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GDIレグナムのトラブル情報

〜 私の愛車 〜
GDIレグナムのトラブル情報
 97/10/19
私が経験したり、FCARRフォーラム上で話題に上ったトラブルなどのまとめです。


No.1 : 高圧燃料ポンプ故障によるエンスト
No.2 : 初期のエンストトラブルによるROM交換
No.3 : レギュラーガソリン使用による問題

No.1 : 高圧燃料ポンプ故障によるエンスト

1、故障日時   97年1月25日
2、場所      東関東自動車道 下り線(千葉方面)中央車線
           湾岸幕張出口手前

3、故障状況

  •  中央車線を ○10Km/h程度で巡航中(ギヤ=Dレンジ、4速) 突然力が抜けたように緩やかに減速しだした。  (異音・振動等はなかった)
  •  ミッションのトラブルかととっさに思い、スポーツモードに 入れて3速に落とした。
     変速されたが状況変わらず。(エンジンブレーキが強くなった ことをよく覚えている)そのまま減速してゆき、70Km/hを 下回ったため危険なので中央車線から左車線、路肩へ移動。

  •  40Km/hくらいになったところで、ギヤをニュートラルに 移したところ、エンジンストップとなった。
  •  幸い下り坂にさしかかったところだったため、そのまま走行し 湾岸習志野出口へ出て料金所手前で路肩に停止。
  •  Pレンジでエンジンスタートを試みた。セルを回すと当たり があって、一瞬1200 rpmまであがるが、すぐにそのまま止まって しまう。
  •  JAFへ連絡、レッカーで最寄りの修理ディーラーへ

4、修理ディーラーでの状況

  •  燃料圧が上がっていない状態なので、おそらく燃料ポンプの故障だろうとのことで、 私のレグナムはそのまま入院。メーカー保証範囲で代車をレンタルしてもらった。
  •  1週間後、無事に愛車は退院。燃料ポンプ故障、との報告。
     この間にかかった費用はすべてメーカー負担。 代車のガス代もサービスしてくれた。

5、その後の状況

  •  燃故障原因と対策の報告等を依頼したが、まったく返答なし。 ディーラーからは、メーカーから返事が無いのでどうしようもない、と いう無責任な回答しかこなかった。
  •  3ヶ月ほど経過したところで、メーカーのお客様相談センターに問い合わせしたところ、 「そろそろ結果はでる頃と思います。いつ結果がわかるかが判明次第、 ご連絡します」といわれたきり、返答の期日連絡さえなかった
  •  4ヶ月を経過したところで、最後の手段で、運輸省 審査課の「ユーザー業務室」 へ原因調査の催促依頼をした。
  •  そして、故障発生後約6ヶ月が経過して、ようやく報告がきた

6、報告(故障原因と、実施した対策)
     報告は、メーカーからディーラー宛てにきたもので、
     ユーザーである私には電話でそれを読み上げることでの報告だった。

  •  高圧燃料ポンプの燃圧があがらない状態。分解調査の結果、 高圧レギュレーターバルブ(高圧50Kg/cm2の圧力を調節するもの)に異物(金属片)がかみこんでいた。
     また、このレギュレータには、IN側にあるべきフィルターがついていなかった。 フィルターがないため、燃料ラインから流れてきた異物が、 そのままバルブにかみこんでしまい、燃圧が上がらなくなり、エンストに至った。

  •  高圧燃料ポンプのメーカーの製造工程で、IN側のフィルターの圧入を行っている工程が あるのだが、圧入不良等の検査でNG品と判定された部品を、 誤って良品の方へ流してしまい、 フィルターが圧入されていないものがそのままエンジンに組み付けられてしまった。
     また、故障の直接的原因となった金属片は、燃料ポンプの部品などではなく、 軟鋼なので、どこから流れてきたかを特定することはできなかった。

  •  高圧燃料ポンプのメーカーの製造工程で、次のような対策を実施した。
    • 97年4月より、外観検査手順書によるチェックを開始した。
            ・・・ それまでやってなかったの !?

    • 97年6月より、IN側フィルタを圧入する工程の、 機械を改善した。また、良品と不良品の仕分けを自動化した。
            ・・・ 対策を取るのが遅すぎる。

7、そして・・・対策前のロットは全て交換?

