応の良いバスレフになります。
 加えて、ダンプトバスレフのように立下りが速いので、量感にまかせて尾を引くようなことがなく、キレがあります。 個人的に尾を引く低音はかなり苦手で、特に共鳴管系のエンクロージャで量感重視のものにその手が多く、長時間の視聴は苦痛です。
 但し、元々量感では直管ダクトに敵わないのに容積を小さくしたら更に量感が落ちてきてしまいます。 この辺の設計が難しい部分で、いまだに試行錯誤しており、設計の王道に行き着くのはまだまだです。

ダブルバスレフ・ホーン化の可能性

 今回のTornadeflyでは、ハイエンド自作スピーカーのkenbe氏が愛用されるBHBS(バックロードバスレフ)式音道を参考に、第一スパイラルをホーン形状としてBHBS風音道とすることで、中低域~低域の音の厚みをアップするようにしました。
 第一ダクト・第二ダクトともスパイラルというのは初めてで、更に第一ダクトがホーン形状となることで共振周波数が下がり、ダクト間の共振干渉を避ける調整に時間がかかりましたが、結果としてその調整もほぼ成功といえる程度にまとまって、中低域から低域にかけて、音色の統一された低音が聴けるようになりました。

 今後、この方式を更に煮詰めることで、中低域が凹みがちであったダブルバスレフスパイラルの特性向上が期待できると考えます。

3Dスパイラル・直管ハイブリッドダクトの可能性

 もうひとつ、Tornadeflyと、昨年の作品「クリアミント」で試した、3Dスパイラルと直管ハイブリッドダクトについて触れたいと思います。
 前出したように、3Dスパイラルの共振は主の共振ピークを抑える(ダンプする)働きがあり、量感という面で直管ダクトには敵いません。
 しかしスパイラルの広帯域特性は非常に魅力がある・・ならば良いとこどりをしたダクトにしては? と考えました。

 Tornadeflyの例で話すのがわかりやすいですが、透明胴体から見える下のほうの第二ダクト入口部分は、100mm径の2条スパイラル、下部前面のダクト開口は75mm系の直管です。
 途中、90°曲げる部分に、100mm/75mmの異形エルボにより同断面積で繋げています。 ここはもう相当に色んな形を試してこれに落ち着いたのですが、とにかくスパイラルのスクリュー型の空気の振動を損ねることなく、断面積の変化もいかにスムーズに直管に導くかがポイントで、これが上手になされないと、その間で振動がばらけてしまい、歪感が増したり量感が出なかったりして大変苦労しました。
 しかし最終的にシンプルな方式にまとまり、最低域40Hz付近の量感と100Hzまでの低域の質感の良好なバランスを得られました。
 最低域が直管なので少々歪っぽいのを除けば、ほぼ(私の好みとしての)理想的な音質・バランスを得られ、今後の 3Dスパイラル・直管ハイブリッドダクトの可能性が広がったと考えています。

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Tornadeflyの第二ダクト、3Dスパイラルと直管のハイブリッドダクト

まとめ

 長くなりましたが、以上のように3Dスパイラルを取り巻く状況はまだまだ進化の可能性を秘めており、私も少しづつ手を入れてゆきますが、この記事を読まれた方もどうぞ試していただければこれ以上嬉しいことはありません。
 最後になりましたが、3Dスパイラルオリジナルを開発されたTakenaka氏、BHBS方式の発展に多大な貢献をされているkenbe氏、試行錯誤のしやすいスピーカーを多数公開されてきた塩ビ管スピーカーの会のたてちゅう氏ほか同志の皆さんにお礼申し上げます。

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12月
19 (日)

今年の3月に片chの音が出なくなったまま未修理で置いてあった MARANTZのPM14AS-ver2 の修理が上がって戻ってきました。 わぁい。 :-D

購入価格こそ安かったですが、定価の張る物だったので修理代がいくらになるか不安だったのですが、 パワー部品ではなくバランスボリウムの故障だったようで、15000円程度で済みました。 よかった。

修理内容

  1. バランスVR不良、交換
  2. メイン基板&基板HDAM分解半田修正実施
  3. 定格歪、F特、MAXパワー各測定実施
  4. その他動作点検 フロントシャーシ修正実施

部品交換だけでなく、これらのことをやってくれてこの値段なら、まあ納得です。

久しぶりに、FE103En-Sの「目玉おやじ」Super-Swanで聴いていますが、安物の代替デジタルアンプでは出なかった音の安定感・コリコリした中低域に、実力を再認識。 更に愛着が湧きました。

