日記一覧
当サイトに登録されている日記一覧本日は、集まれ!塩ビ管SPオフ会でした。
場所は、新横浜の「 横浜ラポール」 3階の視聴覚室「ラポール座」。
十分な広さと、音を出すことを前提とした部屋の作り、10名揃えば予約できてその値段の安さ、無料の駐車場など、会場としてはベストな場所です。
9名の参加者と、数え切れないほどのSP達が、思い思いの音を奏でました。
私は「subakoHS」を携えて参加しましたが、私自身の記事は最後にして、皆さんの作品の感想から。(長文になります)
たてちゅうさんのトーチ2(手前)、トーチ3(奥)
トーチ2の方がピアノが綺麗な印象が。 低域は3の方が詰まった感じがなくて良かったです。 トーチ2の空気室を3のように大きくしたら良さそうですね。
コニさんはクリ坊、ポチ、低音ブースター、MGQの4部作です。(クリ坊の写真撮り忘れました)
クリ坊はスタンドが新しくなって、益々クリアになった印象です。
ポチの相変わらずサイズと容姿から想像できない十分な低音を出しますね。
低音ブースターは「JSP方式」を私たちに知らしめてくださった作品でして、いやいやすごい低音が出ます。 大容量のエンクロージャと相まって、詰まった感じはまったくなくて。
そしてFOSTEXの最新限定ユニットMG850を使ったMGQは、低音はこの会場独特の「かぶった」感じがなく、すっきり聞かせてくれました。 やはり アクリル管の音は良いですね。 JSP効果は低音ブースターの方があったように思います。 中高域は素直な印象で、特に高域は立ち上がり・下がりが早い 音ってこういう音なのか、と感じました。 あとはエージングでもっともっと良くなってほしいですね。
takenakaさんの3D-スパイラルスピーカー「Helix BL100」です。 塩ビ管を使ったこのタイプはtakenakaさんとしてもこれが最長で、久しぶりにご本家の音が聞けました。
今までのtakenakaさんの作品のいくつかを、お宅にお邪魔させていただき聞いたものは、低音がほぼ「バスレフ」の延長上の印象でしたが、今回のは 「バックロードホーン」に近いと思いました。 よく弾んで中高域ともマッチして楽しく聞けました。 今後は「角型スパイラル」の方をメインに取り組んでゆ くとのことです。
長野さんの2作品、「TLS」と「トールボーイ」。
まずTLSは、以前このユニットで聞いたときより確かに低音がだいぶ出るようになってました。 独特の音場感もくせになりそうです。
トールボーイは今回最も大型だけあって、以前聞いた時の印象と変わらず、低音の量感はピカイチですね。 FE88ES-Rの中高域とのマッチングも良かったです。 オルガンを聴くにはやっぱりコレでなくちゃ、ですね。
たかさんの、「タンデムDOKAN6」 (この写真はタンデムではなくて、FE108EΣ1本です。 ヘッドを交換してタンデムに変身です)
胴 体の2/3ほど、スパイラルが組み込まれているとのこと。 その胴体の外側にキャプタイヤケーブルを巻いて鳴き止めにしてまして、結構効果がありそうな感 じでした。 FE108EΣの方は、低音も十分に出ていて迫力がありました。 タンデムの方は、前方ユニットと後方ユニットが逆相なので、各ユニット前面 同士/背面同士の音が打ち消しあって中低域以下が出ていないように思いました。 同相で内容積を増やすのはどうでしょ?