  •  いくつかの雑誌やNiftyのフォーラムで、同様の燃料ポンプ故障が原因のエンストが 報告されている。
     故障する確率は低いものの、対策をとるまでに生産されたGDIエンジンの燃料ポンプは、 1ヶ月点検や6ヶ月点検のときに無償交換をしたようだ。(すべて確認したわけではないが、 そのようにユーザーへ報告されたケースが多くある)
     なかなか点検に出さないユーザーには、「サンプル調査」とかいう理由をつけて クルマを預かり、交換したケースもあるようだ。 このようなユーザーへの説明なしで 勝手に部品交換を行うとしたら大きな問題だが、全て交換するという、 いわば当然の措置をきちんととったことには、それなりに評価してよいと思う。

  •  ついにリコール 97/11/28 
    ようやく三菱も「リコール」という手だてをとった。(97/11/18)
     リコール案内の全文
    ただし、今回のリコール事象は、私の場合のようなフィルタ欠損というものではなく、ポンプボディー流路の 加工不良であり、故障の危険度は私の場合に比べて高いと思われる。
  • 教訓: 大きなトラブルは、いろいろ手を尽くせばメーカーも対応してくれる。  


No.2 : 初期のエンストトラブルによるROM交換

 これは、Niftyフォーラム上で話題に上ったもので、一部ディーラー情報で裏付けをとっていますが、 詳しい記載は控えさせていただきます。

  •  96年10月頃、ごく初期に納車になったGDIGalant/Legnumに、エンストが頻発するトラブルが発生。
     アイドリングから発進する時など、濃いめの燃料を噴射するケースがあり、 この時に、プラグにかぶってしまってエンストに至ったようだ。

  •  すぐに納車済みの全車のコンピューターROMを、プログラム変更したものに交換した。 その後は、プログラムの変更の話しは聞いていない。

  •  Dレンジで走行していて、ブレーキを踏んで停止するとき、 ブレーキを踏んだ瞬間から、若干エンジン回転が上昇し、 停止して2秒後にまた一瞬上昇する、という変わった挙動がある。
     これは、上記トラブル対策の結果かわりに出てきた問題と聞いており、 実使用上は問題にならないレベルの話しだと思う。


No.3 : レギュラーガソリン使用による問題

 Galant/LegnumのGDIエンジンは、無鉛プレミアムガソリン仕様である。 高出力を謳うための設定のようだが、はっきり言ってその必要は感じない。 それよりむしろ、もっと低速トルクに振った味付けをお願いしたい。 98年モデルでは、若干改善がみられるが、それほど大きな変化は期待できそうにない。
 さらに、カタログには「レギュラーガソリンを使っても、出力は若干低下しますが、 GDIの燃費などの良さは失われません。」と明記されているにも関わらず、 実際にレギュラーガソリンを使うと多少問題が発生する。

  •  トルクが細くなる。 特に、ただでさえ苦手な上り坂がますます厳しい。
  •  発進時にノッキング気味になる。 特に、坂道発進でブレーキを離してすぐにアクセルを踏むと、 とたんに「カラカラ・・」という音を発して、一瞬のタイムラグの後、吹き上がる。
     この問題に対してのディーラーの対応は、スロットルバルブに直結されていているスロットル開度センサーの 位相を調整する、というものであったが、調整後も完全には治っていなかったし、調整は空燃比が濃い方向となっていた (燃費は悪化)ので、私は自分で戻し、以後レギュラーガソリンを使用するのを止めた。

  •  市街地燃費が悪化する(?) 長距離の定速走行を行う場合はそれほど変わらないようだが、 市街地燃費ははっきりと悪化傾向にあると思う。
     やはり、レギュラーとハイオクでは、空燃比のマッピングが変わっており、 街中で省燃費モード ←→ 高出力モードの変化が頻繁な場合には、レギュラーだと より高出力モードでの運転機会が多くなっているのではないだろうか?
     郊外や高速メインの人はレギュラーを、市街地メインの人はハイオクを入れるのが、 省コストとなりそうだ。
  • 教訓: 市街地走行が多い人は、ハイオクを入れるべし。


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