さて、次はPCサーバー周りの再構築と、デジタル伝送系の更新を計画します。
コニさんご使用のFirestone のBRAVOにするか、 JAVSのUDT-1にするか少し迷いますが、拡張性を考えて、UDT-1のほうにしようかな。 本当はもう少し安い製品が出るのを待ちたいんだけど。。

それより別の問題が発生、どうやらこの時から愛用してきた、SE-90PCIが壊れたっぽい。 win2000でもXPでも動作しない・・ マザーボードのほうがおかしいことを祈る。。 別のマザボでそのうち確認予定。 :-(

で、とりあえずJAVS nano/V あたりをお試しで買ってみようかと思ってる。 この値段で、クロック精度±1ppmのデジタル出力で、DC-61がレベル1ロックしてくれればかなり音質アップするはず、コストパフォーマンス高し。 SE-90PCIを超えるくらいの音は出るんじゃないかな。(デジタル出力限定だけど)

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8月
6 (土)

Android なスマフォ IS11CA。
出張時に持ち歩くとき、オーディオプレイヤーとして使い、できるだけ高音質で聴きたい。
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ところが、IS11CAにインストール済みのオーディオプレイヤーでは、愛用してきた (SanDisk) SANSA e280 + RockBox で使えていた、WMA v9(VBR)フォーマットが再生できないことが判明。。

右往左往して試した結果、最後はRockBoxに緊急着陸した話のメモ。

標準のプレーヤーで再生できないなら、マーケットプレイスでもFreeなプレイヤーが沢山あるさ。 そう思ってあれこれインストールしては試してみたが、 ほとんどの「wma再生可能」と書かれたプレーヤーでも同様に再生できなかった。。

試した中で再生できたのは、こちらの記事にも書かれていたように、以下の2つだけだ。

  1. RockPlayer
  2. yxPlayer

いずれも音質はまあまあ、強いて挙げればRockPlayerの方が上か。
しかし、残念なことに、どちらも再生中にホーム画面や他の画面に遷移すると再生を中断してしまう。。 これじゃ使えないじゃん。

ネットを彷徨い、 まさかね、と思って 「RockBox Android」で検索してみたら、このページがひっかかった。

Android版Rockbox - 試行錯誤的知的生活blog

なんと、ファームウエアとして作られてきたRockBoxを、Androidのアプリにしてくれているとな! うっひょー。 :-)

インストールの前に、プログラムの入手。 方法は

  1. Rockboxのページからapkを手に入れる。
  2. 開発中のプログラムを自力でapkにコンパイルする
  3. 個人配布のapkを使ってみる(人柱用)

当然のように、-3の方法で「rockbox_110315_480x800_v110409.apk」を有り難くダウンロードさせていただくことにした。

microSDHCに.apkファイルをコピーし、別途インストール済みのファイルマネージャアプリ上でこのファイルを選択することで、無事にインストールできた。

起動すると、日本語が全部豆腐になっていて読めない。 上記ページにあるようにフォントをインストールすれば問題無くなった。(文字がちと小さすぎるけど、許容範囲) WMA-V9、VBRフォーマットも無事に再生できた。

 フォントの変換が便利。 このページがわかりやすい。

で、肝心の音質は、聞きなれたRockBoxの音の匂いがする。 これですよ、これ。 まあ、ファームウエアそっくり入れ替えたわけではなく、Android上で動いていることもあって、e280の音質には敵わないのは仕方のないことろか。

そして、ページを遷移してもしっかり再生を継続することと、 電話の着信時には問題無く通話に切り替わり、通話終了で勝手に戻ってきてくれる点、3種類のウイジェットまで準備されている点など、予想以上に完成度が上がっていて嬉しい。

ということで、32GBのmicroSDHCをぽちっとしてしまったのである。

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4月
24 (木)

昨日、3D-subakoにセットしてユニットの音出し・エージングを開始したFE103-Sol
今日はツイーターを仮設してテストしてみました。

テストしたツイーターは、以下の2つ。

  1. (DAYTON AUDIO) ND16FA-6
  2. (Vifa) XT25SC50-04
    なお、FE103-Sol側にコイルを入れると途端にダンピングが悪くなり、3Dスパイラルの良さが半減するのでその線に解はなく、当初よりツイーター側のハイパスフィルターのみとして計画する。