KO球さんのダブルバスレフ最新作、 それにユニットはMG850。 石田さんオフの後、更に2本目の作品だとか。 ひえー、何というハイペースで作っているのでしょう。。
音は余分な音をがっちり押さえ込んで、MG850の品位のよさを引き出していました。 特に、ピアノの音は今までフルレンジでこんな綺麗なピアノの音は聞 いたことがありませんでした。 板の材質が良くなくて・・とおっしゃっていましたが、それを全く感じさせなかったです。
ただ、会場が80Hz付近(?)にライブなポイントがあって、低音がスッキリしない感も少しありました。 (後述するsubakoHSはもっとひどかったですが)
同じ箱でユニットをFE88ES-R交換して聞いてみたところ、こちらの方がいつも聞きなれたユニットだったせいか私の好みです。 それに低域もすっきりしてました。 (本当はもっと低域が薄いはずなんだけど、とおっしゃってましたが)
ダブルバスレフでこれだけのバランスを取って低域を延ばすのは至難の技と思います。 私が大昔に作った時は、中低域が抜けて全然だめでした。
最後に地蔵さんの「タイタン」登場です。
ツイーターを付けていますが、ほんのちょっぴりスパイスを聞かせているだけということで、地蔵さんらしい「全域すっきり」の聞き疲れしない音作りでした。 低域も十分の延びて皆さん「このサイズで」とびっくりでした。
***
いやー、皆さん夫々に音作りに気持ちが入っていて、本当に楽しいですね。
え? 私のsubakoHSですか? そりゃあもう力入れて乗り込みましたからバッチリ・・ と行きたかったんですが、 私としては残念な結果に終わりました。
ここで選曲の紹介です:
01マリアの子守唄_有山麻衣子(Vocal)2:15
02溝口肇_Espace(Cello-sollo)2:44
03松岡直也_Andalusia(Piano-Sollo)4:04(F/O)
04Casiopea_SuperSonicMovement3:54
05溝口肇_国境の朝(Cello-Band)3:31(F/O)
06松永貴志_鯨のブルース(Piano-Band)4:04
***
01有山麻衣子の曲は、吸音材ゼロでしたので中域の干渉が結構ありました。 これは予想通りでしたので許せます。
02溝口肇のチェロのソロ(デュオ?) 中低音の胴鳴りがすごい曲ですが、スパイラルものとも共鳴しちゃっている感じ。 これも自宅で鳴らした時と同じ。
03松岡直也 「NOW THE TIME」 からのソロ曲。
左手の力の入ったアタックがすごい曲でして、少々出すぎの感がありましたが出ないよりは良いか、と思っただけ。
04Casiopeaのこの曲は、メロディーは耳に残りませんが、歯切れの良いリズムは絶品のはずです。。 少なくとも、自宅ではスパン、タム、タム、トゥ・トゥ・トゥ・トゥ・・・ と軽快に歯切れ良く気持ちの良いリズムを奏でます。
でも、今日は違いました。 スヴォーン、ターンターン、タ・ラ・ラ・ラ? ・・・ えー?? なんで?? というほどの違いです。
おそらく、80Hz付近(?)がライブだと思われる部屋の特性の影響をモロに受けたのでしょう。 軽快感、百点満点でいえば10点です。
05?06曲目の印象: ショックが大きくて覚えてません。。
・・ 今回はsubakoHS(HighSpeed) とまで名づけて、それを皆さんに聞いていただきたいためにこの曲を選んだのですが、完全に裏目に出てしまいました。 いやはや、部屋の影響、恐るべし。 これだけ良い会場は他にないので、今度のオフ会はここで皆さんダンボールを持ち込んで、床にたくさん広げて低域デッドにしましょう! (冗談です。 笑)
ええっ? 自宅のほうがデッドすぎるんじゃあないかって? だめですよ、そんな核心を突くことを言っちゃ。 ・・ はいはい、散らかっているダンボール箱を片付けます。
ということで、かなり落ち込んでしまい、上記曲が終わったらさっさと片付けモードに入ろうとしてしまって、皆さんすみませんでした。 少ししたら立ち直って、後の方々の作品はしっかり楽しませていただきました。
***
何はともあれ、塩ビ管スピーカーの会のオフ会は、毎度とっても楽しいです。 幹事のたてちゅうさん、参加の皆さん、お疲れ様でした。
あ、それと今回は都合ですごいSPの持参が叶わなかった、kanbeさん、いろいろお話聞かせていただきありがとうございました。
今週も東北方面出張中ですが、数ヶ月前に壊れたポータブルプレーヤー(iRiver iH120)の代替を探していたところ、安くて良さげなものが見つかったので思わず出張先のホテルへ配送にて、購入してしまいました。。
買ったのは、SanDiskのSansa e280。(amazon.com)購入時価格¥8,800。 価格.comのレビュー。
8GBのフラッシュメモリに、microSDカードの外挿しに対応した数少ないモデルです。 これでこの値段は、安いですね。
ホテルに帰って、早速開封。マニュアルも電子マニュアルのみで弁当箱くらいの箱の包装は至って簡素。
出張先なので、手持ちはWMA圧縮ファイルしかなかったので、非圧縮での実力は不明だが、 デフォのファームウエアの音は、amazonのレビューどおり正直言って期待はずれ。 イヤフォンは手持ちのsonyの往年の名機「E888SP」を使用。
そこで、巷で評判のフリーの(Linuxベース)ファームウエア、Rockbox-3.0を入れてみた。 買ったその日に、メーカー保証外にトライする自分が怖い。(笑)
リファレンスにしたのは、中帽の頃から聞き続けている、風の「海風」。 低域のキレと分離が見違えるほどよくなりクッキリスッキリ。 一方で高域はちょっとザラついた印象だが、まあ十分に我慢できるレベル。
その他に、デフォのファームでは使えなかった高容量のmicroSDHCが使えるとか、フォルダ選択での演奏、スリープ機能や電源断?再起動時のボリューム保持、microSD挿入時も無駄なデータベース構築時間がかからない、など、追加機能が盛りだくさんです。 ついでにゲームもできます。(笑)
また、Rockboxをインストしても、元のファームウエアを簡単に立ち上げられますので、安心です。 ビデオを見るときや写真を見るときなど、制約が多いのでデフォのファームを立ち上げる方が無難です。
このRockbox、APPLEのiPod(但し第5世代以前)や、iRiverのiH120などにもインストールできるので、興味のある人はぜひトライしてみると幸せになるかも。 但し、言うまでもありませんが全て自己責任で。
追記:設定によっては、弱音時に「ジジッ」という電子ノイズが入ることがありますね。 ちょっと気になるかも。 デフォのファームウエアでは聞こえなかった。。
設定を変更すれば気にならないレベルまで消えました。
4月25日(土)、 集まれ塩ビ管スピーカー主催者たてちゅうさんの召集により、塩ビ管SPメンバー4人で六本木のテレビ朝日までタモリ倶楽部の収録に出かけてきました。
概要
- 番組 : タモリ倶楽部
- 放映予定日 : (首都圏)5月29日(金)24:15?30分間の予定。
- 出演者(敬称略)
- タレント : タモリ、水道橋博士、玉袋筋太郎、ふかわりょう、土屋礼央
- 塩ビ管有志: たてちゅう(メインゲスト)、長野、マイルドK、なーお
- 内容
(番組表より)「低価格なのに高音質!塩ビ管スピーカーを作ろう!!」と題し、スピーカー造りを学び音質を競い合う企画。