  1. (DAYTON AUDIO) ND16FA-6
    DAYTON のツイーターは、過去にFE103Eとの親和性が良かったので期待。 しかしFE103-Solの高域が非常に伸びていてかつ能率が高く、却ってつながりにくい。
    1μFの6dB落ちハイパスで繋いでみたが、能率的にも品位的にも、物足りない結果に終わった。
  2. (Vifa) XT25SC50-04
    これも以前、FE103Eと使用して好結果を得ていたツイーターで、割と大人しめの音質で繋げやすく、 インピーダンスが4Ωなので能率的にも期待できる。
    結果、1μFではFE103-Solの高域を汚してしまうので、0.47μFにしてみたが、これでも少々強めの印象。 オフ会はこの程度でよいかもしれない。

以上から、 (Vifa) XT25SC50-04 用にバッフルの設計を変更した。 今週末に製作に入る予定。

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4月
23 (水)

昨日届いた、Fostexの限定ユニット、FE103-Sol。 これをとりあえず 3D-subakoに仮付けして音出しを試みた。

  • リヤのマグネット部分。フレーム裏側のはシリアルNoか?
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  • 横から
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  • 3D-subakoに仮止めしたFE103E-Sol。独特のフレーム色。
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  • 木ネジはメッキ仕様。
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  • 仕様
    • 口径:10cm
    • インピーダンス:8Ω、(16Ω仕様もある)
    • 再生周波数帯域:f0~40kHz
    • 出力音圧レベル:90dB/W/m
    • 最大入力:15W(MUSIC)
    • 最低共振周波数(f0):85Hz(8Ω)、88Hz(16Ω)
    • 実効振動質量(m0):2.5g(8Ω)、2.4g(16Ω)
    • 共振尖鋭度(Q0):0.44(8Ω)、0.54(16Ω)
    • 実効振動半径(a):4.0cm
    • マグネット重量:226g
    • 総重量:0.65kg
  • 音質
    以下、3D-subakoのユニットをFE103Eから交換してみた感想。
    • 能率が高い。 数値上103Eよりも1dB高いうえにハイ上がり。
    • 軸上での 高域はかなり伸びている。 質的にはFE103Eのようなしっとり感は低く、FE103Enに近い少し硬さのある高域。 しかしFE88ES-Rの刺さるような高域ほどキツくない。
      また、弦を聞いてもフルレンジ特有のカサカサした紙っぽいさはおとなしくなって、悪くない。 ハイハットの金属感もわりとある。
    • 中高域の透明感はかなり高い。
    • 中域はまさにFE103系伝統の朗々と鳴るボーカル、サックス。
    • 中低域・低域とも、Qが少し高めのせいか、よく出る。 そして3D-subakoの大径スパイラルを割としっかり駆動できている。
    • 全体の音場は、奥に広がるよりも手前に出てくる明るい音質。 もう少ししっとり感があるのが好みなのだが、エージングで良くなるか。。

というところで、なにしろこれが標準のFE103En+2,000円程度で買えるのだから、お値打ちとしか言いようがない。
もちろんしっかり聞き込むには高域の繊細さなどはよく出来た2wayに及ばないが、普段BGM用に使うフルレンジとしてはコスト比を含めた評価で最強のランクに入れたい。 

次は、ツイーターの追加テストと、スターの交換用バッフルを作ってそれに換装するテストを予定。 塩ビ管スピーカーのオフ会に間に合わせたい。

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5月
19 (木)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー 塩ビ管

突然ですが、ひらめきました。
下の画像に写るパーツを合成したものを。。
当分、妄想が続きそう。

要点だけかいつまむと、

  1. FE103En-Sを、Kidsスタイルのシナアピトン合板2枚重ねバッフルに取り付け、20度上を向かせてツイーター付加。 これで透明感のある中高域を得られる。
  2. Super-SWANは元々頭部を取り外し可能にしてあったので、首から胴体にかけては、そのまま流用。
  3. ロード開口部を塞ぎ、Kenbeさん流のバックロードバスレフ化。そこに積層スパイラルを上向きに取り付け、最適化調整。 伸びのある低域が得られる。

高さ・奥行きとも大きくなってしまうけど、これなら旧材利用でメインスピーカーになりうるクオリティが得られそう。期待できそうな気がする。今年の塩ビ管オフ会に間に合うかも。 :-)

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3月
15 (月)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー

先月、FOSTEXより発表された、限定頒布の新ユニット、FE103En-Sを予約しました。

(FOSTEXサイト)FE103En-S (PDF:リリースノート

FE103En-S.jpg

外見はFE88ES-R系だけれどエッジがコルゲーションタイプ。 スペックを見ると、Q0が0.2とすごく低いのでバックロードホーンでないと低音が出ないと思いますが、 一方で高域は10KHz以上を少し抑えてあって、ツイーターは繋げやすそうです。

まずは、自宅で休眠中のSuper-SWANに付けて聴いてみたいですね。
(追記):関連記事
 なーお'nぶろぐ - [Audio] FE103En-Sが来た!