残念ながら、放送前なので詳細はお知らせできません。。
所感
私、なーおはCool Biz*1を携えて参加しました。 受け答えも、喋りが苦手な私としては良く出来たほうかナ。 撮影会場のテレビ朝日地下1階の「第2リハーサル室」が結構素直に低域も出る部屋で、助かりました。
しかし、ワンカットが長くて途中1度も休憩を挟まずにやるのは予想外。 最初から出番だった、たてちゅうさんは、最後までずっとだったので相当疲れたと思います。
そしてタレントさんほか関係者全員、緊張し続けなければいけない。 テレビ撮影って大変だなあ。 良い経験になりました。
そんな中で、タモリさんのお人柄は伝わるものがありました。
そして今回のが放映されて、スピーカー製作に興味をもってくれる人が増えれば、それこそ言うことはありません。 皆さん、お疲れ様でした。
*1 ダブルバスレフ・スパイラルダクト方式の自作塩ビ管スピーカー。詳細はこちら。
本日は忙しくなかったので仕事は休み。 (^^;;
Twisterの設計図を仕上げました。
↑ 33枚の積層合板、1枚たりとも同じ物は無いのですが、 円筒スパイラルのディスク部分と箱の枠部分を別に書くことで、図面枚数を減らしました。
今後、これを原寸大のテンプレートに書き出して、板取りを行います。
作るのも、大変そうです。 (T_T)
連休中にはとてもじゃないけど完成しません。 できるだけ楽しんでやろうと思います。
ちなみに使う工具は一般的なものばかりです。
- 電動ドリル
- 電動ジグソー
- 電動ディスクグラインダー
- その他、一般的なハンドツール
- 果てしない気力と、尋常でない体力
なお、M8-L480mmボルトは市販品はありませんので、溶接ボルトを特注としています。
#設計が終わって少しほっとしていますが、本番はこれから?。
#さてと、見積もり仕事を片付けなきゃ。。
***070427追記
問題発生。 シナベニヤの厚みが、15.5mm/1枚 ありまして。 33枚重ねると、511.5mmと規格オーバーです。(笑)
ツイーター付近の1枚を抜いて、スパイラルを1段下げる設計変更で対処します。 これで32枚で、496mm! ふう・・
出張から帰ってきて、何となく低音が前より出ている気がしました。
更に、ダクトと頭部エンクロージャの仮組み部分のスキマを今までビニルテープで塞いでいたところの代わりに、鉛テープ(0.3mm)を短冊状に切って貼ってみたところ、重低音が良く聞こえるようになりました。
一応、F特もとってみたところ、30?40Hzが上昇していてビックリ! 4dbくらい上がったようです。 そして、200Hzの巨大なディップにもまた、2度ビックリ! いずれも部屋の特性もありそうですけどね。。 1枚目が2mステレオ、2枚目が1m軸上モノラルです。 1mでみると、ダクト共振周波数が計算どおりに42Hz程度であることがわかりました。 「バックロードの低域に、バスレフの重低域を繋げた音」の狙い通りの聞き易い音。 ますますやる気が出てきて頭部巣箱化計画に弾みを掛けたいところです が、時間がないなあ・
GWに突入しました。
今年は前半と後半に分かれていますが、前半は体力週間、後半はちょこちょことお出かけモードになります。
【前半の予定】
1、Twisterスピーカー工作開始
2、苗運び手伝い
3、テニスの練習
まずは設計が終了しているTwisterスピーカーの工作を開始。
材料は、15mm厚のシナベニア、600mmx300mmのカット品ですので、今回のサイズにベルトマッチ。 L/Rの積層部品を1枚ずつ板取りできます。
設計図から原寸大の型紙を起こして、1枚ずつケガキを入れておきます。 これは夜にもできる準備作業。
そしていよいよ本日朝から、気力と体力勝負のくりぬき作業。 まずは半分に切断してから、12mm木工用ドリルで1枚あたり20箇所くらいの穴をあけて、そこを基点にして各くりぬき穴をジグソーで抜いてゆきます。
今日は15枚xL/R分をくりぬきました。 単にくりぬくと言っても、構造が複雑ですんで、半端じゃなく大変です。 30分/1枚xL/Rたっぷりかか ります。 写真の左のほうにあるのが、くりぬいた端材の山です。 積層スピーカーの会管理人の面目躍如(?) (^^;;
とにかく、「一気に片付けよう」と思うと続きません。 マイペースで、リズミカルに呼吸をして有酸素運動でじっくりやらないと、だめですね。 (笑)
そして、途中でちょっとした設計ミスや作業ミスに気づきましたけど、細かいことを気にせずに続けました、これも一つのコツかも。
この続きは、5月1日にやる予定。 完成度、現在20%。
3Dスパイラルホーンスピーカーの可能性を追求するブログ・・
なんて大上段に構えるつもりではなくて、少しでも自分の満足を満たす音にしたい。 そのためには、研究も必要ですね。
音の実験室:自作バックロードホーン・スピーカー 創始者:Takenakaさんのサイト
☆Helix H75 の製作?視聴 :Akkieさんのサイト
自作3Dスパイラルスピーカー製作記 :くまさんのサイト
★ 私のHP内の、 自作スピーカーのページ ★
★ 私のHP内の、 Takenakaさん宅訪問記(F特掲載) ★
新作は名づけて「3D-ELBOW-R」。
VP150塩ビ管を斜め45°カットし、エルボ状に接着。
スパイラルは2重らせんで、「ひらべった型」です。
ユニットはFostexのFE88ES-Rを使っていますが、高音の伸びに比べて低音の伸びがイマイチなので、F特を測定しつつ、いろいろいじっています。 何とか聞けるレベルになったかな。
50?100Hzはバスレフ的、100?200Hzは音圧は低いけどバックロード的な音がします。
(F特は、2mステレオ中心、サインスイープです。)
音場感と音像のコンパクトさは、さすがですね。
でも、塩ビの筒がピアノの中音で振動が多くて・・
空気室を、塩ビ管 -> 球形積層集成材に作り変えたくなってきた。
資料: FE88ES-R(PDFファイル:FOSTEXのサイト)
今日はひと月ほど放置しておりました、DigiFi誌-No19号に付録の、Olasonic製8cmフルレンジユニットで遊んでみました。
拙作、2014年Stereo誌コンテスト応募作品、クリアミントのFostex製PW80を換装です。
まずは外観の比較から。。
写真では判りづらいが、DigiFiのほうがマグネットが一回り大きい。フレームは瓜二つなので、これFostexが作っているのかと思ったのだが、裏から見るとフレーム高さが微妙に高い。Foster製ではないのかな? 次号No20のツイーターも瓜二つなんだが。。
クリアミントに取り付けた様子。近くに寄らなくても、グラスファイバーコーンの光り方でそれとわかる。
音を出してみる。 PT20が強すぎるのか、ボーカルが前に出てくる感じで、思いのほか聴き疲れする。 巷ではファイバーユニットはエージングに時間がかかるとか。。そんなものかなあ、それにしてはなあ。。 と思っていたらビックリする内容の書き込みを発見。
スレ主のパイルさん曰く、このユニットは中域の歪が大きく、コーティング剤が効果がある、というもの。
そういえば、facebookで自作スピーカー関連で友人になっていただいている、M川氏によると、光をかざすとファイバーのスキマでスカスカだと言っていた。
そんなに?