なお、他の限定ユニットとの比較など、以下のサイトがとても参考になります。

参考:(わんわんらっぱー)10cm径限定フルレンジユニットFostex FE103En-Sが発売決定

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3月
31 (水)
カテゴリー  オーディオ
タグ  スピーカー

先日予約した、FOSTEXの新限定ユニット、FE103En-Sがやってきました!

早速、16年前に製作した頭部球形のSuper-Swanに取り付けてみました。
このSuper-Swanは、オリジナル設計どおりでなく、頭部の積層パイン材の接着も一部スキマができていて、ここ2年は音も出さずにいたような代物です。 :hammer:

Swan-FE103En-S1.jpg

取り付けて早速音出し。
低域は、さすがにQ0=0.2と超オーバーダンピングなだけあって、FE108EΣのときには「ボンつき」が気になって聴くに堪えなかったのが、割と歪感の少ないスムーズな音程の取れる音で鳴っています。

そして中高域はどうかというと、先日コイズミ無線で視聴した際の印象通り、耳触りのないとても素直な音です。 かといって張りが無いわけでもなく、FE103E好きの私としてはかなり良い感じ。 ツイーターを付けても繋げやすそうです。

Swan-FE103En-S2.jpg

事前の情報では、FE88ES-Rと同様にメカニカル2wayとのことでしたが、実際にはセンターキャップはボイスコシルボビンに直結されているようには見えません。 微妙に位置を変えて高域の出方を調整したのかもしれませんね。 結果、FE88ES-Rほどキツくないスムーズで長時間聴いていられる高域です。 逆に言うと、FE88ES-Rのようなキレのある高域を期待するとちょっと違う感じです。

初期のSuper-Swan用の限定6N-FE108Sを以前コーン紙を張り替えて付けたとき、中高域が張りすぎてキツイものの、低域はスムーズだった記憶があり、ああこの低域でFE103Eの中高域で聴きたいなあ。。 と思っていたので、このバランスはかなり好みです。 :-)

さて、当分はこの状態でエージングを続けますが、やっぱり新作を作りたくなりますね。 今考えているのは、kenboさん式のバックロードバスレフのポートを大口径スパイラルにするものです。 バックロードの量感とスパイラルの伸びのある低域がうまくマッチしてくれれば。

胴体は、まずは塩ビ管で。 頭部バッフルは、もちろん購入済みの18mm厚シナアピトン合板を使います。

楽しくなってきました。

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9月
9 (火)

久々に、自作オーディオネタ。

10月26日に、恒例の「集まれ!塩ビ管スピーカー」のオフ会が開催されることとなった。 
今年こそは、塩ビ管スピーカーで参加するゾ!
 ・・

ということで、1年前から構想を暖めてきた、高速ダブルバスレフスパイラル(High Speed Double Bass-reflex Spiral)に、挑戦開始!!

とはいっても、3D?スパイラルのダブルバスレフは自分的に初めて。 それに高速DBの考えを少々加えるということで、どんなになるかは全くの未知数。。 :-P

こういう時こそ、塩ビ管の出番ですね。
何しろ組み立てたりばらしたりが自由。そして長さの違う管を使えば容量の調整も自在にできる。 木箱で作ろうと思ったらとっても大変な「エルボ」継ぎ手も市販されている。

とりあえず、昔作った「3D-Elbow-R」を切開手術。 久しぶりに見る「かぐや姫の竹」カット。
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φ150mmの90度T継ぎ手とソケット、それに内部の第一ダクト用のφ65mmのUV管と45度エルボとソケットも川向うのHOMACで購入し、臨戦態勢が整った。(φ150mmの直管は、VP管の在庫がまだあり。)
こうして並べて見ているだけで、「あそこをあーして、こーして・・」と妄想が膨らんできて楽しい!  「塩ビ管スピーカー」ファンの人たちの気持ちが伝わってきた気がする。

今が仕事の谷間。 また忙しくなる前に、ある程度形にするつもり。 でも設計は適当です。(笑)

(追記)
これの完成版は、Cool Biz および MSDBS-1(Middle-Speed DB Spiral-1) のページで。

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