んじゃ試してみよう、ということで、キスは女性相手と私の中では相場が決まっているのだが、意を決してセンターキャップにブチューっとした状態で息を吹いても抜ける様子は無し。
なんだ、M川さん、大丈夫みたいだよと報告してから上記記事を読んで、自分でももう一度、コーン部分にまたまたブチューっとして息を吹いてみたらM川さんの言う通りやっぱりスカスカだった。
確かに光にかざすとこんな感じ。
こりゃ音も悪いわなあ。。
続いて、例の掲示板の書き込みを自分でも検証してみることにした。 600Hzの正弦波を入れて、PW80(Fostex)と比べてみたのだが。 左がPW80、右がDigiFi-No19(Olasonic)
・・絶句。 完全に検証できてしまった。
なるほど、言われるように耳障りな奇数次の高調波歪が結構なレベルです。3,5,7,9,11,13,15,17,19次まで読み取れる。「2号揃えてハイレゾ・スピーカーを作ろう!!」と表紙に書いてあるけど、それ以前の段階ですねこれ。
こんなものを掴ませて、DigiFiもOlasonicもどーなってんの!! てな文句の一つも言いたくなる。
そして、その時の音はどんなかというと、こんな感じであります。(LがFostex,RがOlasonic) 例えてみれば出来の悪いラジカセ以下 (最近ラジカセも聴いていないのに言い過ぎたかもしれないので撤回します)。
気を取り直して。例の掲示板でパイルさんは水性ゴム塗料のコーティングで劇的に改善していたのを見て、私もホームセンターへ行きましたが同じものは見当たらず。
えーい、どうせハイカットして高域はPT20を使うんだ、要は目止めできて軽くて安くて透明ならいいんだ! ということで、ごく普通の水性ウレタンニスを買って帰った。 これなら大抵のホームセンターに置いてあるし、スピーカー工作にも良く使う。
そして実行あるのみ。塗った後は表面にツヤが出た。
この時点で、600Hz正弦波を入れてみると。。見事に歪が消滅!
気をよくして、F特(軸上30cm)を測ってみた。少し、しゃくれが強くなったかな。コーティング剤の材質は良く選びましょう。
(測定環境がいつものECM8000マイク他を自宅に置いてきてしまったため、手元にあったZOOM H2nのUSBデバイス機能+MySpeakerでやったので、その辺の誤差もいつもよりかなり多く入ってます。)
そして、クリアミントのパッシブネットワーク(変型12db/Oct、3KHzクロス)を通してPT20とつなげると、こんな感じ。
PW80に合わせたチューニングのままだから全然ベストではないけど、だいぶ聴けるようになったズラ。 低域も本来の重低音まで出るようになった。やっぱり元々は本当にスカスカだったんだ。。
ファイバーって編み構造なんで、コーン状に成形しただけでは剛性が出ないから、普通はもっと密度を上げて編むかコーティングが必要なんじゃないでしょうか。
Olasonicさん、いくら雑誌付録といっても、最低限のコーティングくらいはした方が良いと思うよ。あと、ユニット型名も決めて欲しかったな。
以上、怒涛の休日を存分に楽しみました。
https://www.youtube.com/watch?v=d4NRGLJZ5l4
まず前置きです。
帰郷したての2?3日、仕事はお休み中です。m(. .)m
紆余曲折悩んだ挙句、AUDIO UNION千葉店で、買ってしまった。 中古D/Aコンバーター Accuphase DC-61 。
1996年発売で、当時の定価は300,000円 という、夢にまで見るAccuphaseの高級セパレート機であります。 それを昨日、中古で119,000円。 (昨年の9月に、新品AMP MARANTZ PM-14SA ver.2 を 清水の舞台から飛び降りる覚悟で135,000円で買ったばかり・・この連鎖反応は、相当イカンですなあ。 家内に相談しましたが、これ以降はもう当分だめです、との御達しが下されました。)
【背景】
現役で活躍中の我が家のCDプレーヤー、DENON DCD-1515AL、 1994年9月発売、 当時の定価66,000円。 普及機クラスの中では頑張っていた機種ですが、今となっては音の解像度や分離、透明感など、アンプや 3D-subakoのランクからするとだいぶ聴き劣りするものとなっていました。
更に、先週日曜日に行った、suisyuさん宅での関西オフ会で聞いたNorahJonesのCDの音が、3D-subakoでは出なかったという現実。 こんなはずでは・・ 方舟では鳴ってたのに・・ きっとCDプレーヤーと部屋の差が大きいのだ。。そうに違いない。
ここで新品のSACDプレーヤー(候補としては、定番の MARANZ SA-15S1など)に行ってしまうのも手ですが、 市場タイトル数の少ないSACDに頼るより、今持っているCDがもっと良い音で聞けるようにD/Aコンバーターを買ってはどうか? うまくすれば、以前の記事の ミュージックサーバー構想 にも使える、 一石二鳥なわけです。
【他の案】
今更、拡張性のない48KhzまでのD/Aコンバータを買った理由ですが。。 いやー、色々調べて悩みました。 世の中にはもっと高ビットレート対応で新品でも結構評判の良い物があります。 例えば、 Benchmark DAC-1とか。
パ ソコンからの接続を狙った場合、ピュアオーディオ用のDAコンバータだと、P/SDIFデジタル入力のジッターレベル(クロック誤差のようなもの)が± 50ppm以内でないとダメで、パソコンのUSBオーディオの±1000ppmクラスではだめだという記事も見たし、DAC-1に傾きかけたんですが。。 高ビットレートにアップコンバートして入れようなんて思ったら、それこそ50万円コースですのでとても踏み込めませんからねえ。
【試聴して】
自宅からCDプレーヤーを車に乗せて行きました、AUDIO UNION千葉店。 ここでCD-61を試聴したら、そんな悩みは吹っ飛びました。
まずはCDプレーヤー単独と、CDプレーヤー →(光) DC-61 との比較で聴きました。 スピーカーは、 DALIのIKON1でしたが、ホールトーンが余り聞こえないスピーカーでしたので、差がわからない。。
自宅でFE88ES-Rの自作SPで聴いている、と告げたら店の人が良く知っている人で、スピーカーを中高域がコアキシャルの PIONEER S-A77TB に変えてくれました。 値段はそこそこですが、中高域は割と聴きやすい音でした。 低音は主張が強くて好きになれませんでしたが。
そして聴いた、 Norah Jonesの 「Come Away With Me」 やBrianBronbergの「Chameleon」 いやー、その差は歴然としてました。 全ての音の分離が桁違い。 Norahの声のきつ いところの歪っぽさがなくなって、 Bronbergのベースとバスドラムがねちっと絡んでいたところが見事に分離しまして。 そこで思いました、 「これは3D-subakoで聴いたら、もっと差が出るゾ」と。
途中、単体ユニバーサルプレーヤー Luxman DU80 (定価 630,000円)に変えてもらって比較しましたが、だいぶ近いものがありますが、DCD-1515AL+DC-61のほうが解像度が高かったです。 心配もなくなり、購入決定。
【自宅で聴いて】
今までの音は、ずいぶん霞がかかっていたんだなあ、というほどの解像度・分解能で す。 試聴でイヤだった低域の主張はなくメロディーラインを邪魔せず、出て欲しいところでは深く響きます。 また、今までギターの低いほうやピアノとサッ クスの中音などで解像度が低かったので、 「これはsubako君のダクト放射の悪影響かナ」と思っていたのですが、これもすいぶん改善されました。
少々大げさかもしれませんが、ようやく音楽を聴いて感動できる音になってきたと思います。 それほど今回の投資は劇的な変化をもたらしてくれました。 やはり、音の入口はとても大事だった。(本当の入口はCDトランスポートだけど。)
今後は、床に転がしてある機器のセッティングと、部屋の改善をコツコツと、お金をあまりかけずにやってゆこうと思います。
【ミュージックサーバー】
冒頭で書いたように、ジッターレベルの関係でできないと思っていた、PCの USBサウンドアダプタ -> 光 -> DC-61 でのDA変換が、できることがわかりました。
音はレンジも狭くそれなりなんですが、やはりサウンドアダプタ内部でデジタルパススルーになっていないせいかもしれません。 でもこれで一応、ミュージックサーバー構想に一歩踏み込むことができました。 (祝)
07年ステレオ誌スピーカーコンテスト、先ほど終了しました。私、Twisterでまさかの敢闘賞をいただきました。音はかなわなかったけど。笑 (当初、「努力賞」とのことでしたが、後日発売されたstereo誌8月号には「敢闘賞」となってましたので修正。。)
**当日追記
今回は、10名中のトップバッターでした。 (汗)
昨年の反省から、事前に言葉を十分に準備していきました。 「積層SPの会」十分にアピールできました。 「集まれ塩ビ管SP」 や 「オヤさんのサイト」 も(僭越ながら、さらっと)アピールしておきました?。
今朝出張先の福岡から羽田に飛んで帰ってきて、アキバに寄ってから会場に13時前頃に着くと、昨年の顔ぶれが3名ほど、既に待機しておられました。 そんな中、準備不足を補うために恥を忍んでTwisterの底面にガタツキ防止に鉛テープを貼りつけ。
今年の音源は、昨年と同じナレーションと、クラリネット、ジャズ、ボーカル、クラシックという構成でした。 Twisterにとっては難しいものばかり(^^;;
実は、説明ばかりに気を取られて、スピーカーの間隔が広くなりすぎていたのに気づきませんでした。 元々Twisterはあまり間隔を広げて聴くSPではなく、狭めにするか内側を向けるべきだったのに・・ 音だしを終えてから石田審査員長にご指摘されるまで、すっかり忘れていました。 自業自得・・
そんなわけで、いや元々の実力もなくて、でも32枚のくりぬき積層の努力(だけ?)と測定シミュレーションが評価されて、努力賞なるものをいただきました。 昨年の新人賞も例年になかった賞だし、今年の努力賞も。。?? なんだか私のために賞を作っていただいているようで??、恐縮です。
グランプリ・準グランプリに輝いた方々の作品は、すばらしい音と仕上がりでした。 けれども今年は混戦だったようで、ずいぶん審査に時間がかかってましたね。
ところで、昨年は少々貧弱と感じた商品ですが、 今年は編集社ビルで開催だったこともあり、「在庫一掃処分市」が開催されました。 受賞した人が1点ずつ選んだあと、参加者全員が、袋に穴が開くほど大量のケーブル・ユニットなどの試作品・試供品などを持ち帰りました。 なんだか今年の本選参加者は得をしましたねー。
今年の商品が来年も出るなら、また頑張ってみようかと思ってしまう、ゲンキンな私でした。
また、今年は方舟ではなく神楽坂の音楽之友社の試聴室での開催でしたが、、結構素直な特性と感じました。
# 応援してくださった方々、どうもありがとうございました。
*** 翌日追記
いやしかし、怒涛のような2週間。。
北九州出張中の真ん中の金曜夜に1次審査通過連絡で、
土曜日朝一フライトで帰ってきて梱包して荷出し、
日曜日は朝一の高速バスでソフトテニス杉並クラブ戦、
14時半から飲み会で夜のフライトで福岡?北九州
月曜は仕事の大山。
水曜日の夜にはソフト要因で機械をぶつけて気持ちも凹み
(幸いすぐに復旧したからよかった)
そして昨日、朝のフライトで東京に飛んできてそのまま本選参加。
こんな2週間はなかなかないぞ。
小心者なのにドキドキすることがありすぎ。。あー疲れたー。
今日は家族とのんびり過ごそう。
***更に追記
当日、参加者の鳴らし比べのあと、例年のように浅生さんと石田さんのスピーカーを聴かせていただけました。
浅生さんのは、7月号の内容からユニットを往年のBC-10に変更して、ネットワークも再チューニングしてのもので、なんと最前列で聴けました。 解像度の良い音でした。
石田さんの作品は7月号のそのままで、無指向性スピーカーでした。
こちらもなんと、石田さんがぜひどうぞとおっしゃるので、石田さんの席(最全席中央)で聴かせていただいました。幸せのひととき。
ユニット上部に拡散用の円錐が付けられ、上方には音が行きません。
塩ビ管の皆さんのそれを聴いてきたときに感じていた高域不足がなく、音の明瞭さという意味でもしっかりしており、なるほどと感じました。
確かLEED社から出ている無指向性SPも、この方式でしたね。 あちらは更に平面ユニットを使っているのがミソみたいですけど。